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紙の本
証言零戦 生存率二割の戦場を生き抜いた男たち (講談社+α文庫)
著者 神立尚紀 (著)
1940年に初陣を飾った零戦。この奇跡のように強く美しい戦闘機を駆り、最前線で命を懸け続けた搭乗員たちは、戦場で何を思い、激変する戦後をどう生きたのか。零戦搭乗員たちの戦...
証言零戦 生存率二割の戦場を生き抜いた男たち (講談社+α文庫)
証言 零戦 生存率二割の戦場を生き抜いた男たち
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商品説明
1940年に初陣を飾った零戦。この奇跡のように強く美しい戦闘機を駆り、最前線で命を懸け続けた搭乗員たちは、戦場で何を思い、激変する戦後をどう生きたのか。零戦搭乗員たちの戦中・戦後を、当事者の証言をもとに伝える。〔「ゼロファイター列伝」(2015年刊)の改題,一部加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
1941年12月8日、真珠湾攻撃に参加し、1945年8月18日の日本海軍最後の空戦まで戦い抜いた歴戦の搭乗員は、その日、まだ25歳だった。戦死率8割という消耗戦を生き残った若者たちは、あの戦いの最中に何を思い、戦後の混乱のなかでどのように生き抜いていったのか。150人以上の搭乗員たちにインタビューしたジャーナリストによる、平成の若者の祖父たちの激闘と苦闘の記録である。
ベストセラー『永遠の0』の参考文献筆頭に上げられている、神立尚紀氏の『零戦 最後の証言』が刊行されてから15年。戦中、命を懸けて戦い、多くの戦友を失い、多くが自らの傷を負った零戦搭乗員たちは、戦後の価値観の転換に戸惑い、固く口を閉ざしていた。その彼らに真摯に向き合い、閉ざされた心を開いていった神立氏が集めた貴重な証言を元に、波乱の時代を生きた男たちの人生を描く決定版。日中戦争初期、零戦初空戦で敵機を撃墜した名パイロットから、真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦を戦い抜き、終戦の日当日まで米軍爆撃機の迎撃に向かった者まで、零戦搭乗員として、あの過酷な戦争を戦い抜き、徒手空拳から戦後の混乱を生き抜いた、平成の若者の祖父たちの激闘と苦闘の記録である。【商品解説】
目次
- 第一章 三上一禮
- 「零戦初空戦」で撃墜した宿敵との奇跡の再会
- 第二章 田中國義
- 「日本海軍一」と言われた、叩き上げ搭乗員のプライド
- 第三章 原田要
- 幼児教育に後半生を捧げたゼロファイター
- 第四章 日高盛康
- 「独断専行」と指揮官の苦衷
- 第五章 小町定
- 真珠湾から海軍最後の空戦まで、大戦全期間を戦い抜く
著者紹介
神立尚紀
- 略歴
- 1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。1986年より講談社「FRIDAY」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ等の取材に従事する。1997年からフリーランスに。1995年、日本の大空を零戦が飛ぶというイベントの取材をきっかけに、零戦搭乗員150人以上、家族等関係者500人以上の貴重な証言を記録している。著書に『零戦 搭乗員たちが見つめた太平洋戦争』(講談社・共著)、『祖父たちの零戦』(講談社文庫)、『零戦の20世紀』(スコラ)、『零戦 最後の証言1/2』『撮るライカ1/2』『零戦隊長 二〇四空飛行隊長宮野善治郎の生涯』(いずれも光人社)、『戦士の肖像』(文春文庫)、『特攻の真意 大西瀧治郎 和平へのメッセージ』(文藝春秋)などがある。NPO法人「零戦の会」会長。
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ゼロ戦搭乗員の貴重な証言
2017/05/28 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゼロ戦搭乗員の証言をまとめた神立氏によるノンフィクション。昨年2016年は日本が真珠湾攻撃を実行して75年目の節目でした。この年、その真珠湾攻撃に参加した唯一存命でおられたゼロ戦搭乗員の方がお亡くなりになり、もはや直接の体験として我々の世代がお話を聞くことはできなくなりました。著者の神立氏は、次々と天命を全うされ亡くなられてゆく搭乗員の方の証言を少しでも残そうと取材を重ね、何冊もの著作を残されています。悲惨な戦争体験を直接聞くことが次第に困難になって来る今の時代にこそ、このような著書を通じて戦争がどのようなものなのかを知ることが必要ではないかと思います。ゼロ戦搭乗員を美化することもなく、等身大の証言そのままに残そうとする著者の姿勢には共感できます。ちょっときな臭い昨今の情勢だからこそ、耳を傾けるべき体験ではないかと思います。