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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/02/26
- 出版社: 日本経済新聞出版社
- サイズ:20cm/195p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-17155-1
読割 50
紙の本
東京普請日和
著者 湊 ナオ (著)
【日経小説大賞(第11回)】建築設計事務所で構造設計に勤しむ郁人は、西新宿の本社で仕事漬けの日々。ある日、陶芸作品が海外で高く評価されている兄が上京し、五輪を控えた街並み...
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商品説明
【日経小説大賞(第11回)】建築設計事務所で構造設計に勤しむ郁人は、西新宿の本社で仕事漬けの日々。ある日、陶芸作品が海外で高く評価されている兄が上京し、五輪を控えた街並みを見て「日本はまだ普請中」とからかう。兄に振り回される郁人だが…。【「TRC MARC」の商品解説】
「一気に街が更新されるチャンスなんて、そうそうないんだよ」
建築に携わるぼくを焚きつける芸術家の兄。五輪を間近に控えた首都のざわめきの中で、ぼくは自分の仕事に対する確信を持った。
第11回日経小説大賞受賞!(選考委員:辻原登・髙樹のぶ子・伊集院静)
TOKYO2020、と書かれたまっしろな紙を目にして、かあっと頭に血がのぼった人と、そうでない人がいる。ぼくはともかく、業界的にぼくの勤めている会社は圧倒的に前者でできている。関東大震災からほぼ100年、表皮の入れ替わり続ける街でぼくは何をすべきなのか――
第11回日経小説大賞を受賞した本作は、五輪を目前に控えて新たな施設の建設・再開発ラッシュに湧く東京で、地道に建築設計に携わる若者が、陶芸作品が現代アートとして海外で高く評価されている破天荒な芸術家の兄に振り回されながら、自身のアイデンティティを見いだしていくタイムリーなお仕事小説。
「日本はまだ普請中」。兄の創作活動に欠かせないパートナーの女性との奇妙な関係もあいまって、登場人物のスリリングな会話が読む者の胸にグサグサ刺さってきます。テンポ良く、しかしどこに転がっていくのかわからない会話の端々には、現在の東京、日本へのかわいたまなざしが、最新トレンドと現代風俗を絶妙にからませながら顔をのぞかせます。五輪を目前にした今こそ読んで欲しい、知的エンターテイメント小説です。【商品解説】
著者紹介
湊 ナオ
- 略歴
- 〈湊ナオ〉1970年愛知県生まれ。南山大学文学部人類学科卒業。つくば市のAIベンチャーでパートタイム勤務。「東京普請日和」で第11回日経小説大賞を受賞しデビュー。
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