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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/11/02
- 出版社: 三元社
- サイズ:19cm/141p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-88303-411-6
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商品説明
近代ドイツの哲学者ヘーゲルの「法の哲学」の概説書。「法の哲学」が書かれた時代背景を展望し、その成り立ちを論述するとともに、同書を、哲学としての国家論を展開する際の導き手として論じる。後代への影響についても考察。【「TRC MARC」の商品解説】
ヘーゲルは、『法の哲学』の主題を「自由」であると語っている。
国家、社会を哲学の立場から論ずるということは、国家、社会、そして文化一般を、人間とはいかなるものか、とりわけ人間の考える能力というものはどのようなものかという所にまで引きつけて検討することである。本書は、四角四面に構えて、国家、社会を論ずるということを逸脱した、読者の微苦笑を誘うような「人間通」ヘーゲルという側面を表面に取り出しつつ、難解きわめるヘーゲル『法の哲学』をときほぐし、その全体像を分かり易く解説し、本棚の奥で埃のなかに埋もれさせておくには余りにも惜しいと言うべき、豊穣かつ新鮮な知を提示する。【商品解説】
目次
- 第1部 近代国家の現実と哲学―ヘーゲル『法の哲学』を手引きとして
- Ⅰ. なぜ、今、ヘーゲル『法の哲学』か
- A. 国家哲学
- 【人文科学としての哲学的国家論】/【modern(モダーン)とは?】
- B. 生哲学としての『法の哲学』
- C. 法と自由
- 【ヘーゲルは自由の味方? 自由の敵?】
- Ⅱ. 『法の哲学』の基本
- Ⅲ. 自然法と実定法
- A. 自然法思想
著者紹介
佐藤 康邦
- 略歴
- 〈佐藤康邦〉1944年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。放送大学客員教授。博士(文学)。「カント『判断力批判』と現代」で第18回和辻哲郎文化賞受賞。
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