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地元の二子玉川のバーを舞台にした、短編小説集
お酒を飲んでいたときは、こういう地元のバーの常連に
なるというようなことにあこがれがありましたが。
今のように断酒をしていると、特にそういう感覚はなくなりました。
いまでもお酒飲めたらいいなあと思うときが少しありますが。
二子玉川の町、多摩川はとてもいい場所です。
それぞれの季節、時間、どれも絵になる気持ちのいい場所
がいっぱいあります。
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優しいマスターと沖縄出身の若いバーテンダーが迎えてくれる「バー・リバーサイド」。
常連さんの寂しさや悩み等も美味しいお酒で癒してくれる。
こんなバーが近くにあったらなぁーと思わずにはいられない!
そして、美味しいお酒が飲みたくなる!
2017.12.5
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お酒と人間の織りなす物語。バーでお酒が飲みたくなります笑
なんの接点もなさそうな人たちが、二子玉川のバーに集い、お酒を起点としてつながりが生まれていきます。各人もそれぞれの人生を生きていく中で、それぞれお酒と向き合って、別の人の人生にも耳を傾けて・・・
心温まる物語でした。人間社会はみにくいところもあるけれど、愛で結ばれた美しいものもあるのだなと思わせてくれる、素敵な小説です。
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バーという空間集まる人たちが織りなす、小洒落た人間模様や複雑な過去が、いろんな酒やカクテルを通して語られる小粋な話……と、途中までは思ってたのですが、最終章を読んで印象がかなり変わりました。
変な推察ですが……このバーはあの世とこの世の間にある、って話だったり?
最終章を読んでそう思いました。多摩川の多摩を「魂」と呼んだり、森さんと井上さんが「妻が待っている」と言って席を立つシーンは今から彼岸に渡る暗喩なのかなー、なんて。
「あの世とこの世を結び合わせている」という言い回しや、店への階段数が13だったり(反面、バーカウンターの席数が7というのも狙っている感じが…)など、いろんなエピソードに生と死に関わるワードが多すぎ。そもそも多摩川と野川の中州にあるバーという設定が、彼岸と此岸の狭間とも受け取れる訳で…
そんな風に考えると、急にスピリチュアルなお話のように思えてきて、そして実際に最終章はそんな雲を掴むようなお話だったりしたので、そんな風に思ってしまいました。この妄想が正しいのかどうかが分からなくて、とてもモヤモヤした読後感。もう飲まずにはいられませんwww
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美味しいお酒をゆっくり味わいたくなるようなお話。
登場人物のキャラクターがあまりぴんと浮かび上がってこなかったり、エピソードが説明的であったりする一方、お酒の描写はとても美しくて、さすがサントリー宣伝部なだけあるなぁ、と。
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二子玉にある小さなバー。2人のバーテンダーと、おきゃくさん。この不思議な空間と、人と人、客とバーテンダーが織りなすドラマを、優しい文体で綴っていく。特に、バーテンダーをやっている人ならわかる、そのバーに立つ緊張感や、オフの時の抜けた感じ。ジンとかウィスキーとか、同じ量を注いで、軽くステアする。
「軽くステアする」なんともこの言葉が心に引っかかる。エピソードは、編集の仕事をしている人が、悩み、人生と向き合っている様を、バーでの小話として披露していく。バーテンダーとの会話から、ゆっくりと、お酒のように熟成し、そして消えていく。バーとはそういう場所だ。うまく、ストーリーに乗せていると思う。目玉のおやじのように、隣で冷静に見る視点が大切だとか。なんだか、身近で、面白いエビソードが多く挿入されている。うどん屋さんは、実在しているお店をモチーフに。
ショートを紡ぐ形で、登場人物が最後の章で出会う。そしてペペロンチーノを作る。なんとも村上春樹的。
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多摩川沿いにあるバー・リバーサイド。そこを訪れるお客さんと初老のバーのマスター、沖縄出身の若いバーテンダーの琉平とのやりとりがじんわり面白い。人生のそれぞれのステージでそれぞれ悩みがあり、ここに来たからって解決されるわけではないけれど、ちょっと身が軽くなったり、きっかけをつかめたり。それぞれに出されるお酒、お酒に合わせたおつまみが美味しそうで。お酒は飲めないけれど、チェダーチーズにギネスを混ぜ込んだポーターチーズやギネスで煮込んだシチュー、シンプルなペペロンチーノなどどれも食べてみたい。ホントにあったらいいのに。でも、あってもウーロン茶は頼み辛いお店だからな・・・。ノンアルコールカクテル作ってくれるかな。
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大阪に生まれ、京都の大学に通い、サントリーの宣伝部に勤務していたという著者。それがなぜに二子玉川の、しかも沖縄出身のバーテンダーがいるバーの小説を書くのだと思ったら、日本全国を巡る酒や食材のノンフィクションも多数お書きになっている様子。
多摩川沿いの一軒家のバーはきっと素敵。ふらりと訪れて、店主や常連客の薀蓄に耳を傾け、気持ちよく、しかしかなり酔っぱらう。翌朝起きたら昨晩の話をあまり思い出せない、本作もそんな印象。飲みながら読んだら今日は中身をほとんど忘れています(^^;。所要(=滞在)時間は約2時間かと。
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二子玉に有るバーの話。謎解きでもなくなんでもない話だか楽しめる。 2017.11.28
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舞台は二子玉川にあるバー リバーサイド。
常連さん達が代わる代わる登場しマスターとバーテンダーが作る美味しいお酒を飲みながらの話は尽きることが無いようだ。
小難しい話もなくするする読めちゃう系。バー経験は少ないが思いのほかバーテンダーさんもマスターもよくしゃべる。笑
カフェでも良いんじゃないかと思うぐらい。折角のバーなのでもっとお酒を作るところを読ませて欲しかったなぁ。
とは言えたまには手のかかったお酒を飲みたくなった。
ペペロンチーノも美味しそう。
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短編集、2話/5話で挫折。
1話目のうどん修行のくだりがもう適当に書きすぎだろうと不信感あり、お酒のウンチクもイメージだけで適当に書いてんじゃないかと思ったら読むのが辛くなった。
それでも、1話目が合わないだけかもと思って頑張って2話目も読んだけど、やっぱり合わなかった。
---(引用始)-----------------------------
手打ち修行がはじまった途端、レベルの違いにショックを受けた。
いままで自分の作っていたうどんは、素人に毛の生えた程度だった。
うどんの生地を空中でピザみたいにグルグル回しながら、それをつかみ取っては、手で打っていく ーそんな技も初めて知った。
---(引用終)-----------------------------
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先日読んだバー堂島のシリーズ一作目。この本は二子玉川が舞台。自分も以前は多摩川沿いに住んでいたので、すごく親近感を感じる。ひっそりと佇むバーを舞台とした短編集。個人的には、話が少し作りすぎな感があって、登場人物たちに寄り添い過ぎているような、正直に言うと少し鼻に付く感じがするものの、お酒を呑みながらの雰囲気はやっぱり楽しい。軽い一作なので、お正月のお酒疲れの三が日明けにちょうど良い読み物。シリーズはあと二作。バー堂島にどのように繋がるのか楽しみ。
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2017年9月29日
ニッポン放送のラジオ番組
『上白石萌音 good-night letter』
で推薦談を残しています。
https://news.1242.com/article/126807
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二子玉川の川沿いに佇むバーを題材に、訪れる常連さんに焦点を当てて描く短編オムニバス。
訪れる人々の話を聞くのは60過ぎの落ち着いた禿頭のマスター、30過ぎの沖縄出身のバーテンダーの2人。
「こんなバーがあったらいいな」という理想を詰め込んだような話でした。
カクテルと、それに合わせてさっと出されるおつまみが美味しそうで目に浮かびます。
ダーティー・マティーニの話が好きでした。
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バーに集う人達の人生とアルコールが描かれ、『Bar追分』に似ているが、料理よりも酒が主役。お手軽に読めます。