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なんと孤独な色合い濃い雰囲気だろうか。ヒロインのモノクロームな生活にヒーローが登場した事で徐々に色が差し込みはじめる。夫殺人の疑惑の渦中にいるヒロインと離婚で辛い時期を過ごして来たヒーローのロマンスだ。元妻の強欲ぶりに驚愕。
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図書館の本
ほんぽーとから借りてきていた物を読了。
あらすじのところに「コンテンポラリー・ロマンス」とあってなんだ?と思ったのですが現代のロマンスでした。なーんだ(笑)
(BOOKデータより)
あらすじ
ニューイングランドの海沿いの街。政治家だった夫の殺人容疑で、周囲から白眼視されながら暮らす“呪われた未亡人”、サンドラ。童話作家でもある彼女は、海が望める小高い丘の古い家屋に住んでいたが、その家を売却して他の土地へ移り住む決意をする。彼女の「過去」を誰も知らない街へ。しかし、家を売却するには、修理が必要だった。サンドラが依頼した建築業者は、ハーバーに繋留したクルーザーで船上生活をするマイク。彼は古い家屋修復のエキスパートだった。マイクは修復作業をしながらも、サンドラの夫の死について疑問を持ち、調査を始める。孤独にさいなまれたサンドラに強く惹かれるマイク。それはサンドラも同じだった。サンドラの夫の死の真相は?強く惹かれ合う2人の行く末は?
本を開いた献辞でもう大笑い
「いつもわたしの壊した物を修理してくれる○○へ」
えっと、このスーザン・ウィッグスもわたしと同じでクラッシャーなのかしら?
マスコミってこわいわ。
無罪って判決がでても「殺人者」とあおりたてられる。
そして仲良くつきあってきたはずの義父母まで「殺人」として訴える。
でも真相は全然違うところにあった。そんな作品。
ミステリー仕立てで本当はだれがヴィクター(夫)を殺したのか?が分からず話は進行します。
そしてヴィクターの幼なじみのマイクが登場し、サンドラとの関係を築くために事件の真相を追っていくの。
一方でマイクの子供とサンドラとの交流もいい感じで書かれているし、プードルもかわいいのでずーっとミステリー仕立てで緊張が続くお話ではありませんでした。
真実が明るみに出たとき、恥じ入ることのない生き方って大事なんだなと思いました。
アメリカの古い家が物語の舞台。
想像できそうで出来ません。どんな海辺の家だったのかしら?
それとも知っている?
そんなところも気になる作品でした。
Passing Through Paradise by Susan Wiggs
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ななめ読みです。バツ一建築業者(娘と息子あり)と児童書作家[more]ヒロインは1年前自動車事故で同乗していた夫を亡くす。夫殺しで夫の両親から起訴されている。ヒーローと夫は幼なじみ。夫(のやり方)にむかつく
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政治家だった夫の殺人容疑で、周りから孤立しているサンドラ。
古い別荘を修理して売却したあと、他の土地へ移り住もうと決意する。
その修理を請け負ったのがマイクだった。
彼はサンドラに惹かれるとともに、夫の死に疑惑を持ちはじめる…。
うん、一気に読めた。
マイクの子どもたちが可愛いんだよね。
マイクも良いお父さんで、子どもとの関係を読んでるといじらしいまでに頑張ってる。
マイクの前妻のアンジェラは、まぁ、誰もがどうだろうけど好きになれない女だね(笑)
マイク、良い男だなー。すごく好き。
サンドラもすごく魅力的だった。
幼い子ともそうだけど、難しいティーンエイジャーともうまくコミュニケーションがとれて、心があったまった。
サンドラがあんなに周りに夫を殺したと疑われているのは、本当に気の毒だったので、個人的に全貌が判った後の、サンドラに攻撃的だった人々の恥じ入る様子が見たかったけどね(笑)
ひとつ気になったのは、昔誰かが庭に埋めたっていうコインを、誰かが見つけるんじゃないかと思ってたけど、ただのお話で終わってた。
なーんだ。
どれもみんな丁寧に書かれていて、本当に素晴らしかった。
☆4つ。