ウラディミール・ホロヴィッツ／ＥＭＩレコーディングズ１９３０－１９５１（３ＣＤ）【CD】 3枚組

ウラディミール・ホロヴィッツ／ＨＭＶレコーディングズ（３ＣＤ）

ホロヴィッツが20代の終わりから30代のはじめにかけて制作した音源を中心にした初期録音集。EMI時代にリリースされていたセットに、新たにオフィシャル初出音源を加えてのリリースとなります。

【初出音源】
1936年3月9日にアビー・ロード・スタジオで録音した、ショパン：ピアノ・ソナタ第2番からの葬送行進曲を収録。オフィシャルなものとしては初出となります。

【ホロヴィッツとＨＭＶ】
ヴラディーミル・ホロヴィッツ[1903-1989]は、1925年に西欧にデビュー、1928年にはアメリカにもデビューして成功を収め、RCAレーベルと契約を結んで録音を開始するものの、大恐慌の影響でアメリカでの録音をおこなうことが難しくなり、1930年からはＨＭＶがイギリスでのレコーディングをまかされるようになり、1936年まで継続的に録音がおこなわれました。
　その間、1933年にはトスカニーニの娘ワンダと結婚しており、1940年にはアメリカに移住、翌1941年にはＲＣＡへの録音が再開されています。
　音質は年代なりですが、セッション録音のため聴きやすいバランスではあり、ホロヴィッツ若き日のシャープなピアニズムに手軽に接することができます。（ＨＭＶ）

【収録情報】
Disc1
● バッハ(ブゾーニ編)：『ああ、我らの人生とは』
　1934年録音
● スカルラッティ：ソナタ K.874
● スカルラッティ：ソナタ K.125
● スカルラッティ：ソナタ K.188
● スカルラッティ：ソナタ K.322
　1935&1951年録音
● ハイドン：ピアノ・ソナタ変ホ長調XVI.52
　1932年録音
● ショパン：練習曲Op.10-4
● ショパン：練習曲Op.10-5
● ショパン：練習曲Op.10-8
● ショパン：練習曲Op25-3
　1932～1935年録音
● ショパン：即興曲Op.29-1
　1935年録音
● ショパン：夜想曲Op.72-1
　1935年録音
● ショパン：マズルカOp.7-3
● ショパン：マズルカOp.41-2
● ショパン：マズルカOp.50-3
　1932～1935年録音
● ショパン：スケルツォOp.54
　1936年録音
● ドビュッシー：練習曲第11番『組み合わされたアルペッジョのための練習曲』
　1934年録音
● プーランク：パストラーレ
● プーランク：トッカータ
　1932年録音

Disc2
● ベートーヴェン：創作主題による32の変奏曲WoO.80　1934年録音
● シューマン：アラベスクOp.18
● シューマン：トッカータOp.7
● シューマン：夢のもつれOp.12-7
● シューマン：ピアノ・ソナタ第2番Op.22～プレスト・パッショナート
　1932&1934年録音
● リスト：『詩的で宗教的な調べ』～葬送曲
　1932年録音
● リスト：ピアノ・ソナタ ロ短調
　1932年録音
● ショパン：ピアノ・ソナタ第2番～葬送行進曲
　1936年録音

Disc3
● ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
　アルバート・コーツ(指揮)ロンドン交響楽団
　1931年録音
● ラフマニノフ：前奏曲ト短調Op.23-5
　1931年録音
● R=コルサコフ(ラフマニノフ編)：熊ばちの飛行
● ストラヴィンスキー：ペトルーシュカ～ロシアの踊り
　1932年録音
● プロコフィエフ：トッカータ ニ短調Op.11
　1930年録音

　ウラディミール・ホロヴィッツ