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頂き物の本だけどとにかく可愛い♪著者カレル・チャペックが小さなダーシェンカを相手にてんてこ舞いしている様がほほえましい
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ダーシェンカ・・・口に出してみると実に可愛い響きである。
これはチェコを代表する作家カレル・チャペックが
飼っていたテリアの名前で、
彼が愛犬との毎日をユーモアたっぷりに語った
日記のような、童話のようなどこにも属さない
自由な文章と、心の柔らかい部分が
くすぐられるような絵や写真も沢山入った、
子供が読んでも、大人が読んでも、
楽しい本のタイトルである。
前半は、ダーシェンカが生まれた時から
もらわれていくまでの成長記録。
飼い主チャペックは新聞記者の仕事もしていた人で、
そんな彼らしく些細な変化やちょっとした
出来事さえも見逃さない細やかな観察眼と
愛情たっぷりに日々の成長を見守る飼い主の優しい視点で
やんちゃな子犬の毎日が綴られている。
作品の中盤には、そんな元気でちっともじっとしていない
愛犬の写真を撮る時の苦労話や、
ダーシェンカをいい子にするために語られる
「犬のお話集」が収録されていて、
作者チャペックの微笑ましい日常が目に浮かぶようである。
そして最後にはその涙ぐましい苦労が実った結果(?)の
愛らしいダーシェンカの姿満載の写真集。
作品中に溢れている、ダーシェンカの無敵の可愛さと
飼い主の深い愛情と優しさで、
愛犬家ならずとも、多くの読者が、
読んだ後にとても温かな気持ちになれる「犬のお話」。
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カレル・チャペックさんの愛犬ダーシェンカの本です。
写真と挿絵で少し絵本のような感じですが、カレル・チャペックさんの
人柄の温かさが感じられます。素敵な作家さんです。
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お母さん犬のイリスから生まれたばかりのとき、ダーシェンカはしろくてほんのちっぽけで、手のひらに入るくらいでした。もし二つのかわいい黒い耳とお尻のしっぽがなかったら、子犬だとわからなかったでしょう…。
「ロボット」という言葉を作った、チェコの国民的作家カレル・チャペックのこのエッセイは、1933年に初めて出版されて以来、世界中で愛されている本です。ダーシェンカに向けられるチャペックのユーモアたっぷりで愛情深い言葉たちは、出版されてから80年以上経つ今でも私たちのこころに深く響きます。子どもから大人まで幅広い年齢の方に楽める一冊です。