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紙の本
自己分析論 (光文社新書)
著者 高橋 昌一郎 (著)
私とは何か。いかに生きるか−。自分を知り志望は何か「暫定解」を出さなければならない就活。その攻略法を多彩な自己分析ツールを挙げて論じ、人生そのものにおいて「本当の自分」に...
自己分析論 (光文社新書)
自己分析論
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商品説明
私とは何か。いかに生きるか−。自分を知り志望は何か「暫定解」を出さなければならない就活。その攻略法を多彩な自己分析ツールを挙げて論じ、人生そのものにおいて「本当の自分」に迫る術をディベート形式で伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
就活生必読!
自己分析は、日本の多くの若者が実践するポピュラーな作業だが、字面は何とも意味深であり、その過程で誰もが苦悩する。それもそのはず、「自分とは何か」という問いは人類が生まれてこの方、考え続けてきた謎だから。
とはいえ、就活で一旦、自分を知り志望は何か「暫定解」を出さなければならない。その攻略法を多彩な自己分析ツールを挙げて論じ、さらに人生そのものにおいて「本当の自分」に迫る術を、哲学者の足跡をもとに探る。複数の人物によるディベート形式だから共感するキャラが見つかるかも。探求を続ける老若男女のための手引き。
【本の内容】
著者紹介
高橋 昌一郎
- 略歴
- 〈高橋昌一郎〉國學院大學教授。専門は論理学・哲学。情報文化研究所所長、JAPAN SKEPTICS副会長。著書に「理性の限界」「知性の限界」など。
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紙の本
就活から哲学まで 自己分析論
2024/02/02 21:52
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
大学に進学してから就職する場合(筆者が大学卒なのと、本書もそういうストーリーだからこのように書いた)、自己分析をやるものだが、本書は、最終的には哲学の話になる。第2章までの、就職活動に使えそうな自己分析の話から、第3章ではソクラテス、プラトン、デカルトなどの哲学者の思想を紹介して、暫定的な(日本の、いわゆる新卒の就職活動には卒業までの期限があるのは皆さんご存じだろう(留年等は考慮しない))話から深遠な部分に至る内容となっている。
2.評価
(1)第2章までは就職活動に役立ちそうである。本書初版の2020年時点の就職活動は本書のようなものだと考えてよい。今後は変わり得るが、とりあえず知識としてインプットして損はない。
(2)より深遠な話になっている第3章までの構成も良い(高橋昌一郎の専門分野だから当然だろうが)。就職活動時の自己分析にとどまらず、より深く「自分とは何か」を追求できそうである。
(3)(2)までで5点も、筆者としては、p.78の「就職基礎能力」と、p.80の「社会人基礎力」に対しる批判意識が欠けていることと、「冷静に『不採用』になった理由を分析して改善を見出し、次につなげる余裕が必要なのです!」(p.31)に賛成しかねる(求人側にも都合があることを否定できないから)点で1点減らして4点とするが、とりわけ大学を卒業して就職しようとする学生に役に立ちそうな本である。