投稿元:
レビューを見る
そんなに高度なことはやってないような気がしますが、初等幾何の本があまりなかったので買ってみました。文字が大きい。
投稿元:
レビューを見る
フィールズ賞受賞数学者による市民のための幾何入門。平面幾何の厳密な体系をやさしい定理からわかりやすく展開し、現代数学からの考察、複素数の平面幾何への応用までをたどる。
※小平先生の説明はすっとしていて分かりやすいです。幾何の面白さが発見できます。
投稿元:
レビューを見る
[第11刷]2009年4月6日
第1章の円論は、もう一度読み返したい部分。
第2章は、初等幾何学の復活を願った著者の気持ちが伝わる。
第3章の複素数の平面幾何への応用、幾何入門書には類を見ない。
全体的に易しくはないので、紙とペンを用意した方が、ストレスなく読み進められます。
投稿元:
レビューを見る
平面幾何学の醍醐味。決して平坦な道ではないが、公理から定理を導く喜びを味わう。
第1章(ユークリッド)と第2章(ヒルベルト)は、それらの難易度でなく、厳密性にこだわる点が興味深い。
第3章の複素数と平面幾何は理解しやすく、幾何学的センスが持つ華麗さはないが、力技のよさを改めて感じた。
投稿元:
レビューを見る
岩波市民セミナーで著者がおこなった講義にもとづいています。
本書は三つの章に分かれており、第1章では初等教育における平面幾何があつかわれており、公理から出発して最終的にはフォイエルバッハの定理の証明にまでいたります。第3章では、複素数平面の考え方を用いてこれらの定理の証明がおこなわれています。
第2章では、ヒルベルトの『幾何学の基礎』がとりあげられるとともに、初等教育における幾何学のありかたにかんする著者の考えが表明されます。現代数学では、ユークリッドにはじまる幾何学における直観的な要素を厳密に論理化することがめざされ、こうした動向を反映して数学教育においても幾何学が排斥される傾向が推し進められてきました。これに対して著者は、「図形の科学」として平面幾何をとらえることで、初等教育における平面幾何の役割を説いています。
こうした著者の考えにもとづいて書かれた『幾何のおもしろさ』(岩波書店)への足がかりとしても読むことができる内容だと思います。
投稿元:
レビューを見る
幾何の問題から問題への道筋がはっきりしている。フォイエルバッハの定理がゴールにある。少し難しいが、なんとか理解できた。