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紙の本
科学報道の真相 ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書)
著者 瀬川 至朗 (著)
【科学ジャーナリスト賞(2017)】なぜ新聞・テレビの報道で失敗がおこるのか。科学報道の第一線に身をおいていた著者が、福島第一原発事故・STAP細胞事件等、著名な事例を検...
科学報道の真相 ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書)
科学報道の真相 ──ジャーナリズムとマスメディア共同体
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商品説明
【科学ジャーナリスト賞(2017)】なぜ新聞・テレビの報道で失敗がおこるのか。科学報道の第一線に身をおいていた著者が、福島第一原発事故・STAP細胞事件等、著名な事例を検証。科学事件の構造、マスメディア自体が直面する課題を現場から浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ科学ジャーナリズムで失敗が起こるのか? 原発事故・STAP細胞・地球温暖化など、歴史的事例から問題発生の構造を徹底検証。【本の内容】
著者紹介
瀬川 至朗
- 略歴
- 〈瀬川至朗〉1954年岡山市生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒業。毎日新聞社を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。著書に「心臓移植の現場」「カードの科学」など。
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報道の客観性、公平・中立性について考える
2017/02/26 20:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aspheric - この投稿者のレビュー一覧を見る
STAP細胞問題、福島第一原発事故、地球温暖化問題を通して、マスメディアの構造的問題、客観報道、公平・中立報道の問題点について考察している。
報道の客観性とは取材における科学的方法のことであり、"検証"の規律である。日本では"伝え方"の客観性が重視されてきた。
そこでは「権威のある情報源」(理研、政府、東電、原子力安全・保安院、IPCC)が発表した内容をありのままに伝え、発表内容に間違いがあれば情報源に責任転嫁するという、効率的に記事を生産する構造が存在し、自己検証を怠るゆえ、市民はマスメディアの報道に不信感を抱く。