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強引な求婚者 みんなのレビュー
- ジュリエット・ランドン (著), 糸永 光子 (訳)
- 税込価格:748円(6pt)
- 出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
- 発行年月:2005.11
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文庫
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紙の本
悶々と悩むヒロイン
2006/01/15 00:48
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自由を愛し自立心に富んだマリエッタは、男性に縛り付けられる結婚を嫌い求婚者は全てはねつけて来た。幸い継母は家政の一切を任せてくれ、父親も理解のある人だ。マリエッタは今のままで充分に満足だった。
そんな折り、一家は父が新しく獲得した荘園の隣人アラン卿が理想の結婚相手だと知る。継母は結婚を拒否し続けるマリエッタにさじを投げ、実の娘である次女エメリーンをアラン卿の相手にと張り切る。しかしアラン卿が求婚したのはマリエッタの方だった。
この話は前後半で区切られます。前半は求婚から逃げるマリエッタをアラン卿が押さえ付ける、という感じ。後半は馬泥棒をはめる計画に没頭するアラン卿と、妹エメリーンに悩むマリエッタというところでしょうか。
周囲からは美しいと思われているマリエッタですが、本人は無自覚です。しかもエメリーンがアラン卿の前妻に瓜二つらしい事が分かると、なぜあんなに美人なエメリーンでなく自分を選んだのかと悶々と悩みます。
肝心のアラン卿は、馬泥棒を捕まえる準備を頼むものの事の真相はマリエッタに隠したまま、しかも人前でエメリーンと親しげな様子を見せつける始末。
アラン卿の心情がさほど多く書かれていないのもあって、彼の行動の真意は後々になるまでよく解りません。同じように事件解決後の彼の反応も、もう少し書いてくれてもいいのに、と物足りなく思いました。
あと前後半で話が区切られている為、前半の悪役が後半では無意味なものになっているせいで盛り上がりに欠けたと思います。後半の悪役について前半で布石はあるのですが、物語全体を引っ張って行くようなインパクトはありませんでしたし。あまり長くもない話なので、物語を区切ってしまったのは失敗だったように思いました。
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