目次
- 序章 研究課題の設定
- 1.本書の主題−政策科学としての環境社会学
- 2.自然保護問題とは何か−研究対象の概要
- 3.研究の方針とデータ
- 4.本書の構成
- 第1章 政策過程論の分析視座と社会学
- はじめに.
- 1.政治学や行政学における政策過程研究
- 2.社会学における政策過程研究
- 3.政策過程研究におけるアクター(主体)とアリーナ
- 4.小活−「アクター・アジェンダ・アリーナ」アプローチへ
- 第2章 課題設定の理論
- はじめに.
- 1.社会問題の社会学的認識
- 2.課題設定の理論の基本視点
- 3.課題設定の理論と環境問題の社会学の先行研究
- 4.政策課題設定の基本モデル
- 第3章 国有林野における保護林制度の政策過程
- はじめに.
- 1.国有林の概況
- 2.拡大造林政策
- 3.拡大造林政策期の環境運動
- 4.拡大造林政策期における林野庁の自然保護に対する施策
- 5.白神山地・青秋林道建設問題と「ブナ・シンポジウム」
- 6.ブナ・シンポジウムの波及効果
- 7.林業と自然保護に関する検討委員会と保護林の再編
- 8.森林生態系保護地域の設定
- 9.保護林の再編・拡充以後の国有林野対策
- 10.小括−国有林野行政における環境政策の形成過程
- 第4章 河川法改正の政策過程と河川技術官僚の課題意識
- はじめに.
- 1.河川行政の概略経過
- 2.改正河川法前史における環境配慮の内部化
- 3.長良川河口堰問題の経過
- 4.長良川河口堰問題と河川環境保全の要請に対する行政の応答
- 5.長良川河口堰問題をめぐる行政と環境運動の相互作用
- 6.河川法改正の政策課題設定
- 7.河川法改正の立法過程
- 8.河川法改正後の河川行政をめぐる状況
- 9.河川技術官僚の課題意識
- 10.小括−河川行政における環境政策の内部化
- 第5章 沿岸域管理における環境政策と環境運動
- はじめに.
- 1.沿岸域管理の制度構造
- 2.沿岸域の開発過程
- 3.瀬戸内海における沿岸域保護の萌芽的政策
- 4.1960年代後半からの沿岸域保護運動
- 5.沿岸域保護運動のネットワーク
- 6.全国干潟シンポジウム
- 7.「海浜保全基本法」の構想と入浜権
- 8.1990年代の沿線域保護運動1−ラムサール条約締約国会議
- 9.1990年代の沿岸域保護運動2−開発の危機にさらされた干潟
- 10.小括−沿岸域管理における環境政策の内部化
- 第6章 自然保護問題の解決過程と政策課題設定メカニズム
- はじめに.
- 1.課題設定の理論にもとづく事例の解釈−諸主体の勢力関係
- 2.問題解決過程と構造的ストレーン、主体、アリーナの特質
- 3.政策課題設定メカニズムの中範囲理論
- 4.小活−政策過程における「政策課題」の諸類型
- 第7章 赤谷プロジェクトにおける協働と根源的政策理念
- はじめに.
- 1.赤谷プロジェクトとは何か
- 2.「赤谷の森」とみなかみ町新治地区の概要
- 3.赤谷プロジェクト発足の前史
- 4.赤谷プロジェクト発足時の問題状況
- 5.赤谷プロジェクト発足の経過
- 6.赤谷プロジェクトの具体的とりくみと政策的特徴
- 7.赤谷プロジェクトにおける「協働」
- 8.治山ダム撤去による生物多様性復元はなぜ可能になったのか
- 9.地域管理経営計画・国有林野施業実施計画の変革
- 10.小活−政策課題設定に協働が果たす役割
- 第8章 政策課題設定能力発揮の諸条件と政策公共圏
- はじめに.
- 1.本書で得られた知見の総括
- 2.政策課題設定能力発揮の可能性と困難性
- 3.環境政策の「根源的政策理念」としてのあり方−日米の比較を例に
- 4.本書の成果と残された研究課題
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