紙の本
大きな犬は好きだけど…
2001/02/08 12:14
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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙をめくると、大粒の涙を流している 友達のいない犬が描かれています。なぜ友達が出来ないか… それは、その犬が、世界をまたぐ程 大きかったから。大きすぎて、誰も犬の存在に気付いてくれません。
でも、ある日、一人の女の子が犬に気付いてくれます。足からどんどん登り、頭の所までやってきます。足は中国辺り、頭はアメリカにあるのに… 一体この女の子の大きさは(^^;
ストーリーが進むにつれ、犬の大きさが小さくなっているような気がします。でも、 それはお話だからよしとして。大きな犬と友達になった女の子は、これからも楽しく遊びます。やっぱり、犬でも人間でも一人ぼっちは寂しいです。今は一人ぼっちでも、きっと、あなたとの出会いを待っている友達がいます。人の出会いって何がきっかけは分かりません。出会いを大切にしたいです。吉本ばななさんの装丁でおなじみの奈良美智さんの絵本。
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奈良美智による絵本。「おおきすぎて」誰にも見つけてもらえなかった仔犬とそれを見つけた女の子のお話。画集としても楽しめます。
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おおきな子犬は友達が欲しかったの。さびしくって友達を探していたら、小さな女の子が見つけてくれた!
大きくても小さくても、関係ないよ。大事なのは、「探す気持ち」。
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奈良美智さんの絵が好き。色合い、やわらかさ、ちょっとつりあがった目の犬と女の子。なんだかとても気になります。
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奈良美智サンのイラストによる絵本。
犬は苦手だったリナのトコロにアル日突然ちびっちい仔犬が着た。
現在ベランダで暮らすワンコにリナは興味津々。
俄然 ワンコグッズが気になる。
大人でもしんみり読めるじわっと暖まる素敵な絵本。
ぼくは、いつもひとりぼっちでさみしかった。
どうしてかというと、ぼくがあまりに大きすぎて、
みんなには見つけられないから。
でも、ある時一人の女の子がぼくに気づいてくれたんだ。
寂しがりやの子犬と少女の出会いを描く。
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作者の奈良美智さんは、青森県弘前市出身のポップアート作家。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)とかの世界の美術館に作品が所蔵されたり、
吉本ばななの本の表紙の絵になったりで、10年近く位前から有名になりました。
国際的な知名度を誇る作家さんなのに、何度か地元弘前で美術展を開いていて
すべて見に行きました。古い酒造煉瓦倉庫をそのまま美術館に仕立てたものでしたが、
一般的な堅苦しい美術館ではなく、秘密基地を探検するようなワクワク感がとても魅力的でした。
この絵本はそのときに隣のショップで買ったものです。
ちなみにだいは読んであげてもあんまり反応なしでした。
奈良さんの絵はギロっとにらみつける女の子の絵が特に多いです。
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うーむ、さすがに、こりゃ、子犬に友達は居ない。でも、この子犬の存在に気がついた一人の女の子との出会いが全て。大切なのは「さがすきもち!」と記す著者の気持ちが、出会った時の女の子の表情に出ている気がします。
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奈良 美智さんの絵はわたしが好きで、子供が産まれる前に買ったものです。1歳半の娘に読んであげようとしたけれど、やはりまだ早いようで最後のページまでいかずに飽きてしまいました。もう少し大きくなったらまた読んであげたいと思います。
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奈良さんの描く、魅力あふれるキャラクター女の子と、あらゆる島をまたいでしまうぐらいの、大きな犬。 二人のひょんな出会いと、女の子の表情が可愛らしく、読んでいて、心温かくなる作品。 初めは、犬にびっくりしたけど、、一生懸命に、犬に歌を唄う姿がすごく可愛い。 この絵本を読んでると、なんだか、心が優しくなれる気がする(@-@)y
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大きいけどこいぬ。表紙にひとめぼれでかったけど、最後の奈良さんのことば、「きみがもしもひとりぼっちでとてもさびしくても きっとどこかでだれかがきみとであうのをまっているよ だいじなのはさがすきもち」にすごく救われた。
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奈良美智ワールドの不思議な世界。
私には、正直面白さが分からないのだけど、
子どもたちは今でも時折読んでとせがむ面白い絵本。
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表紙だけ見ると
一見普通の大人しい犬の話かなって
思ってたら
ところがどっこい(笑)
「ぼくはひとりぼっち…
それは大きすぎるから」
あまりにもデカすぎるため
誰にも犬だとは
気づいてもらえなかった
かわいそうな子犬だったんですね(笑)
(コレが雲を突き抜け地球の上に立つ、怪獣並みのデカさ笑)
そんな子犬の足を
果敢にもよじ登ってくる1人の少女。
この少女の
驚く顔がまたいいんですよ(笑)
女の子は勇気を出して近づき
沢山歌を歌ってあげて
やがて友達になる
一人と一匹。
奈良さんの持ち味である
独特の絵柄と
優しい色使いは、
大人のかたくなな
心も自然と溶かしてくれます。
女の子が家に帰る時に言う
『またね!』
という魔法の言葉。
このひとことで
子犬はもう、
1人ではないことを知ります。
「きみがもし
ひとりぼっちで寂しくても
きっとどこかで誰かが
君と出会うのを待っているよ。
大事なのは探す気持ち!」
奈良美智さんが
この絵本に込めた魔法は、
不思議なものへと向かっていく
『勇気』と、
『諦めない』
ドン・キホーテの精神、
本当に大事なものは、
実はすぐ近くにあるんだよという
『気づき』、
そして君は君でいいんだから
胸を張って突き進めという
『希望』。
そんな大人もハッとするメッセージは、
誰もがホッとできる
秘密の洞窟のようなイラストと共に、
孤独に立ちすくむ
誰の心にも
必ず響くハズ。
文章は少なめですが、
ユーモラス絵の魅力なのか
大人は勿論、
小さな子供たちにも
大人気の絵本ですよ♪
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絵は最高ですが、ストーリーはどうかな?と思っていたところ、「だいじなのは さがすきもち!」の一文に、深く動かされました。
また、娘から説明を求められて気づいたのですが、終わりから2頁目にある英文を読んで、感動と笑いが渦巻きました。こういうところ、奈良さん、いいなぁ。
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「またね」はやっぱり、魔法の言葉!わたしの部屋にはこのPUPPYが「勉強中」な画のポスターがある。もの静かだけどいろんなことを考えていそうなこいぬくん。わたしはこのこに親近感や安心感を覚える。奈良さんはご自分を「ひとりぼっち」だと仰るから、このPUPPYは奈良さん自身なのかもしれないなあ。
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図書館で借りて読みました。
奈良美智さんの絵はすきだな。
タイトルの「こいぬ」は「小犬」ではなくて
「子犬」なんだろうね。
たぶん。