目次
情報の世界史 外国との事業情報の伝達1815−1875
- S.R.ラークソ(著)/ 玉木 俊明(訳)
- 第1章 序文
- 本書の目的・研究手法・構造・史料に関する簡潔な説明
- 第2章 通信の歴史における事業からの視点
- 第3章 通信速度の測定−手法と史料
- 通信速度と頻度を計測するさまざまな方法への導入
- 事業情報伝達のスピードを計測する手段としての連続する情報の循環
- 第4章 1815年以前の外国郵便と通信スピード
- 1815年以前の外国郵便−スピードの発達の背景
- 1815年以前のスピードアップの背景
- 第5章 北大西洋
- 定期運行という大革新
- 「定期的な」ファルマス郵便船
- ニューヨーク−リヴァプールが北大西洋の主要郵便ルートになる
- 定期航路のはじまり
- 事業情報伝達に対する定期的な郵便帆船の影響
- 風対蒸気−闘争の10年間
- 初期の実験
- 大西洋横断汽船事業の開始
- 北大西洋郵便契約の起源
- 初期のキューナードライン
- 初期の大西洋横断郵便運搬会社の競争
- 風対蒸気−フィナーレ
- 競争による利益
- 新しい郵便契約ライン
- キューナードライン対コリンズライン
- オーシャンラインとルアーブルライン−忘れられた契約会社
- 競争と事業情報の伝達
- 1850年代終わり頃の大西洋横断郵便事業の変化
- 移民ラインが郵便輸送のシェアを取る
- 事業情報伝達への影響
- 開かれた競争−郵便契約をめぐる新しい交渉
- 栄光を目指して−評判と現実の生活
- 事業情報伝達のスピードに何がおこったか?
- 事業情報と電信
- 第6章 西インドと南米
- 風対風
- 民間の郵便事業と政府の郵便事業のどちらを選ぶか−ミクロな事例
- イギリス−ギアナ間の商船による通信の概観(1840年)
- ファルマスの郵便船システム全体の一部としての西インドと南米の郵便事業
- 南米ルート
- メキシコルート
- ファルマスの郵便事業最後の日々−結論
- 帆船から汽船への突然の変化
- ロイヤルメールで60の港に
- 南米への長い道
- 国際的競争と電信の影響
- フランスの郵便事業,西インドと南米北岸
- フランスの郵便事業−南米
- パナマルート
- 国際競争と西インドにおける電信の導入
- 国際競争と南米での電信の導入
- 第7章 東インドとオーストラレーシア
- 独占の崩壊
- EICの独占廃止後の発展
- 郵便を運搬する民間の商船−郵便史のなかの忘れられた歴史
- ニュースを運ぶ商船
- 新しい運搬者としての商船
- 喜望峰ルート経由での汽船と陸上ルートの対決
- 変化の時間に対する戦い
- 独占の形成
- より良い通信伝達を求めて
- ペニンシュラカンパニーの登場
- マルセイユ経由
- 混合事業
- P&Oへのロイヤルチャーター
- インドへのEICの事業
- 中国への郵便の航海
- P&Oの郵便独占の開始
- 地理的距離−相対的問題
- さらなる発展
- フランスとの競争
- スエズ運河と複合機関が競争相手を増やす
- 南アフリカへの郵便
- 電信の導入
- 第8章 結論
- 北大西洋
- 西インドと南米
- カリフォルニア
- 東インドと他のオーストラレーシアの目的地
- 要約
- 第9章 エピローグ
- 日本の事例
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