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いろんな言葉の語源を解説したもの。
漢籍・仏典だったり、植物や動物の名前だったり、時代を感じさせたり、江戸時代だったり、カタカナ語、はたまた新語…。
おもしろく読める本でした。
とくに印象的だったものを抜粋。
「だふ屋」 ふだ→だふで、こういう倒語は陰語の代表的手法だったらしい。
ちなみに、
「ねたがわれる」←たね
「がさをいれる」←さが(す)
「ドヤ街」←やど
「ポシャる」←シャッポ(をぬぐ)
という感じらしい。
くのいちが「女」を分解したものだとは知ってたけど、
「恋」の旧字が「いとしいとしと言う心」とは知らなかった。
語源がわかれば、言葉はもっと身近になる。
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一言で言えば、ただの薀蓄(うんちく)本。
ただ、それ故間違いなく、そうなのか、知らなかった!と思わされる内容は含んでいる。
ことばをより深く使おうとするのであれば、こういった本を通して原義を知ることも大事か。
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<目次>
第1章 もとをただせば漢籍・仏典
第2章 植物と動物の名前
第3章 生活の感覚・時代の雰囲気
第4章 江戸の遊びの風景
第5章 カタカナ語往来
第6章 新語登場
<内容>
『広辞苑』の岩波書店が、それを改訂していく中で拾い上げた言葉の解説をまとめたもの。これは岩波新書の”栞”に載せられていたものを書籍化したもの。短い文の中に結構苦労が身染み出ている。
逗子市立図書館