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子供時代にこの「ローラ物語」は何度も読んだはずなんだけど、その中でもっとも印象に残っていないのがこの「わが家への道」でした。 今手元にあるこの岩波少年文庫の裏表紙の情報によればこの本の読書推奨年齢(?)は「中学以上」になっているようなんですけど、実は KiKi が学校の図書館でこれらの本を借りて読んでいたのは小学生の時でした。 まだまだ子供だった KiKi にとって、物語仕立てのこれまでの本(岩波少年文庫には収録されていない「大きな森の小さな家」から「農場の少年」までを含め)とは明らかに異質なこの本はさほど興味を引くものではなかったんだと思います。
子供時代の KiKi にとってこの「わが家への道」があまり興味深いものではなくて、今の KiKi にとっては興味深いというのは、やっぱり「家」に対する意識の持ち方の違い・・・・みたいなことに原因があるように感じました。 KiKi にとって子供時代の「家」っていうのは、自分がどうにかして手に入れてメンテして日々の営みを築き上げていく場所・・・・というよりは、「そこにあるもの」「与えられたもの」だったと思うんですよね~。 極論すれば家事ひとつとってもその行為は「お手伝い」に過ぎなくて、「主体的に生活を営む」というレベルとは大きな隔たりがあったと思うんですよね。 でも大人になるにつれてその一つ一つが現実に自分の手でこなしていかなければならないものになっていった・・・・・。 その積み重ねがあって初めて、ローラたちがこの旅にどんな夢を託していたか・・・・とか、気に入る土地を探すというのがどういうことか・・・・とか、そういう部分に感情移入できるようになったように思います。
(全文はブログにて)
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子供の頃、大好きなローラの物語の続編としてわくわくして読んだが、もはや子供向けではない超現実的な話だった気がする。(翻訳もあまり親切ではなかった)
大人になった今の方が、酸いも甘いもかみわけて、人生に共感できるかもしれない。
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作者はローラというよりは娘のローズだと言った方が適切かも。
ローラによる日記の部分は、ホントに日記という個人的な覚え書きで
人に読ませるために書かれたものではないことが文章から読み取れる。
旅日記の部分は、53ページに載っている地図を繰り返し見ながら読んでいた。
正直なところ、この本は文章よりも写真の方が見応えがあったように思う。
最後に載っていた家の写真を見て、今は記念館として保存されているという
ロッキーリッジ農場に行ってみたくなった。
機会があればだけど。
個人的にはローラの物語は8冊目の『この楽しき日々』で完結した、というスタンス。
『はじめの四年間』と『わが家への道』は副読本というイメージだった。
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冒頭のローズによる、私って頭がよかったんでえ〜、という
不要な部分はいらなかった。
日記も短いし、無理やり本にしたのかな。
エニウェイ、ガッツが凄い。
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『ローラ物語』最終巻というか番外編。
旱魃続きのサウス・ダコタ州デ・スメットから新天地ミズーリ州マンスフィールドまで移住したときの記録。
前後を娘のローズが書き、中間に6週間の馬車の旅をつづったローラの日記。
新しい土地を通るたびに「ここは小麦の出来がいい」とか「土地の価格」を気にしているあたり、移住者の視点だなと思う。
ローズの文章は初めて読んだけど、景色やローラの服装に対する丁寧な描写とか、今までのシリーズにもローズがだいぶ口を出したり、手を入れたりしてきたんじゃないかなというのがうかがえます。
なかなか農業がうまくいかなくて苦しんだ『はじめの四年間』のあとだと、マンスフィールドのロッキーリッジ農場できちんと収穫をあげて暮らしていけるようになったらしいことにほっとします。(でもここらへんはローズの方針なのか、いいことしか書いてないという感じもする。)
「もし、わたしがインディアン(アメリカ先住民)で、ここをたちのかねばならなくなったとしたら、きっと白人の頭の皮をもっとはいでいただろう。」
「水は、常に人間に影響を与えている。いったい、水はどのように人間とかかわりを持っているのだろうか? わたしは、大河や広大な湖を見たことがないが、一つの世界がいかにして創られるのか、その変化の過程を始めから終わりまでつぶさに見たいと思う。」
「移住者の馬車が、うしろからきている。いずれそのうち、いつもの質問がくるだろう。
「どこからきたんですか?」
「どこへ行くんですか?」
「行く先の土地の作物は、どうなんですか?」
こういった質問を、必ずーーほとんど例外なくーーあびせられるのだ。」
「土地は良さそうに見えるが、庭や畑に雑草がはびこっているところを見ると、人々は怠け者だ。」
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インガルス一家はウィスコンシンの大きな森から、あちこち旅しながら移り住み、サウスダコタのデ・スメットに辿り着いた。ローラとアルマンゾもデ・スメットから終の棲家を求めてミズーリ州のマンスフィールドまで旅した記録。
これまでと異なり小説ではなくローラの日記がそのまま掲載されている。ローラの日記は旅の道中のみ書かれているが、出発前とマンスフィールドに着いた後の様子を娘のローズが執筆している。
道中目にした草木や花々、鳥や動物などについて描かれてるが、農作物の育ち具合や土壌についての描写が殊更熱心に描かれてる。ローラもやはり農家の奥さんなんだなと思った。
この旅は、7月から8月にかけて約2ヶ月に及んでいるのだけど、温度計の数値がたいてい30℃を越え、時に40℃を超えている。『この楽しき日々』では零下20℃という時もあった。中西部の寒暖差は途轍もない!そんな所農業を営むなんて、どれほど大変事だったのだろうと思う。
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日付を見ると…1か月以上、旅していたのだな…しかも馬車で。しかも夏。あの後ローラたちは終の住処を求めて小さな町を出たのだな…あそこじゃ農業できなさそうだったもんね…時代もあるのかな。ローズの書いた部分がすごく参考になる。あの100ドル札は結局、えっ、箱の中の?隙間に?あったということ?そんなことあるのか…写真がたくさん収録されているのがいい。素敵なお家ができたのだなあ。ローラよかったね。よかった…