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狂人ドン・キホーテ可愛い・・・でも妄想狂のくせに(笑)物事の本質を付きまくったことをいうのでびっくりします。サンチョパンサは何となくドラクエ8のヤンガスを彷彿とさせます。
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16世紀のスペインの作家、セルバンテスの名作。かなり読みやすく編訳されています。ホセ・セグレーリェスが描いた挿絵が物語りの世界観に合致!
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なんと利口なコンビか。
サンチョあってのドン・キホーテ。
だけど、ドン・キホーテなければ、サンチョもない。
この絶妙のバランス。
サンチョをモデルにしたキャラクターは数あるけれど、やはり元祖は一味違う。
………
「ほほう、なるほど」と、この時、緑色外套の紳士がつぶやいた、「われらの騎士どのがとうとう正体をあらわしたぞ。」
………
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かの有名なドン・キホーテ
ドン・キホーテっていう騎士(になりたい?)おじいさんと
サンチョパンサとロシナンテの名前は知ってたけど
実は未読だったので
読んでみました。
最初の4章くらいは
ドン・キホーテのきちがいっぷりにひいちゃって
つまんないから読むのやめようかと思ったんですが
ひまだったので読んでたら
だんだん面白いような気になってきて、
結論→面白かったです^^
なんだよーおもしろいじゃん!笑
ドン・キホーテが気ぃ狂っててこわいんですが
さいご訳者あとがきにもかいてあったけど、
ドン・キホーテの奇行をあざ笑っていいのか賛美(はしないけど)していいのか
狂気なのか正気なのか
馬鹿なのか利口なのか
あいまい性というより両方の同時的認識が「ドン・キホーテ」なのではないか、みたいな
なるほどー
ほんとはもっと引用があったりこの6倍くらい長いお話らしい。
でもそんなに読めないし、ちょうどいいかな
最後正気にもどったけど、
何かに夢中になるのってこわいなーとか、物語ばっかり読んでるとこうなっちゃうのかなー
とかは思わなかったけど。笑
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『ドン・キホーテ』はかなり長い作品らしいです。その中から、つじつまが合うように抜粋して編集してあるのが、この岩波少年文庫版です。この作品にどっぷり浸かって読む分には滑稽で面白いですが、ちょっと引いた目で眺めると、悲しいお話になります。
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わりと好き。サンチョみたいな陽気な従者は指輪物語のサムと一緒で、いい役してるよね
ただの狂人じゃなくて学のある人。いつの間にか応援してた
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最初だけ読んでおしまい。自分が小学生でドン・キホーテのようなおっさんがいればすごく楽しんだに違いないが、今読むと「大変だな」という気分が先にきてしまう。表紙の絵がこんなにてらてらしたかんじじゃなくて、もう少しドワーフ小人風のルックスなら受け入れられるかもしれない。
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表紙のドン・キホーテの目つきがなにかしらすべてを物語っているように感じる。
騎士道にハマり、従者のサンチョ・パンサを引き連れていきながら遍歴を繰り返していくドン・キホーテの半生が語られている。
「ドン・キホーテ」なんて聞くと、やはりイメージとしては、しゃにむに風車に突っ込んでいく狂騎士のイメージが強いけれども、
著者のセルバンテスの生きた時代は、スペインの国力、キリスト教勢力がともに没落しつつしていた時代。
そんな時代にセルバンテスはこの物語に何を訴えかけたかったのだろう、と思ってみる。
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昔の作品なのに楽しく読めました
現在でも小説の読み過ぎで頭がおかしい人が出てきてもおかしくない
そこに普遍性を感じました
周りの狂人(主人公)に対する態度が暖かくて微笑ましかったです
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岩波文庫版に挑戦して敗北したが、岩波少年文庫版でリベンジ。文体が冗長なので、抄訳じゃないと読み切れない。とはいえドン・キホーテとしての最初と最後は載っている。とくに最後のエピソードには泣ける。あれ、風車の話あったっけ?
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ボケることが幸福と水木サンがゆうてたけど、まさにそのお手本。サンチョとの掛け合いがオモチロイ。
もっともっと旅は長いはずで、会田訳がよいらしい。色々読み比べてみたいが!出来るかな。
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結局、悪い人を懲らしめるのではなく、勝手に悪いと思った人を攻撃し、勝ったり負けたりするおじいさんのお話だった。
サンチョが、島(?)の領主になった話が一番面白かった。
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『ドン・キホーテ』ってどんなお話しだっけ?読んだことなかったので読んでみました。
騎士道物語を読み過ぎて本の中で読んだ魔法、戦い、決闘、愛のささやき、ありもしない馬鹿げたことが真実だと思慮分別をすっかりなくした紳士アロン・ソキハーノが自ら騎士(ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ)になって物語の冒険を実際に行う
イカれた(* ̄m ̄)爺さんの話しwww
イカれた話しはどんな展開になるんだろうかとちと不安だったけど(笑)
むちゃくちゃだけどwww 紳士だから筋の通った話しをして感心させてたり、
学はないけど正直者で機転のきいた従者のサンチョ・パンサ
ドン・キホーテ主従に悪ふざけをする公爵夫妻
紳士を正気に戻そうとする同じ村の学士(サンソン・カラスコ)
ドン・キホーテの話しは出版され、ドン・キホーテの狂態や従者のサンチョのご愛嬌な話しを楽しみにしていたり・・・
とても面白い物語でした
おだやかで、人に善意をもって接する、人びとに愛されていた善人アロンソ・キハーノ(ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ)のお話し楽しかった♪
原作の1/6
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先日読んだ本に触発され海外古典にも目を向けようと思い立ち、有名な割に内容があまり知られていないドンキホーテを読んでみることにしました。
が、岩波文庫版で全6巻という超長編だということが判明した途端、一気に読む気が失せました・・・
なのでとりあえず妥協策として岩波少年文庫の方を読んでみることに。(1冊にまとまっているからなんと1/6の量!)
騎士道物語の読み過ぎで妄想にとらわれ、自身も遍歴の騎士として旅をし、その行く先々で嘲笑されるドンキホーテと従者サンチョの物語です。
レビューを読むと皆、「こんなにユーモアのある話だったなんて」「声に出して笑いました」などと面白い話に満足をしているようでしたが、私はむしろ、急に意味なく攻め込まれる相手に同情したり、逆に騎士道に則った行動を哀しく感じたり、嘲笑される二人を切なく思ったりと、楽しく嗤う気持ちになれませんでした・・・
ただ、ドンキホーテに対するサンチョのつっこみや、ことわざを用いながらする会話などは意外と奥が深く、現代にも通じる教訓じみたコトバもあり、意外に感動しました。
サンチョは普段はマヌケだけどたまに機転がきくし、真理を突いた会話をしたり、性格もかわいくて、サンチョ大好きです。彼がいるので☆増やしました。。
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本書は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス(1547~1616年)が発表した『ドン・キホーテ』(前編1605年、後編1615年)を、およそ1/6ほどに短縮した抄訳である。物語は、騎士道物語の読み過ぎで、現実と物語の区別がつかなくなった郷士(アロンソ・キハーノ)が、自らを遍歴の騎士と任じ、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗り、痩せ馬のロシナンテに跨って、農夫のサンチョ・パンサを従者として引き連れて冒険の旅に出かけるもの。ドン・キホーテは、自分を取り巻くあらゆる事象を騎士道物語的な設定と認識し、次々とトラブルを引き起こすが、それ以外の点では至って理性的で思慮深い人物、また、サンチョ・パンサは、無学ながら、時に機知に富んだ言い回しを使って、奇行を繰り返す主人に現実的な忠告しつつも、それを聞き入れられずに災難に巻き込まれる人物として描かれている。
2002年にノーベル研究所と愛書家団体が発表した、世界54ヶ国の著名な文学者100人の投票による「史上最高の文学百選」で1位を獲得するなど、今日に至るまで、文学界はじめ様々な分野に影響を与えてきた作品であるが、なぜ、17世紀初頭のスペインでこの物語が生まれたのか、セルバンテスはこの物語で何を表現したかったのかは、本書のあとがきに書かれていて、大変興味深い。
スペインでは、15世紀末から16世紀前半にかけて、レコンキスタ(ヨーロッパ大陸からのイスラム勢力の駆逐)を完成させる一方、新大陸を発見し、そのほとんどを植民地にして、国家として隆盛を極めていった。16世紀半ばから17世紀前半までの約80年間はスペインが史上最も繁栄した黄金世紀と呼ばれ、その繁栄の様は「太陽の沈まない国」と形容された。しかし、細かく見ると、1588年のアルマダ海戦で、スペインの無敵艦隊がイングランドに敗れた頃から、その衰退の兆しは見え始めており、『ドン・キホーテ』はそうした時期に書かれているのだ。つまり、スペインが、カトリックによる世界制覇という、身の程をわきまえない願望にとらわれて、無茶な戦争を繰り返し、次第に身をすり減らして衰えていく姿と、その中で翻弄された自分の人生を、『ドン・キホーテ』という愛情の籠った風刺として描いたのである。
また、全く同じ時期に、イングランドにはシェイクスピアがおり、1605年には4大悲劇のひとつ『リア王』が書かれている。
(大人としては)そうした歴史的な背景も踏まえて読むと、この世界でもっとも有名な物語のひとつを、更に楽しみながら読めるように思う。
(2020年5月了)