電子書籍
なんだか
2021/04/16 22:06
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社と会社の思惑と駆け引きが怖くなります……。しかし、さまざまな登場人物が現れる…中で、その中でも、高須相子が、なんとも言えず、……存在感が、すごいです。
下巻が楽しみですね
紙の本
出生の秘密
2017/01/25 22:12
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと第三銀行を呑みこむことを狙っていた大介であったが、対立政治家の資金源であることがわかり、諦める大介。よりにもよって先に第三銀行と平和銀行という中位行どうしの合併を予定していて、先を越されそうとわかると、永田蔵相と結託して、その合併を潰そうと画策する大介。政治家、官僚の派閥争いが絡んだ各自の思惑にしたがった展開は面白い。特に言葉尻などそれぞれがうまく対処しているところが見ものである。その後の銀行局内での机上の合併構想とそれをなんとか利用しようとする大介。そういった狡猾さもよい。中巻後半の大同銀行の日銀派と生え抜き派の抗争もまた同様に面白い。神楽坂で集まって慰めあいながら、日銀組は鉄鋼などの基幹産業に融資したがり、石鹸のような庶民的な産業には目もくれないなど融資先選定の件から、副頭取の人事まであらゆる不満で渦巻いているようである。
一方で、鉄平の出生の秘密も中巻で明らかになる。敬介がお風呂で寧子をとの疑惑であり、それを寧子も大介も疑っているが、確実ではないところがよくできた筋であると感じる。そして鉄平が大介でなく敬介の子供であるなら、実子にあたらない鉄平に冷たくあたる大介の気持ちもわからなくはない。
また万樹子の流産騒動と、銀平の万俵家に対する諦念的な屈折した感情。二子の望まないお見合いとそれを強引に推し進める大介の愛人相子など、さらに万俵家はおかしな方向に進んでいくことになる。
しかし、そもそもこの時代に、このような出生に関するドロドロがあるのだろうか。出生の秘密についてというと、秦の始皇帝が思い浮かぶ。始皇帝(名は政)は、父が荘襄王ではなく、その家臣である呂不韋ではないかとの話があり、有名である。中国のみならず日本であっても古い時代においては、跡目争いも熾烈であろうし、このような富貴な家の骨肉争いもなかなか想像に難くない。一方、本書で描かれている時代においては、多少現実離れしているように感じるのは私が現代的すぎるからなのだろうか。
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中巻からは、阪神特殊鋼の高炉建設に加えて、いよいよ阪神銀行の合併問題がメインになってきます。さらに、鉄平と大介の関係はますます悪化の一途。鉄平視点で読んでいると、大同銀行の三雲頭取の温かさが何より救いです。
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昭和40年代の銀行(の裏側)で、こんなに恐ろしいことが起こっていたなんて・・・・・・・(絶句) 「白い巨塔」「沈まぬ太陽」より凄まじい。。
それと、高須相子、怖っ! 彼女をここまでさせているのは、いったい何なんだろう、と思ってしまった。
そしてそして、鉄平はどうなってしまうの。。。(下)の裏表紙に書いてあるあらすじの内容が気になって、ますますのめり込んでしまいそう。
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ドラマ公開前日に(中)を読みきる。
白い巨塔のキャストでいけんじゃね?と思った。
多分、ドラマは将軍と肖像画に翻弄される人が続出だと思う。
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「小が大を食う」合併計画を進める中、次女・二子の結婚問題が起こってくる。閨閥結婚を迫られながらも、兄・鉄平の友人である四々彦にひかれ二子の結婚は……?また、鉄平の出生秘密も絡み合い、万俵家では確執が深まっていきます。
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この話の中で私が惹かれるのは、理想に向けて情熱的に、真摯に仕事に取り組んでいる鉄平の姿です。
でもそれは理想だけが空回りして、現実には上手くいかない。もっと上手で、巧妙な陰謀によって・・・。とてももどかしく、ハラハラさせられました。
そんな鉄平と三雲との信頼関係にホッとさせられます。でもそれはビジネスという戦場では甘さでしかないのです。
美馬と相子の野心も興味深かったです。
普通の家庭に生まれ、育ったものが上に上がろうとするためには、ここまでしなくてはいけないのか。。。哀しいけれど、これが現実なのでしょうか。
寧子も銀平もあきらめてしまった現実に、立ち向かおうと反抗する二子が、せめてもの救いに感じました。
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鉄平に感情移入しているんで、相子の言葉一つ一つがいやらしいと思える。大介を見てると、バンカーって怖いなあ、って思えてきたが彼の場合は敬介を嫉妬しすぎてるところから冷たい態度を取ってるようにも思える。
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どん底へと進む長男の苦難がひしひしと
伝わってくる。
タイトルとはかけ離れ、様々な人間に
頭を下げ資金を集める件が印象的。
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悲惨だと思いませんか。実の父親に会社を潰されるなんて...全体的にすこしダラダラ感がありましたが、この調子だと下巻は凄そう...!!!
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阪神特殊鋼の専務万俵鉄平は、米国企業からの増注契約をキャンセルされて危機に陥る。旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれるが、その矢先、熱風炉が爆発するという事故が出来―。一方、万俵家の次女二子は、総理の縁戚と見合いをしながらも、鉄平の部下である一之瀬に惹かれていく。万俵家に同居する大介の愛人・高須相子が企む華麗な閨閥づくりの行方は…。
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結構読む時間が割けたので2月中に読破。ドラマよりも抑揚の無い展開ですが、ドラマに無い話も含まれていたりもする。
ただし、ドラマの方がわかりやすくドラマチックにはなってるかな?
同時進行で読むと話ごちゃごちゃになるから興味ある人はどちらか片方にした方がいいと思います^^;
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丁度高炉が爆発したところで中巻が終わるのが憎いです(笑)自分の野望の為に鉄平をどんどんと追い詰めていく大介が恐いです。
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ドラマにない展開など原作はかなり楽しめる。
綿貫は原作も鶴瓶でピッタリ(笑)
すんなり置き換えて読めた。
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ドラマと並行して読み進めていくはずが、ドラマの方がどんどん先に進んでいってしまい、最後の方だけが気になったので、途中で読むのを切り上げて、下巻に移ってしまいました。なので、感想は下巻へ記入します。(2007年3月)