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紙の本

出版業界のビジネスモデルと「地上の星」

2004/07/31 13:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 考えてみれば、出版というのは不思議な商売だ。紙の束に文字を載せて売る。売れればコピーしてまた売る。かかるのは紙代・製本代。価格はオンリーワンだから勝手に決められる。これでどうして儲からないのだろう?

 この本はそんな疑問に答えてくれるかもしれない本だ。どちらかといえば有名というよりはちょっと無名な出版社にフューチャーして、そのビジネスのモデルと成功・失敗について真面目に解説してみた本だ。「こうすればベストセラーができる」とか「この成功例に学べ!」とかいう本ではなく、また「そもそも出版とは」とか「出版業界の過去未来」みたいな抽象論でもない。業界の中に分け入ってみたい人には面白い本ではないだろうか。

 最近、100万部だとか200万部だとか300万部とかのベストセラーがニュースになっているけれども、それだけが出版業界ではない。この本を読んでベストセラーを作るだけではなく、きちんと配本し、お客さんの手元に届け、さらに売り切るのがいかに難しいか、ということがよくわかった。素人的には作って売ればそれでOK、という気がするのだけれども、返品前提の業界ではそうもいかない。

 この本では、ベストセラーを狙わない出版社の例も多く扱っているのが特徴だ。ただ、ディアゴスティーニとかディスカヴァー・トゥエンティワンのように、どちらかといえば特殊なビジネスモデルを多く扱っている。

 出版業界というとメディアとの人的&金的なつながりもあって、大手&ベストセラーばかりがニュースになるけれども、その陰にはいろいろな工夫をして生き残っている多くの「地上の星」達がある。そんなことを感じさせる一冊。帯の文句「これは出版業界のプロジェクトXだ!」という永江朗氏の文章も、そういう意味なんだろうなぁ、と思わせられる。もちろん、『白書出版産業』などのように網羅性のある内容ではなく、どうも業界記者ウケしそうなところばかりを取り上げているきらいはあるけれども、それでも、出版業界のビジネスモデルに興味のある方は、面白く読めるだろう。

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