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電撃小説大賞銀賞受賞作。初めは描写というよりも説明と言う感じだし、大嫌いな簿記の用語が出てきたり、すごくとっつきにくかったです。でも中盤辺りから、だんだんと“読ませてくれる”小説になり、ヒロインであるホロの性格も最初はあまり好きじゃなかったけど、終りにつれて良さと悪さが分かり可愛く見えます。やや展開が遅い気もしますが、こういう作品はそういうところもいい所だと思います全体的に見ると綺麗に纏まってるし、終わっているように見えました。すっきりまとまっているので、これはこれで終りにしてもらって、新しい作品を見てみたいです。最初の印象が悪いため☆二つマイナスですが、全体的に見れば中々のもの。
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「最後の締めがすばらしい」と紹介されて読んだら、本当にその通りでした。
最後の一文だけで「そういうことか!」と…。
特に時代を限定しているわけでは無いのに、世界の設定が綿密に練ってある所は偉いと思う。
そしてホロが嫌味なく可愛いw
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パラダイムシフト。
中世ヨーロッパ風経済小説です。
ファンタジーっ気がほとんどない。
戦争やら何やらを扱うわけでもない。
まったりした話ともいえない。
それでもここまで話が盛り上がるのは開眼的だった。
……というより、このジャンルで経済小説(経済ネタ)が成り立つのが驚き。
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人気作品ってことで結構期待して読んだんだけど、ソコまで言うほど面白くなかった。(つまんないということではなく)
世界観はすき。
賢狼ホロと行商人ロレンスの二人旅物語。
キャラはいいけど、経済の話はつまらんし意外と大したタネはないし(考えるのは大変だろうけど、読む方はふぅ~ん。程度だと思う)、キャラ同士の掛け合いの面白さはあるけど、それなら西尾維新の方が断然面白いしなぁ。なぜこんなに人気があるのかちょっと不思議。
アレか?耳とシッポが生えてるからか?
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電撃文庫で銀賞らしいです。でも読んだのは人に薦められてからなので4巻がでてからです。時代背景は中世ヨーロッパ風。近代科学と古い迷信がいりまじった混沌期。まさかライトノベルでこういう話が成り立つなんて思いませんでした。剣も魔法も出てこないで、金のやりとりで話が進んでいく。唯一ライトノベルのファンタジーっぽいは賢狼・ホロか。
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ページ数の割にかなり読み応えあります。商売のやり取りの臨場感、ホロとのニヤニヤなやり取り、まったりな時間の描かれ方などなど…著者の文才が光る作品ですねぇ。(06/5読了)
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行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。
「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」
老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。しかし彼女が本当に豊穣の狼神なのか半信半疑ながらも、ホロと共に旅をすることを了承した。
そんな二人に思いがけない儲け話が舞い込んでくる。近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。疑いながらもロレンスはその儲け話に乗るのだが−−−。
第12回電撃小説大賞<銀賞>受賞作!
ホロが可愛い!
商人の駆け引きとか面白くて、何よりライトノベルという分野での経済小説は斬新。
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中世風ファンタジーに、為替とか先物取引とか貨幣経済が絡んでくる異色作。会話をみんなが裏の裏まで読みながら進めるので、特にそこが面白い。話の流れは素直でした。現代の社会人はみんないわゆるこの話の商売人に共感するんだろうと思いました。中学生くらいで勉強するレベルのちゃんとした経済の話が絡んでくるので勉強にもなりました。主人公のロレンスとホロはずっと控えめにいちゃいちゃしてた。
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賢狼ホロと行商人ロレンスの旅。
ホロがとても可愛い。
1-4まで読了。
07'8'26
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ファンタジーなのに戦士や魔法使いなどの冒険譚じゃなく視点に置いたのが商人。旅から旅の行商人ロレンスの前に現れた、麦に宿る豊作の神、賢狼ホロ。互いの利害が一致し、二人は一緒に旅を始めることに。
商売の駆け引きや男女の駆け引き、さまざまな言葉のやり取りが軽快で、実にリズミカルな作品。
しっかりとした起承転結も読み手をはらはら、どきどきさせ、がっちり読者を掴んで離さない。
電撃小説大賞2006年銀賞受賞作、今後が非常に期待できるシリーズ。
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楽しくドキドキしながら読める作品。
武器も魔法も出てこない、商人が主人公のファンタジー小説は、斬新で面白かったですv
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行商人ロレンスと豊穣の神である賢狼ホロが共に旅をする話。
ホロは狼の姿になったあと、どうやって服を見つけたのかが謎。
北斗の拳でケンシロウが服を破いた後にどうやって服を見つけているのか、と同じような疑問。
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FT世界の地味な部分にも目を向けてたのがこぼれ話的なおもしろさ。展開自体はすごく素直。どーでもいいけどロレンスの絵はもっとおっさんの方がいい。
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読んでいるときは大変面白く読んでいたのですが、あとになって気が付きます。すなわち、内容が薄い、と。
あと、読んでいるときも思っていたのですが、この著者は中世の知識をあまり生かし切れていない。それ故に浅いのかもしれません。
関係ない話ですが、どうして電撃文庫は続き物を出すのでしょうか。この著者の他の力も見てみたいと思う読者は少なくないでしょうに。
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三巻くらいまではこの世界の経済論を楽しみ、四巻からはロレンスとホロの関係や神話、民話が楽しめる。中世のヨーロッパを彷彿させる世界と、丁寧な叙述が良い。安定した文章力で、全体において落ち着いた物語です。恋愛方面にしても実にサッパリしている。というのも、主役二人が孤独に慣れた、いい年した人たちだからなんでしょうね。(ホロなんてウン百歳だし)そんな二人が「やっぱり一人は寂しい」と同調し、少しでも長く一緒にいようとする。青春時代に立ち戻ったようで大人の狡賢さを持った互いがダラダラ旅する絵は好きだなぁ。