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紙の本
アキラとあきら (徳間文庫)
著者 池井戸潤 (著)
片や零細工場の息子。片や大手海運会社の御曹司。ふたりのアキラが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。人生を賭した戦いが始まった−。WOW...
アキラとあきら (徳間文庫)
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商品説明
片や零細工場の息子。片や大手海運会社の御曹司。ふたりのアキラが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。人生を賭した戦いが始まった−。WOWOW連続ドラマWの同名ドラマの原作。【「TRC MARC」の商品解説】
片や零細企業の息子。片や大海運会社経営一族の御曹司。ふたりのアキラの数奇な運命が出会うとき、人生を賭した戦いが始まる。
【本の内容】
著者紹介
池井戸潤
- 略歴
- 1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、『下町ロケット』で直木賞を受賞。他の作品に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』『民王』『七つの会議』『ようこそ、わが家へ』『陸王』などがある。
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紙の本
思ってたより……
2017/06/01 22:37
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆずかりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始め、二人のアキラが対立する話かと思った。
いい家に生まれたアキラ
倒産した家庭のアキラ
しかし、予想に反しての内容。
成長した二人のアキラに巧妙に絡み付く登場人物。
あぁ、さすがの池井戸さん。
普段は馴染みのないバンカーという職種。
女性が読んでも分かりやすく、尚かつ感動を生む作品でした。
紙の本
自らの意志で人生を選んできたエリートと、自らの能力で人生を切り開いてきた天才2人の“宿命”を描くヒューマンドラマ。
2018/07/27 12:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。ディテールまで含めての構成力・展開力が魅力に溢れています。
紙の本
少年二人のビジネス社会での奮闘を描く
2017/11/23 21:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫の新刊として登場したが、実は作者が随分前に書き上げており、温めていた作品であるという。しかも、人気作家の作品をいきなり文庫にするというのも話題を呼んでいる。さらに、この作品は出版とほぼ同時にテレビドラマ化されたところも盛り上がっている原因であるという。
幼い頃にすれ違った同年代の少年二人というと、ジェフリー・アーチャーの『ケインとアベル』を思い出す。設定は似ている。しかし、本編の主人公二人は当初、職場を同じくし、ライバルとしてお互いを見ていく。
しかし、一方が実家の企業で働くことになり、お互いに協力関係になるというものである。大河小説のようであるが、少年時代から一人前のビジネスマンになるまでが描かれている。少年時代の出来事がかなり詳細に描かれているのだが、通常そこで詳細に書かれたものは、ビジネスマンになる過程で出てくる伏線になるのだが、膨らませすぎたせいか、出てこずに落ちた材料が結構あったように思う。はぐらかされた気もする。
期待がしぼんだというよりは、もっと生かせるストーリーが描けなかったものかと残念に思うのだ。すでに書き上げた大筋を修正するとなると、別篇を考えた方が早いのかもしれない。あるいは、それを頼りに続編を描いたりもできそうだ。
同じ会社での出会いは、入社直後の研修という場であることは、現代的で新鮮であった。池井戸は銀行出身なので、研修のあり方も自身の体験が参考になっているものと思われる。入社直後にしては手の込んだ研修であるが、これはいかにも小説的であり、新入社員ができることではなかろう。しかし、小説としては大変面白く読ませてもらった。これで終わりでは勿体ないので、是非派生小説や続編を期待したい。
紙の本
金は人のために貸せ
2017/07/26 23:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、全く生まれも育ちも違う二人が対立する話なのかと思いましたが、予想に反して二人の子供時代からの生い立ちが描かれ、大学が一緒になり、就職先も同じ産業中央銀行になるいきさつなども生き生きと描写されています。しかし、二人が深くかかわるようになるのは、階堂彬がもろもろの事情で産業中央銀行を辞め、家業を継いだ後のことです。バブル崩壊後、家業の危機を乗り越えるために二人の〈あきら〉が、バンカーとして、そして社長として知恵を絞って画策する様は本当に大丈夫なのかと心配になる状況で、読者をハラハラさせながら物語のクライマックスへ引っ張っていきます。
「金は人のために貸せ。金のために金を貸したとき、バンカーはただの金貸しになる。」
とは産業中央銀行の新入社員研修における羽根田融資部長の言でしたが、この言葉こそ当作品を貫く哲学であり、世に送るメッセージであると思います。
電子書籍
2人のアキラが対照的なんだけど
2020/06/29 20:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は一寸重かったのですが読んでいく内にぐいぐい引き込まれます。解説にもあるのだけど瑛と彬の生まれた境遇は対照的なのに家族に振り回されつつある中、結局はそれぞれ自身の考えで前に進んでいくとても前向きな一冊でした。
紙の本
池井戸作品らしさをいい意味で裏切ってくれる
2020/03/31 21:26
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の原作モノTVドラマのイメージだと勧善懲悪。タイトルからのイメージも立場の違う二人のあきらの対立の話かなぁ...と思ったら全然違ってた。物語は、主人公のふたりの30年間の物語。この二人を仕事を挟んだ好敵手に据えて、この作家らしい経済小説が展開する。その30年は1970年代から2000年代。オイルショックの日本から⇒バブル期とその崩壊⇒やってきた失われた10年の時代背景も丹念に描かれていて面白い。
紙の本
イメージにぴったり
2018/05/23 21:11
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸潤の『アキラとあきら』は二人の少年の半生を描く成長小説でもあり、後半は企業と銀行を舞台にした経済小説でもあります。
文庫で700ページもある長篇なので、いっきにとはいきませんが、夢中になって読むことうけあい。
映像化もされたようで、主役の二人(斎藤工と向井理)の写真が載ったしおりがはさんでありました。
この二人の俳優を思いうかべながら読むと、イメージにぴったりでした。
紙の本
アキラとあきら
2017/12/26 23:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸作品としてはバンカー人生を描きながら人間ドラマを奏でるような作品になっていたと思います。過去の少年時代の経験が人生を大きくするところとやはり瑛瑛と亜衣が結婚していたのかとかガチャポンもかっこよくなっており物語に再登場するところが良く書けた小説だと思いました。
紙の本
面白い
2017/11/05 03:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほとんどこの作者の作品を読んでいませんが、とても面白くあっと言う間に読んでしまいました。
時代設定がちょうど自分が就職した時期と重なり、同じ業界で働くこともあり、背景はとてもよく理解できました。
主人公の2人の接点があまり描かれていなくて、お互い敬意を抱いている関係なのは分かりますが、そこが少し物足りない感じがしました。
紙の本
スピード
2017/09/17 08:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書豆小僧 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スピード感がある。面白い。展開が驚く。
電子書籍
成長
2017/08/12 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ名前の主人公で育った環境は全く違うけれど、幼い頃に感じた思いや周りの人達の優しさに囲まれて、自分で考えながら前に進める強さを持った主人公に憧れます。
カッコイイ大人に成長して感動しました。
紙の本
お薦めです
2017/07/25 06:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Atsushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者お得意の銀行を舞台にした作品。題名の通り二人の「アキラ」、山崎瑛と階堂彬が銀行員そして経営者として成長するストーリー。その過程でのエピソードの一つ「ロザリオ」の章には思わず涙した。一方、後半で描かれる彬の叔父と弟の父や長兄に対する根深い妬みとコンプレックスには、つくづく嫌気がさした。そんな叔父たちがもたらした難題に立ち向かう主人公二人の姿や面差は圧巻の一言。瑛の部下、カンナが言った銀行は「なんのためにカネを貸すのか」の一言が胸に響いた。
紙の本
内容、ボリュームとも読み応え抜群
2017/07/03 07:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸作品らしい、スカッとして爽やかな読後感!
生い立ちが対照的な二人のアキラ。
その二人が同じ銀行に入るとなれば、バチバチのライバル対決になるかと思いきや……いい意味で裏切られた。
クライマックスまで、あまり二人を絡ませずに、丁寧にそれぞれの生き方を書いているため、最後の最後に二人がタッグを組んで戦う姿勢に説得力が生まれている。
約700ページの長編だが、続きを読みたくなる作品。
電子書籍
ドラマも楽しみ!
2017/06/21 21:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品のドラマ化と斉藤工と向井理がダブル主演と知り、興味を持ったので、
読んでみました。作家さんのドラマは見たことがありますが、原作を読むのは初めてで
す。
経営や銀行や株や、自分には難しい部分もたくさんありましたが、それ以上に人間関係が面白くて、物語の中にのめり込むのが早かったです。
いろいろネタバレになりそうなので感想は詳しく書けないけれど、
タイトルから「アキラVSあきら」なのかと思っていたけれど、
思ってたような「アキラVSあきら」では無く、でも私は物語のような展開で
良かったです。
個人的に、アキラの幼い頃が書かれている前半、チビ(犬)が気になって、気になって。
チビが悲劇にならずに済んでまずはホッと一安心した私です(笑)
ドラマ、すっごく楽しみ!!
紙の本
池井戸氏の青春感動巨編です!
2017/06/07 08:55
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、文庫版として登場した池井戸氏の最新作品ですが、実はこの作品は2006年~2009年に雑誌で発表されており、まだ池井戸氏の名が世のそれほど知られていない頃に書かれたものです。その点で、ストーリーはとても新鮮です。登場人物として、山崎瑛(アキラ)と皆堂彬(あきら)の二人がおり、彼らは家柄も違えば、育った環境も違うのですが、小学生の時に偶然にも一度っきり遭遇しており、その後、大学、職場ではよきライバルとして名を馳せていきます。そんな二人の人生とそれが交錯する様子を見事に描いた大巨編です。