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商品説明
港湾都市トリエステ。帝国の栄光と繁栄が消え残る20世紀初頭、ここに詩人サーバ、作家ジョイスとズヴェーヴォがいた−。彼らの作ったかもしれない三角形を求めて「本でできた町」をさまよい歩く、マニアックな文学紀行。【「TRC MARC」の商品解説】
アドリア海に面した港湾都市トリエステ。この町の名は、須賀敦子の本を通してよく知られている。オーストリア=ハンガリー帝国支配下、過ぎし日の栄光と繁栄が消え残る20世紀初頭、ここに三人の詩人と小説家がいた。
「イタロ・ズヴェーヴォ、ジェイムズ・ジョイス、ウンベルト・サーバ……私がトリエステに到着した時点では、もちろん、彼らが亡くなってからずいぶんたっていた。リテラリー・トリエステ。そのテーマで私は本を書くつもりだった。ヴィジョンを喚起する力があったなら、私には本でできた町が見えていたことだろう。『老年』『トリエステとひとりの女』『ジアコモ・ジョイス』『ポームズ・ペニーチ』『ゼーノの意識』、そして、これらの本に関する本。私はまだ読んだことがなかったが、奇妙な名前をもった作家たちの本。ベンコ、ズラタペル、バズレン、ミヒェルシュテッテル、ジョッティ、ストゥパリヒ、マリン……。ようするに本書は、亡霊の町について亡霊が語ったゴースト・ストーリーである。それは、ほとんど本を通じて知ったにすぎない過去を思い出しながら、温かな暮らしが流れてゆく姿を見る物語。そのムードは、めまぐるしく姿を変える幻影のよう。ただし、マ・ノン・トロッポ。ほどほどに」(本文より)
歴史・言語・芸術の枠をこえ、ミステリーの雰囲気とマニアックな学識をただよわせる、文学紀行の名品。【商品解説】
アドリア海に面した町トリエステ。往時の栄光と繁栄が消えのこる20世紀初頭、ここに在住した三人の詩人・小説
家の痕跡をたずねて、大学教授の「私」は港湾都市の通りをさまよい歩く。すっかり変貌した今日のトリエステにいったい何があるのか? 歴史・言語・芸術の枠を越え、オースターばりの謎めく雰囲気とマニアックな博識を漂わせる文学紀行の名品。イラスト多数。地図・人物略伝あり。【本の内容】
目次
- まえがき
- いくつかの重要な日付
- ミラマーレ
- 上へ
- 三つのトリエステ
- 地図製作の愉しみ
- トリエステの三人の殉教者
- 忠実に待つ
- タブロー・モール
- フェアヴューのぬかるみ
著者紹介
ジョーゼフ・ケアリー
- 略歴
- 〈ジョーゼフ・ケアリー〉1927年生まれ。コネティカット大学、英文学・比較文学の名誉教授。
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