目次
シリーズ日蓮 4 近現代の法華運動と在家教団
- 西山 茂(責任編集)/ 小野 文珖(ほか著)
- Ⅰ 総論
- 第1章 近代天皇制と日蓮主義の構造連関−国体をめぐる「顕密」変動
- 第2章 敗戦後の「立正安国」運動−在家教団の二つの戦略
- Ⅱ 近代との出会い
- 第1章 廃仏毀釈と「日蓮宗」の維新
- 第2章 謗法厳禁と現証利益−法華系新宗教の先駆・本門佛立講
- 第3章 民衆的法華信仰と在家先祖供養
- 第4章 日蓮主義の勃興と国体開顕−田中智学と本多日生の「日蓮主義」を中心に
- 第5章 知識人の日蓮評価
- 第6章 高山樗牛と姉崎嘲風の日蓮論−明治期アカデミシャンの日蓮理解
- Ⅲ 戦時下での受難と対応
- 第1章 日蓮主義から仏教社会主義へ−妹尾義郎の思想と運動
- 第2章 国家改造と急進日蓮主義−北一輝を焦点に
- 第3章 石原莞爾と「世界最終戦争」・「東亜連盟運動」
- 第4章 戦時体制下の日蓮門下−曼荼羅国神不敬事件と天皇本尊論
- Ⅳ 在家教団の勃興と法華仏教の再歴史化
- 第1章 法華系新宗教の台頭と宗教協力−新宗連
- 第2章 戦後日本社会と創価学会運動−社会層と政治進出との関連で
- 第3章 門流を越えた法華仏教のネットワーク運動
- Ⅴ 現代の海外布教
- 第1章 藤井日達と日本山妙法寺の海外布教−「西天開教」から世界平和運動へ
- 第2章 創価学会の海外組織−韓国SGIの急伸要因
- 第3章 インターネット布教と現地指導−イタリアのHBS