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陽気なギャングが地球を回す 長編サスペンス みんなのレビュー

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みんなのレビュー1,748件

みんなの評価4.2

評価内訳

1,748 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

安心して薦められる、伊坂作品の入門書

2009/09/12 15:39

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「長編サスペンス」と紹介されているが、私にはライトなコメディに思えた。現場で必ず演説をぶつ銀行強盗なんて、コメディでなければ何だというのだろう。そう、本書は銀行強盗の話。それも何とも軽いノリの4人組の銀行強盗が主人公。それでいて成功率は100%だ。

 演説をぶつのは響野。口から出るのはウソばかりという男。でも仲間を裏切ることはしないし、自分にウソは付かない。真っ直ぐなヤツなのだ。彼の昔からの友人でもある成瀬はウソを見抜く名人。ウソつきとウソを見抜く名人の組み合わせとは相性が悪い、いや逆に抜群に良いのだろう、2人のコンビは息が合っていて最高だ。
 この2人に久遠と雪子の4人組、それと響野の妻や雪子の息子らが、組み合わせを変えて登場する短めの場面がドンドン展開していく。テンポが良くて会話が面白いのでアッと言う間に読み進んでしまう。映画化されたのだが、映画の長さは90分あまり。あとがきによると、著者がそのくらいの長さの映画が体質にあっていると言い、ふと「そういうものが読みたくなり」書いた話らしい。コンパクトな話なのは、著者自身の狙いでもあったわけだ。

 伊坂作品の中で最初に読むとしたらこの本が良いと思う。なぜなら本書は読者を選ばない。会話は面白いし、伏線は活きている。でも伏線の複雑さはホドホド、ついでに不思議さもホドホド、悪意や暴力もホドホド。伊坂作品の特長がホドホドに入っていて、万人に受ける。入門編として最適だ。
 

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紙の本

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女、の4人

2023/03/31 11:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

饒舌で敏腕な4人が繰り広げるギャングストーリーです。4人それぞれしっかりキャラが立っていて面白く読みました。映画の鈴木京香さんが素敵でした。

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紙の本

間違いない

2020/11/23 22:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、設定がいい。嘘発見器、嘘つき演説家、スリの天才、体内時計の4人組が完璧に強盗をこなすという設定がまず面白い。自分にはぐさっと刺さった。
そして、物語もテンポよく進み読者を引き込みまくる。引き込まれて、一気読みしてしまった。いい意味で裏切られたのも良かった。
個人的には、成瀬さんが大好き。

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紙の本

ハイテンポ

2020/04/23 12:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白い!!
一気に読んじゃいました。
ハイテンポな小説でとても読みやすいです。
登場人物もみんないきいきとしていて、会話のテンポもいいからぐいぐいひきこまれて、いつの間にか読み終わっちゃってた感じです。
長編サスペンスだけど、頭使って色々推理しながらって感じではなく、物語の中に自分がすいこまれていくので読んでいても疲れませんでした。
主人公たちがとても魅力的です。

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紙の本

面白い

2018/06/20 13:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

続編も続々と出ている作品でもあるので面白いんだろうと期待大で読了。
続きが気になって早々に読んでしまうのはいつもの事。
もちろん面白い。
普段なら伊坂さんの会話のセンスが大好きな私が、他の作品と比べるとそれほどでもない。と思えてしまうのは、他の作品と違い普通の人が少ないからかも。
登場人物が全員ウィットな会話で終始シュールな笑いを誘うよりも、まともな人が刺す一言が笑えたりするのが伊坂作品の面白い所。
全員キャラが濃いってのも難しいんだなぁ〜。
でも面白いから続編に!

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紙の本

エンターテインメント!

2015/10/15 10:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

どんでん返しに次ぐどんでん返しで、最後まで緊張感を持って読めたのが良かった。これぞエンターテイメント本。敵を欺くなら味方からって言うけれど、読者を欺いてなんぼの構成が素晴らしいなあ。足の悪い田中さんとか予言めいたことを言うタダシ(もしかしてカカシ?)くんとか、伊坂作品を読んでる人へのちょっとしたサービスが心憎いね。たまたまだけれど、地元駅に電車が到着したと同時に読み終えたので、まるで雪子さんみたいって思ったり。伊坂さん、90分で終る映画、私も好きです!

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紙の本

実に陽気な伊坂作品

2015/08/09 12:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さんしろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂作品は何パターンかあるが、チルドレンや死神と同系列のこの手の作品が好みである。一風変わった登場人物たちの非日常的な行動に、軽妙な会話がうまく絡んでおり、読んでいて実に気持ちがいい。妙な蘊蓄や諺が次々に出てくるが、それがコミカルであり、伊坂先生のセンスに脱帽である。続編の日常と襲撃も読もう。

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紙の本

面白い!面白すぎる!陳腐な褒め言葉でゴメンなさい

2012/09/12 01:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る

非常に面白かった!
中盤から後半にかけてのくだりは本当に面白く、ページをめくるのが快感。

変わった能力を持つ、4人のキャラクター。
その妻に、息子に、登場人物がめまぐるしく出てくるので、最初のうちは誰が誰だか頭にきちんと入らなかったが、途中からはもう、完全に彼らの虜。

軽快な会話劇タッチで進んでいきつつ、
所々に伏線をちりばめてあり、それを最後までに見事に回収し切った!
最後は話が何となく読めるものの、これは著者が話を読めるように作ったからだと思う。
それでも面白くて仕方がない。
ワクワクしながらページをめくる手が止まらない!
極上のエンターテイメント作品でした。

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紙の本

ロマンはどこだ。

2006/08/12 23:01

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一癖も二癖もある個性を持つ4人組が主役のこの作品、コミカルでテンポの良い粋な会話にあっという間に魅了される。
読む手は止まらないのに、読み終わるのがもったいない。
色濃く張られた伏線はラストを想像させてしまうものではあるが、最後カチッと一つにハマるところは見事であり、爽快な読了感をもたらす。
「謎解き」という要素は薄いので、ミステリー好きには物足りないかもしれないが、苦手な人でもすんなり読める良作であろう。
この作者の他の作品とは少し雰囲気の違う作品ではあるが、作者の知識量(もしくは参考文献の多さ)だろうか、他作品と同様に安心して読める文章である。

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紙の本

面白かったです

2023/06/02 16:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからは自分の趣味と異なるように感じましたが、色々な展開と、さすがの伏線回収でとても面白かったです。

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紙の本

芸術的な犯行

2020/05/28 23:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

4人がそれぞれの特殊能力を発揮して、鮮やかに銀行強盗を成功させています。第1作では元夫と仲間との間で揺れる、紅一点の雪子に注目して読んでみました。

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紙の本

陽気なギャングが地球を回す

2018/12/30 17:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

3作目から読んで1作目を読みました。小雪さんが物語のキーマンでしたが、ギャングの小雪さんの立ち位置が微妙でしたが、響野や久遠などとの軽妙なやりとりが面白く2作目にも期待します。

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紙の本

合言葉は「ロマンはどこだ?!」

2012/01/13 14:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『グラスホッパー』や『チルドレン』を読んで、もっと伊坂幸太郎作品を読みたいと思って手に取った作品。『ゴールデンスランバー』が2008年度本屋大賞を受賞した余韻か、本屋には伊坂幸太郎コーナーがあり、次に読む作品を選ぶのに全く困らなかった。

そして今回手にとってみたのがこの『陽気なギャングは地球を回す』だ。並べられている伊坂作品を見比べて、本作品を手に取った一番の理由は「タイトルに惹かれた」から。『陽気なギャングは地球を回す』だなんて、痛快な結末を迎えられそうで、わくわくするじゃないかその読みは大当たり。ドキドキハラハラのサスペンスでありながら、読了後はスカッとした気分になる。映画化されDVDも発売されているようなので、映像でも是非、観てみたい。映画公式サイトはコチラ。



物語の主役は銀行強盗四人組。リーダーは、嘘を100%見抜く冷静沈着な論理派・成瀬。表の顔は真面目な公務員。 成瀬の昔からの友人で演説の達人・響野。彼の昼間の顔は喫茶店のマスター。 動物と自然をこよなく愛する青年・久遠はスリの天才。 紅一点の雪子はコンマ1秒単位の精確な時計を体内に持つ、ドライビングテクニック抜群の一児の母。

4人の銀行強盗のポリシーは「人を傷付けない」こと。成瀬の理論的で完璧な銀行強盗プランにのっとり実行される犯行の勝率は10割。強盗劇スタートの合言葉は響野の「ロマンはどこだ」だ。

しかしある日、せっかくの「売上」を逃走中に奪われるという予想外の事態が起こる。売上を奪取したのは近くで活動中の現金輸送車襲撃犯グループだった。

残された僅かな手がかりを元に、四人は「売上」の奪還に乗り出す。



銀行強盗の視点から描かれるサスペンスを読むのは初めてのような気がする。けれどよくよく考えてみれば、怪盗や窃盗グループが主役の作品はそう珍しくはない。『アルセーヌ・ルパン』シリーズに始まり、映画ならば『オーシャンズ11』シリーズ、アニメの『ルパン3世』もこのグループに属すると言えるだろう。

これらの作品に共通して言えるのは、1無暗に人を傷つけないこと 2弱者を狙わないこと 3どこか憎めないキャラクターであること 4ロマンがあること。そしてこれらの点は、この『陽気なギャングは地球を回す』にも共通している。

物語は主人公四人による多視点型で進められる。多視点型による進行は『グラスホッパー』に見受けられる。伊坂幸太郎という作家は多視点型の手法を得意としているのだろうか。わたしはこの多視点型が気に入っている。複数の視点からによる物語へのアプローチは、物語の全体像を把握させてくれる。ある一人の視点で進められる文章の中にはもちろん他の三名が登場し、その視点の一名が他のメンバーに持つ感情なども表わされるため、物語に奥行を演出している。

さて、物語の展開はとてもスピーディー。四人による論理的な銀行強盗劇だけでなく、彼らから「売上」を奪取した現金輸送車襲撃グループへの仕返しも見物となっている。

物語とは、主となる核が走っていて、その核を中心に細部の肉付けがされているものだとわたしは思う。もちろん、核となるストーリーが読み応えのあるものであることは必須なのだけれど、わたしはその物語の中心をとりまく細部によく注目してしまう。それは、登場人物による小さな小競り合いであるとか、屁理屈や、無駄に感じる読者もいるかもしれない小道具であったり、突然登場オヤジギャグであったりもする。

そういった細部がこまかな作品は読んでいて飽きないし、何度も読み返したくなる。この作品もそういった類に入るが、スリルとドキドキ感が売りのサスペンスは結末が解っていては楽しさが少し減ってしまうので、読み返す間隔は大分あってもいいかな。

と、たらたらと書いてしまったが、『陽気なギャングは地球を回す』はとてもシンプル。「悪は必ず罰せられる」という王道を行っている。王道なのに飽きない、これは愛される作品に共通して言えることなのかもしれない。


ドキドキ感を味わいたいけれど、最後にはスカっとしたい人にお勧めの作品。合言葉はもちろん、「ロマンはどこだ」!

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紙の本

ライトな感じ。

2018/06/22 19:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリっぽくはしているものの、どれもすんなり予想出来る範囲のものです。
それよりもエンタメ性が強いですね。楽しく読むことが出来ます。
映画版も観てみたいです。

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2008/04/12 22:45

投稿元:ブクログ

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