目次
古田武彦・歴史への探究 4 古田武彦が語る多元史観
- 古田 武彦(著)/ 古田武彦と古代史を研究する会(編)/ 多元的古代研究会(編)
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はしがき(古田武彦)
「古代史セミナー」十周年を迎えて(荻上紘一)
第一章 真実の文献学をもとめて
1 アウグスト・ベエクのフィロロギイの方法論
2 フィロロギイ学の精神で歴史の考察
第二章 文献の少ない日本
1 歌謡の淵源
2 民俗学・伝承にみる歴史
3 言語学・言素論が解明するもの
4 生活環境から生まれる暦
第三章 初期の倭国
1 「漢委奴国王」金印
2 金印についての各種の疑問
3 後漢時代のその他の国
第四章 俾弥呼とその後
1 邪馬台国はなかった
2 邪馬壹国は何処にあったか
3 倭国と関係する国々
4 倭国の人々・官職・階級
5 史料を批判的に読み解く
6 文字を深く掘り下げる
7 南界を極めた倭人
8 俾弥呼以後
第五章 考古学と文献学の整合
1 考古学的出土品と時代考察
2 古墳の年代
3 近畿王朝中心の遺跡観
4 出土物の考察
第六章 史書から抹消された九州王朝
1 地名を近畿に結びつける試み
2 飛鳥について
3 記紀の時代からあった改竄
補説――『古事記』序文論
第七章 近畿天皇家の断絶
1 万世一系も九州王朝の否定
2 磐井の乱と継体天皇
第八章 歌に隠された歴史
1 本来意味のあった枕詞
2 記紀に出てくる歌謡
3 『万葉集』の歌
4 『古今和歌集』
第九章 九州王朝の王者、天子たち
1 倭の五王
2 『隋書』の随所に見える九州王朝
3 リアルな九州年号
4 白村江と斉明天皇
第十章 九州王朝滅亡の後に
第十一章 「東日流外三郡誌」
1 偽書説は滅びる
2 和田家文書にある注目すべき記事
3 和田家文書を伝えた人々
第十二章 現代に残された課題
1 被差別民にされた支配者
2 広い心を
3 人間が作った神に試される
あとがき(平松 健)
人名・事項・地名索引
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