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ロックンロールという20世紀のBGMを主題に取った7つの大陸をまたに駆けた壮大なクロニクル。
それでいて文体は非常にポップ。
ちょっと変わった現代小説を手に取りたい方に。
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4月21日購入。5月1日読了。装填を見て敬遠してましたが,勇気を出して買ってみるといつもの古川日出男物語です。おもしろかたです。
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古川日出男初体験。かなりすき。インドでエルビスのカッコしたヒーローが増殖していく(そこまでの経緯がおもしろくって、しかもよくできてる)第五部が一番いい
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ロックでポップな、新たなる20世紀神話。
"あたし"が語るのはロックンロールの誕生と隆盛。爆発的に広がる
ロックを追いかけつつ、物語は20世紀という時間、七大陸という空間
を呑み込んでゆく。壮大なヴィジョンで描き直す新・20世紀史
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印象としてはそのまんま音楽版のベルカ。対象が犬かロックかの違いです(笑)
語り手の「あたし」が綴る20世紀のロックンロール。まぁつまりは作者の得意技、筆力でただひたすらに読者を圧倒する、完全でっち上げの世界創造です。そうと分かっていても、それでも尚且つ、読むと確かに世界に「ソレ=ロックンロール」は存在してる。スゴイなぁ…濃いなぁ(笑)
先にベルカを読んでいたので慣れが来てたのもありますが、一番インパクトがあったのは目次のページでした。特大ゴシックで飛び込んでくるロックンロールの群れには笑った(爆笑)
にしても比較対象が同じ作者の作品しかないってのもスゴイよなぁ。オンリーワンな世界です(笑)
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大雑把に言うと全てがあまりにも自分の好みでは無く、読むのが苦痛に感じて途中でギブアップ...
う〜ん、また違うタイミングでトライしてみよう。
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2007/04
マジすげえよ。
この人の言葉ってのは圧倒的な世界がある。力がある。リズムがある。リアルとかなんだとか、全く関係ない次元で突き抜けてて、超カッコいい。
やっぱ小説は圧倒的であるべきだ。
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ロックでポップな、新たなる20世紀神話。
"あたし"が語るのはロックンロールの誕生と隆盛。爆発的に広がるロックを追いかけつつ、物語は20世紀という時間、七大陸という空間を呑み込んでゆく。壮大なヴィジョンで描き直す新・20世紀史。
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好き嫌いの分かれる作家だとは思います。最初の数ページを繰っていただいて、
「・・・自分はこの文章は向かないな。」
と思ったら、それは向かないのです。仕方ないのです。そこは強弁しようとは思わないません。でもあいかわらず神作品。内容は完全に忘却したけど。(←ダメ人間・・・。)
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古川日出男の作品の中でも彼の好きな言葉(?)「ロックンロール」について扱った作品。
ロックがロールして世界中を駆け回っているわけで、こういう古川作品らしい壮大な物語は面白かったです。
でも他の作品と比べると…と思うと、五つ星はつけられんのである。
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それから彼が解凍される時を待つ。氷の中から釈かれるのを待つ。その瞬間に、目覚めて彼は尋ねるだろう。いずれ出来事は過去形で記録されて、物語られるだろう。無数の異説に彩られながら。すなわちーたとえばーこんなふうに。
そして彼は訊いた、君は誰なんだ?と。
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20世紀はどんな百年だったか?
「戦争の世紀」?
それは違う。
戦争は19世紀にもあったし、18世紀にもあったし、当然ながら21世紀にもある(悲しいことだけど)。
20世紀は「ロックンロールの世紀」だ。少なくともその後半は。
ロックンロールは19世紀にはなかったし、18世紀にもなかった(21世紀がどうかは…各自で考えて!)。
この小説はロックを主題としているが、音楽小説ではない。
ロックは爆音で鳴り響いたりもするし、ただのBGMだったりもする。
語られるのは人々の織り成す壮大な物語。
人々は20世紀を走った。そこにはロックンロールが流れていた。
個人的にはインド編(?)が一番良かった。
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ごりごりしているイメージで、ついていくのに大変だったのだけれど、
「もっていかれる」瞬間があった。
これは、ロックを聴いているときに感じるものと似ていた。
それだけでも評価せざるを得ない。
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良くも悪くも、この本はまともに感想が書けない。(でも、読み終えたっていう事実は記しておかねばならない、って私は思うわけ。何故ならあたしは「ベルカ、吠えないのか?」の後にこれを読んでいて、それはそれだけでもとっても意味があることだからだ)
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ロックンロールが七大陸をめぐる話。
文章がリズミカルで、クセが強い分、とっかかりにくい面もあるが、うまくそのリズムに乗れると、すごく気持ちよくぐいぐい読める。