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商品説明
19世紀後半の中国と日本における西洋数学の受容の様相を比較することにより、その差異が生じた諸要因を探究し、近代の中日数学文化交流の歴史を再構築する。【「TRC MARC」の商品解説】
日本と中国は長い交流の歴史をもち、相互に大きな影響をもたらしてきた。本書は、明治=清末における数学界に目を向け、西洋学術の移入という共通の課題に直面した両国を比較的に論じる。
和算・中算といった伝統数学は如何なる近代化の道を歩んできたのか。国内の未公刊史料に加え、これまで見過ごされてきた中国の参考文献・史資料から当時の実態を探り、数学史の観点から両国交流の歴史を再構築する。橋本毅彦氏(東京大学)による序文を収録。武田時昌氏(京都大学)推薦。
【目次】
序文 (橋本毅彦)
序論 伝統数学から近代数学へ
第1部 清末中国の数学教育
第1章 西洋数学との出会い
第2章 洋務運動期の数学教育
第2部 近代日本の西洋数学
第3章 軍事教育施設と語学所
第4章 訓点版漢訳西洋数学書
第3部 学制公布と西洋数学の普及
第5章 学制による数学教育制度の確立
第6章 日本数学界の変遷
第7章 西洋化する日本の数学界
第4 部 清末における教育制度改革
第8章 日本をモデルとした教育改革
第9章 中国人留日学生の数学教育
第10章 中国における近代数学の発展
結論 中日数学の近代化が意味するもの
注/参考文献/引用文献一覧/引用図版一覧
索引(人名・書名)【商品解説】
目次
- 序論 伝統数学から近代数学へ
- 第1部 清末中国の数学教育
- 第1章 西洋数学との出会い
- 第1節 漢訳西洋数学書の成立
- 第2節 伝播と翻訳
- この章のまとめ
- 第2章 洋務運動期の数学教育
- 第1節 伝統教育
- 第2節 教会学校
- 第3節 新式学堂
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