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紙の本

4次元の世界とはどういうものかを具体的に描いたSF。示唆に富むイラストを多数収録

2000/11/15 21:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:戸川 隼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これは「4次元の主題による数学的幻想曲」といった感じの本である。普通のSFとは違って,勝手に作った夢物語ではなく,大勢の数学者の協力を得て,コンピューターを駆使して描かれた4次元の世界像である。ストーリーはもちろんフィクションだし,4次元の世界が実際に存在するわけでもないのだが,フィクションの部分はただの進行役で,数学者が目いっぱい夢を広げて4次元の世界の片鱗を描いてみせる,その数学的冒険の方に本書の魅力がある。
 4次元の数学を書いた本は非常に少ない。相対性理論に出てくる「3次元空間に時間軸を加えた4次元」を論じた文献ならばたくさんあるが,空間だけで4次元というテーマを扱った本は皆無に近い。私は洋書を1冊だけ知っているが,それはあまり面白い本ではなかった。そういう意味で,本書は非常に貴重な存在である。
 私は小学校の頃,4次元の世界のことを海野十三の文章で読んだ。それは,幽霊が急に現れたり,消えたり,壁を通り抜けたりできるのは,たぶん幽霊が4次元の生物だからで,その事情は,仮りに紙1枚のような「2次元の世界」があるとすると,私達3次元の人間は自由に「2次元の世界」に入ったり出たりすることができるであろう,それと同じことである,と書いてあった。
 本書で説明されている4次元の世界のメカニズムも,本質的には海野十三の説明と同じである。4次元の世界には,3次元の世界とは違う不思議で面白いものがありそうなものだが「そうではない」というのが数学的真実で,4次元の文献が少ないのもそのためである。しかし,本書はあえてその「不毛の4次元」に挑戦し,さまざまな演出によって4次元の世界を面白く見せることに成功しており,図版を見ているだけでも楽しい。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2006/01/12 20:37

投稿元:ブクログ

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2008/04/10 21:40

投稿元:ブクログ

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