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商品説明
ルベーグ積分の創始者が、数、和、積の定義に始まり、面積、体積を論じ、量一般および微分積分法にいたる基本を解説する。数学教育のあり方への提言として示唆に富む数学史上の古典的著作。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、数学と数学教育との接点における「量」の根本原理を、著者自身の教育経験にもとづいて明快に解説したものである。著者ルベーグは、ルベーグ積分の創始者としてはもとより、フーリエ級数論、ポテンシャル論などの分野でも輝かしい貢献をなしたことで著名な20世紀フランス最大の解析学者である。
長さ・面積・体積など量の概念を明確にするためには、まず量そのものと量を表わす数とを論理的に区別しなければならない。そのうえで、量を利用して数の概念を導入し、これをより一般の数へと拡張することが必要になる。
本書において、ルベーグは長さの測定に即して十進法にもとづく数の概念を導入し、「相等」、「和」、「積」などを定義しなおす。ついで、面積、体積、および曲線の長さ、曲面の面積を論じ、必然的に公理の組立てに向かわざるをえない理由を示す。こうした基盤のもとに量一般および微分積分法の基本をまとめる。
数学教育のあり方への提言として示唆に富む数学史上の古典的著作である。【商品解説】
本書は、数学と数学教育との接点における「量」の根本原理を、著者自身の教育経験にもとづいて明快に解説したものである。著者ルベーグは、ルベーグ積分の創始者としてはもとより、フーリエ級数論、ポテンシャル論などの分野でも輝かしい貢献をなしたことで著名な20世紀フランス最大の解析学者である。
長さ・面積・体積など量の概念を明確にするためには、まず量そのものと量を表わす数とを論理的に区別しなければならない。そのうえで、量を利用して数の概念を導入し、これをより一般の数へと拡張することが必要になる。
本書において、ルベーグは長さの測定に即して十進法にもとづく数の概念を導入し、「相等」、「和」、「積」などを定義しなおす。ついで、面積、体積、および曲線の長さ、曲面の面積を論じ、必然的に公理の組立てに向かわざるをえない理由を示す。こうした基盤のもとに量一般および微分積分法の基本をまとめる。
数学教育のあり方への提言として示唆に富む数学史上の古典的著作である。 【本の内容】
目次
- 序
- I 集団の比較.整数
- 1. 数えること
- 2. 算術は実験的科学である
- 3. 算術の応用について
- 4. 十進法を用いる教育学的理由
- 5. 続き
- 6. 形而上学を授業から引き離すこと
著者紹介
アンリ・ルベーグ
- 略歴
- 〈アンリ・ルベーグ〉1875〜1941年。フランスのボーヴェイ生まれ。高等師範学校に学ぶ。数学の教授資格を得る。理学博士。ポアティエ大学教授、パリ大学教授、コレージュ・ド・フランス数学教授等を務めた。
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