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床下仙人 新奇想小説 みんなのレビュー

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みんなのレビュー120件

みんなの評価3.3

評価内訳

120 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

社会風刺とハチャメチャをブレンドした奇想天外小説、全5編

2010/01/14 19:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

各作品のタイトルからも分かる通り、奇抜な目の付け所がこの小説の重要なポイントであり、読者を引きつけていく部分である。
社会風刺が含まれる部分は星新一。
少しハチャメチャな部分は筒井康隆。
ほんのちょっとだけ、そんな匂いがする。

読み始めると粗っぽい印象を受ける。
ストーリーはつながっており、まったく問題ないものの、どこか物足りなく、話がサクッと進んでいっているような感じ。

またリアルさに欠ける部分も多々気になるものの、そんな事は気にしないで読んだ方が面白いことに気づいた。
リアルさは横に置いておき、話の奇抜さによる展開の見通せない状況を楽しむ、これが一番。
『床下仙人』というタイトルからは興味をそそられるし、実際現れた仙人のような男は何者なのか、本当に仙人なのか、仙人ならば家族に何かをもたらすのか、この後どうなってしまうのか、など色々な思いが駆けめぐり、小説の密度は物足りないものの読み進めていかずにはいられない。

『床下仙人』
仕事が忙しく家庭を顧みない夫は、妻の怯えの原因と思われる、仙人のような姿をした男を見た。
男は見つかると「どうも」とひょうひょうと挨拶をして床下に消えていき、妻の怯えもなぜか消えていた。

『てんぷら社員』
九州支社から転勤してきた五十代の平社員田所は、誤って俺のパソコンの電源を落として深夜残業のデータを消してしまった。
田所が「なんとかします」といった翌日、うるさい課長に報告書が出来ていないことを謝りに行くと、二三日かけてじっくりまとめてくれと、にこやかに言われた。

『戦争管理組合』
五週間の海外ロケから自宅マンションに戻ると、玄関ホールで女に猟銃を突きつけられて、組合員証の提示を求められた。
拘束され集会室へ連れて行かれると、二十人ほどの女性が緊迫した表情で待っていた。

『派遣社長』
次々と社長代行の候補を紹介していく営業者。スキルのアウトソーシングとして社長を派遣するという。
「一ヶ月お試し社長キャンペーン」で興味を持った現社長は、派遣社長の導入を決めた。

『シューシャイン・ギャング』
シマザキは信号待ちをしていると、若い女の子にいきなり靴を磨かれ、千円を請求された。
五十代でリストラされた彼は、自分と似た境遇の彼女にほだされて、用心棒として靴磨きの手伝いを始めた。

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紙の本

身につまされる短編集。

2022/05/17 10:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「家族のためなんだ」。

働きすぎで、ろくに妻子の顔も見られない企業戦士達。

家に帰ったら見たことのない男がくつろいでいる「床下仙人」。

非人道的な営業方針のなかでもがく主人公の前に現れた謎の壮年平社員「てんぷら社員」。

理不尽な男社会をひっくり返せ!
まさかの展開に巻き込まれるテレビマン「戦争管理組合」。

派遣派遣の世の中で社長まで派遣されてきた。しかも御試し一ヶ月で「派遣社長」。

会社にも家族にも捨てられた壮年と、家族を捨ててきた少女が渋谷で生き抜く「シューシャイン・ギャング」。

身につまされる短編集。

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紙の本

床下に仙人がいたら、

2021/02/20 21:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつぞや何処かで頑張って働いていたサラリーマンだったのか。感覚的に奥田英朗さんのイン・ザ・プールを思い出したり、星新一のSFじゃないver.のような、そんなちょっとずれたハッピーな感じがじわじわ滲み出てくるお話だった。

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2008/12/02 12:22

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2007/12/23 09:13

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2007/12/23 22:39

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2008/01/09 21:39

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2008/01/11 02:09

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2008/02/08 21:22

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2008/04/08 20:54

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2007/10/28 00:00

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2008/04/20 12:06

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2008/04/16 12:32

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2008/04/23 20:37

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2008/04/21 23:48

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