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紙の本
活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること (ブルーバックス)
著者 遠田 晋次 (著)
日本列島には確認されているだけで2000以上の活断層が存在し、互いに複雑に影響しあっている。次の地震はいつ、どこで起きるのか? 活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究...
活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること (ブルーバックス)
活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること
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商品説明
日本列島には確認されているだけで2000以上の活断層が存在し、互いに複雑に影響しあっている。次の地震はいつ、どこで起きるのか? 活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究成果を豊富な図と写真でわかりやすく解説。【「TRC MARC」の商品解説】
熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか? 地震の連鎖は「活動期」に入ったからなのか? 日本列島に走る活断層の数はなんと2000以上、次の地震を引き起こす「火種」は今もどこかでくすぶりつづけている──。活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか? 今知りたい疑問に答えます。
熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか?
活断層の動きが活発化する「地震の活動期」に入ったのか?
日本列島に走る活断層の数は2000以上。
活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか?
今知りたい疑問に答えます。
地震とは、地殻内にたまった歪みが断層を通じて一瞬のうちに解放される現象です。日本列島には、確認されているだけで2000以上の活断層が存在し、互いに複雑に影響しあっています。ひとたび地震が起きれば、その歪みが別の活断層へと伝播し、新たな地震へと連鎖する構造になっているのです。今もどこかで次の地震を引き起こす「火種」はくすぶりつづけている──これが私たちが住む日本列島なのです。次の地震はいつ、どこで起きるのか? 活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究成果を豊富な図と写真でわかりやすく解説します。
これからも容赦なく大地震は起こり続けます。建物は強くできても、地震を制御できるわけではありません。過密化した都市直下での内陸地震は、まだ阪神・淡路大震災以降経験していません。今後想定もしていない被害がもたらされる可能性があります。私の行ってきた活断層研究が地震の予測や防災・減災にすぐに役立つとは考えていませんが、地学現象のひとつとしての活断層を理解していただくことが、防災・減災にも遠回しに繋がるのではないかと考えています。(あとがきより)【商品解説】
日本列島には存在する活断層はなんと2000ヵ所以上。活動期に入ったもといわれる今、活断層地震のメカニズムはここまでわかった!【本の内容】
目次
- プロローグ 熊本地震
- 第1章 日本を襲う2種類の地震
- 第2章 地震と断層
- 第3章 活断層はどこまで解明されたか
- 第4章 内陸地震を予測する
- 第5章 内陸地震のハザード評価
- 第6章 平成28年熊本地震はどのような地震だったのか
- 第7章 地震は連鎖する──活断層地震の「火種」とは
- 第8章 直下型地震に備える
著者紹介
遠田 晋次
- 略歴
- 〈遠田晋次〉1966年宮崎県生まれ。東北大学大学院理学研究科前期博士課程修了。同大学災害科学国際研究所教授。理学博士。専門分野は地震地質学。著書に「連鎖する大地震」がある。
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紙の本
活断層地震について科学的に考察した画期的な一冊です!
2020/02/03 13:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、広範な分野の知識をとっても分かり易く解説してくれると大好評の「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は、活断層地震について書かれた書です。東日本大震災以来、私たちは地震にとっても敏感になっています。研究者によれば、近くに南海トラフ地震が起こるとか、様々な驚愕の予報がされいます。同書は、こうした状況においてピッタリの地震、それも活断層地震について科学的に解説した貴重な一冊です。同書では、「活断層とは何か」、「直下型地震はどうして起きるのか」、「地震とは何か」といったことから始まり、「次の地震はいつ、どこで起きるのか」という予測も含めた活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究成果を豊富な図と写真でわかりやすく解説した貴重な一冊となっています。
紙の本
活断層地震に関する正しい知識を得るための最適な1冊
2017/05/28 22:18
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKスペシャルや地震に関する報道でコメントを求められることの多い地震学者遠田晋次氏による活断層地震に関する基礎知識を解説した本。熊本地震でにわかに注目されるようになった活断層地震。何が解明されており、何がまだ解明されていないのか、その研究の最前線を判りやすく解説しています。読後の印象としては、日本列島には既知の活断層以外にも未知の活断層が至る所に存在し、その活動周期も数万年以上と長いものも多く、その周期性も海溝型地震と比較すると一定でないケースが頻発し、そしてある活断層が単独で動くケースもあれば、周辺に存在する活断層が同時に動くケース(熊本地震がまさにこのパターン)もあり、確度の高い予測は現状では困難ということでした。
しかし著者はだからといって「日本中どこでも直下型地震が起こるなら、どこにいても同じ」という諦観に近い受け身の姿勢になるのではなく、自分が住んでいる地域の直下型地震のリスクを知った上でそれに備えるべきと主張しています。
「地震ハザードステーション」という非常に便利なツールがネット上で公開されており、その使用方法も解説されています。
新聞やテレビで地震に関する報道を正しく理解するために、正しい基礎知識を身につけるためにおすすめの1冊だと思います。