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商品説明
北斎、広重から国宝の絵巻まで、見るだけでも十分楽しめるけれど、添えられた文(くずし字)が読めたらもっと面白くなる! 浮世絵、春画、妖怪本などを楽しみながら、くずし字が身に付く入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
浮世絵、絵巻、名所図会、妖怪本などなど、見るだけでも十分に楽しめるが、添えた一文が読めたらグンと面白くなること請け合い! 大衆に向けた作の文字ならきっと読み易いはず。なかでも「遊び心のあるもの」や「絵が読みを助けてくれるもの」ならなおさら。
江戸時代の子供がテキストに使った「世帯道具尽し」、弥次喜多のパロデイ、オノマトペ満載の北斎の「蛸と海女」……。広く親しまれてきた作を取り上げ、著者独特の骨書きをたどって学ぶ。何度も眺めては繰り返す、展開の面白さに惹かれて読み進むうちにくずし字が身につきます。【商品解説】
目次
- はじめに
- この本の使い方
- Part 1 遊び心を読み解こう (国芳「みかけはこわいがとんだいい人だ」「人をばかにした人だ」、北斎「文字絵の小町」、藤本鉄石「文字絵の手紙」など)
- Part 2 春画のささやきを聞く (北斎「蛸と海女」、春信「炬燵のふたり」、豆判「縁側で」など)
- Part 3 元祖アニメ 絵巻が面白い (「病草紙 痔瘻の男」、「九相詩絵巻」、「百椿図」など)
- Part 4 江戸の暮らしが見えてくる (広重「魚尽し」、国芳「童の手習い」、春英「妖怪の雛祭り」など)
- Part 5 飾りの文字も読みたい (光悦・宗達「鶴下絵和歌巻」、「文字模様小袖」、「蒔絵源氏物語小箪笥など」)
- 巻末「くずし字バイブル・これだけ字典」
著者紹介
角田恵理子
- 略歴
- 〈角田恵理子〉東京都出身。東京教育大学教育学部芸術学科書専攻卒業。書家・書道史家。游墨会主宰。著書に「茶掛を読む」など。
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紙の本
くずし字を読みたくて
2017/01/31 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる「変体仮名」と呼ばれるものを、老舗の看板などで見かけたりするのですが、店の名前を知らないと読めないものが少なくなく、何とかして知りたいな、と思っているところに、本書と出会いました。読物としても楽しい構成になっています。