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聞かないやさしさ、話さないやさしさみたいなのがあるんだよ。
どんなに親しくなったとしても、さわられたくない部分とか、話したくない部分ってやっぱりあって、それを話さないから愛がないということじゃないんだ。(p.24)
やっぱり恋人同士の間で、やきもちも絶対焼くだろうし、独占欲もあるはずだから、そんなところでいいカッコしちゃいけないんだよ。
恋愛においてはカッコつけちゃいけないんだよね。(p.32)
親友の第一条件を挙げると、けんかできない相手はダメよ。
普通の距離より近づいちゃってるから、そりゃあけんかもするよ。仲いいとか、大好きとかいうだけじゃなくて、やきもちだってすごく焼く。
けんかは、毎日コツコツいろんな形でやっていった方がいい。
自分を素直に出していったら、いろんな形でけんかが起こるのが自然だからね。
長くつきあっていくことができるカップルは、こういうこともあるだろうなとゆったりとかまえて、仲直りの仕方がうまい。けんかをしないカップルではない。
いちばん簡単な方法は、早く「ゴメン」っていって、そこでいったんケリをつけちゃうこと。「ゴメン」がいえないで、またその話を続けちゃうから、お互い相手が折れてくれれば、刀もおさめられるのに、おさめられない状況になる。
基本的には時間が解決するんだよ。
今日は相手の調子が悪いんだなとお互いが思えばいい。(p.88)