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家は買ったときが最高値
2017/01/30 18:49
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よいこら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケアマネージャーです。所謂ニュータウンの団地に行くとまさしくこの本の通りの状況です。
住宅購入の際はバスではなく電車の駅から徒歩圏内は死守すべきと思います。
加齢以外でも病気や怪我等で運転不能になることもあり、自家用車があるから大丈夫、と言い切れないと思っています。
マンションも共営費や積み立てなど毎月お金がかかりますが、一軒家も庭の手入れや塀の修繕などお金がかかりますね。
読み終えた結論は「ほどよい都会が一番」でした。
やはり駅近ははずせません。
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確かに……
2021/11/18 23:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて、あー、あの町もそう、ここもそんな感じ……と思い当たる場所がたくさん……。でも、駅に徒歩圏内は、値下がりは少ないか、あまり下がってないか……。自分も、家を買うならば絶対、徒歩圏内と決めました
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転換期
2021/03/20 09:54
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には、現代社会の家に関する問題が書かれてある。
また、現代社会の問題も書かれてある。
刻々と変わっていく現代社会の状況に驚くことだろう。
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家の作りを重視する本が多い中、この本では「地域」を焦点に記載されている点が面白い。また、時間経過に伴う家の存在意義についても書かれており、自分の理想の「家」とはどのようなものか、を考えるきっかけとして大変有意義であると思う。
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リバースモーゲージでも資産価値が下がると当事者の死後、相続人がローンを引き継ぐことがあるというのは知らなかった。また、毎年、資産評価を行うことも。
これからは「負」動産にならないように気をつけねば。
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ぼくはあと3年で定年。そのあと研究室を確保するためにアパートを借りようかと思っているが、友人で退職した人がアパートを買ったと聞くと、そういう方法もあるのかと思ってマンションの広告が出れば色気がでてしまう。しかし、妻からは買ったあとどうするのか、売れればいいが、売れなければよけいやっかいだと迫られる。そんなときにふと目にしたのが本書。本書はかつてみんなのあこがれだった一戸建てが今では逆に子どもたちのお荷物になっていること、かつてのニュータウンがオールドタウンになっていることをはじめ、家が決して財産にならず、逆に相続などでお荷物になることを指摘する。合わせて、家を手に入れるには家だけでなく、その住環境、つまり街をも見なくてはいけないと言う。つまり、家を買うにしても、家だけ見ていてはだめなのである。著者の友人には生涯借家という人もいるし、自分は借家でマンションは利殖のために買って貸すという人もいる。家をもてば万歳の時代はもう終わりをつげようとしているのである。
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題名は直接は郊外の新興住宅地のことで、これは事前に調べていたので「やっぱり」としか思わなかったが、著者はもっと長い目広い視野で「同じ論理でタワーマンションも買ってはいけない」という。これは鋭い指摘だった。
その論理とは、街に新陳代謝があるのか、ということ。郊外の新興住宅地の問題は、同じ時代に同じ年代の人がいっせいに更地にして住宅を建築したことで住人が同時に一様に年をとってしまうことにある。土地も二世帯住宅(三世代居住)できるほど広くなく、区画の分譲も空きなく売り切るため次の世代が住む余地がない。そういう物理的な制約に加えて、心理的にも住み続けたいと思わせるような絆はない。お父さんは都心部の職場へと往復するだけの何十年間。子供は習い事や学習塾、都心の私立校へ電車通学、友人とはネットでつながりとなれば、育った街に戻りたい理由はない。なので子世代は都心のタワーマンションを買う。
ところが、20年後30年後には、今のニュータウンと同じことがタワーマンションで起きるようになる。タワーマンションはニュータウンが横に広がったところを上に伸ばしただけで、同じ世代が同じ時期にいっせいに入居して同様に年をとっていく、三世代住居にならず街として成り立たない点が同じだから。
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賃貸暮らしの私が家に対して思っていたことが結構書かれていた。
持ち家なんて負債になってばかりじゃんという思いがより強まったw
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こんな街に「家」を買ってはいけない
はじめに――子供の声が消えた首都圏郊外住宅地
ということで始まるこの本ですが、要は、戦後の高度成長経済時代、都会で住宅が不足し、社会全体の価値観として、とにかく我が家を所有したいという一心で、自分自身が置かれている時代の一瞬を切り取り、買ってしまった「財産としての家」が、数十年の年月を経て、不良資産と化してしまっている。
そのような事態になってしまった日本の戦後の歴史、そして過去、現在、未来のデータ分析予想、今後日本社会が課題解決に向けての処方箋が書かれた本でした。
内容は
第1章 住宅街が崩壊する日
第2章 全国に2000もあるニュータウンという厄介者
第3章 戸建ての維持に悲鳴を上げる人たち
第4章 人気が上昇し続ける住宅地の条件とは
第5章 相続が「負の財産」になるとき
第6章 戸建て住宅街に将来性はあるのか
第7章 戸建て住宅街からの脱出法
第8章 住宅を賢く買うには
第9章 不動産に対する考え方を変えるとき
おわりに――マイホームという蜃気楼
今後、我々が考え方として持っておかなければならないこと、「不動産が財産である、という幻想」「不動産はバランスシートの考え方で所有」「本当に必要なのは人生の舞台としての不動産」ということ。
それと、私がこの頃つくづく思っていることですが、物件を市場化する場合、売りたい人と買いたい人を丁寧につなぐビジネスモデルがいいと思っています。
結局、両者の間に存在する「情報の非対称性」を解消するため、物件情報をあらゆる角度で分析・評価する「知見」を公共化する、そのため、その分野を構築するについては税金が投入されてもいいのではないかと思います。
とにかく、社会的な課題解決に向け、日本社会が培ってきた「知見の総合化」、そして、新たに発生した「市場」は丁寧なプロセスが構築されている。
このことの社会的システムが構築されていけば、そのノウハウは、どういう分野でも適応可能ではないかというのが私が現在到達している知的限界であります(笑)。
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新年(2017)早々読み終わった本です。昨年末に2040年にはあらゆるビジネスモデルが終焉する、という衝撃的な本を読みました。その本の著者が、不動産に関する本を書いていることがわかり、取り寄せて読んでみたのが経緯です。
数年前に読んだ本がきっかけで「なぜ、以前すごい価格で売り出されていたスキーリゾートのマンションが、10万円で売られているか」のカラクリが分かりました。結局は、ババを把まされるということでした。トランプのババ抜きと同じで、誰かにババを渡さない限りゲームに負けてしまう(不動産的にいえば、永遠に維持費を払い続けることになる)のです。
この本も趣旨としては同じようなアドバイスがなされています。しかし、少し厄介なのは、その不動産が相続するものであったり、自分が苦労してローンを組んでやっと手にしたものであることです。かつて住んで懐かしい思い出が詰まっている住居を、不良資産・不良債権とは思いたくないですよね。しかし、そのような感傷的なことはさておき、具体的に問題を先送りしておくとどうなるのか、新法(空き家特措法、2015.5)施行により、どのような影響が及ぶのか。現在払っている固定資産税にはどのような特典(本来の6分の1へ軽減)があるのか、知っておくべきことが満載でした。
以下は気になったポイントです。
・空き家が増加する背景として、1)戦後一貫して増加し続けてきた人口が2008年を境に減少、毎年20万人減少しているにも拘らず、毎年100万戸が着工している、2)人口構成の極端な高齢化、3)ライフスタイルの変化(p20)
・郊外の高級住宅地の人気が凋落した理由は、都心部で高級仕様のマンションが数多く誕生したから(p25)
・1996年頃を境に、専業主婦世帯と共働き世帯は逆転している、91年くらいでほぼ同じになり、2000年を超えたあたりから差が激しくなった。2015年現在では、1114万世帯vs687万世帯(p34)
・1997年に大都市法の改正が行われて、容積率の緩和、計算方法の変更、日影規制の緩和により、マンションを大量に供給可能となった(p56)
・木造住宅は、しばらく人が居住していないと、建物の劣化スピードが早まる。(p74)
・2014年8月に広島で発生した大規模土砂災害は、新興住宅地で広島市内に通勤するベットタウンとして発展してきた、1960年代後半から開発された(p85)
・ニュータウンは都市郊外部に面的に拡大してきたが、今は超高層マンションのように、立体的に伸びるニュータウンとなっている(p90)
・買ってはいけない新興住宅地として、1)東京までの通勤時間1時間超、2)1970-80年代に開発、3)駅からバス、4)住宅地内の傾斜がきつい、5)近隣に観光地なし、6)地域内に産業がない(p92)
・不動産価格の高騰を享受できたのは、戦中世代から団塊世代まで、1950-60年代の人たちが割りを食っている(p98)
・タワーマンションは、新築時は、修繕費は安かったが、25年も経過すると何倍にも増額、さらに修繕に対して追加負担(p101)
・今は、孤独死や自殺があったら、重要事項説明書で告知が必要(p102)
・賃貸する場合のポイントは、毎日必ず使う水回りの「清潔度アップ」である(p142)
・不動産屋のチラシで、古屋ありといった表示は、たいていの場合、築20年以上の家屋があり、買い手側で取り除いてくれといった意味(p196)
・家賃を払うとは、費用として捨てているのではなく、「効用を得るためのもの」である(p206)
・コモディティになると、価値は急速に下落する、郊外戸建て住宅地の不動産価格が下落しているのは、当たり前の商品になってしまったから(p209)
・自宅が財産かどうかは、住んでいる間の家族の効用、そして最後に売却した場合の売却益がどの程度のものになるかで判断される(p213)
・4000万円を20年の元利均等返済、金利1.5%、返済額は毎月19万円、年間で231万円、効用が20年続くかという判断となる。(p214)
2017年1月3日作成
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「家」を買うということへの価値観の崩れる一冊。確かにその通りだと感じる点は多い。
街の「新陳代謝」。家は「地域」全体をみて買うのが正しい選択。地域全体で魅力づくりをしていくのが不動産価値の維持・向上につながる。というのは納得。
住宅は「財産」ではないという考え方の転換。これからの未来を、この視点で考え直すことは必要。過去の価値観にとらわれず、どのようなライフスタイルで生きたいのかということを考え直さねばならない。
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一言で言うと「駅から遠い不便なところに家を買ってはいけない」ということ。
まぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが。
今の私たちには、昔の人たちがなぜそんなに家を買いたがったのか、その気持ちがわかりませんが時代が時代だったのでしょう。
自分の家や親の家のしまい方について考えさせられました。
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これから家を買う人を対象にしているかのようなタイトルですが、どっちかって言うと、バブル期に通勤圏ぎりぎりのバスでしか行けないような新興住宅地に家を買った人に「終活」の方法を提示している本、という印象でした。
だって、別にこの本を読まなくても、これから家を買う人は、ここでやり玉に挙げられているような場所に家を買ったりしないと思う。だからこそ「売れない」んだし。
でも、ほんとに読むべき層(家の処分について考えるべき層)はこのタイトルの本を読むかな?と疑問に思いました。
実家を思い浮かべて、この著者が述べているケースに当てはまる人は、親御さんにプレゼントするのもいいかも。
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①東京までの通勤時間が1時間を超える
②1970年代から80年代にかけて開発された
③駅からバス便である
④丘陵地などにあり、住宅地内の傾斜がきつい
⑤近隣に観光地など人の集まる場所がない
⑥地域内にめぼしい産業がない
これらが、タイトルに対する答えである。今からこんな土地に家を買う人は少なそうだから、「こんな街に「家」を買ってはいけなかった」が正しいかも(ちなみに義実家はほぼすべて当てはまる…)。
今は住宅をじっくり選別し、自信が本当に気に入った住宅を選択する時代。持ち家が絶対ではない。「みんなと同じように行動する」という行動様式からの脱却や、国の住宅購入推進に踊らされないことが大切。
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近未来の日本を予測する牧野友弘さんの一冊ですが、住宅問題をえぐっている割には都心部での賃貸を勧めるのでは、もうけたがりのセレブだけしか得にならないと言っているのと同じだけに、ガッカリです。
やはり、どれだけ精確な分析ができても、そこからめざすべき方向がどちらを向いているのかが肝要です。