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わたしは、物語を食べちゃうくらい深く激しく愛している、ただの文学少女です・・・・・・。
ホントに食べちゃった!!!
読後の余韻が好き。『うさ恋。』は読まずにむしろちょっと敬遠してたんですがこれはいいですね。これを機に太宰治読もうかなと思います。
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作者はシリアスと言うが、ほろ苦コメディでいいと思われ。先輩はアレだけど、日常に潜むミステリーと狂気が」よく描かれた作品だと思われ。★は文句なしの5つ〜
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ご本を読みながらむしゃむしゃ食べる、
遠子先輩の設定が奇抜で魅力的。可愛い。
人間失格を読み返したくなった作品。
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本は食べるものではないので、良い子は真似しないようにしてください
でも本を食べるという斬新な話は新鮮でよかった。
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本文より引用
自分はまるで真っ白な羊の群れの中にぽつんと生まれた黒い羊のようでした。
(中略)
そうして自分は今も、仮面をかぶり、道化を演じ続けています。
(中略)
成長するにつれ、自分と他人の感じ方に、大きなズレがあるという思いは、
ますます大きくなってゆきました。
他人が嬉しいとか哀しいとか感じることに、自分か小指の爪ほども共感ができないのです。
本をパクパク食べちゃう文学少女と、
人でありながら、人の気持ちを理解できない人間モドキのお話。
ダウンな設定ですね。
太宰治の『人間失格』をテーマに描いてる作品。
太宰治といえば、『人間失格』は恐ろしく暗い作品でしたが、
『走れ、メロス』や『葉桜と魔笛』では
たしかに舞台は暗いかもしれないけれども
人間の優しさや信頼を描いてますからね。
『人間失格』や本人が最後に自殺をしたこと等を考えると
イメージは明るくないですが、素敵な作品を残しているのも確かなわけで。
微妙に脱線。『“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)』ですが、
シリーズ作品だそうで。一応終わりは締められていて、
十分だと思いますが、今後の展開が気になります。
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久々に買ったライトノベル。レンタルマギカ以来ですか。
このライトノベル〜で見て、遠子先輩があまりにも可愛らしかったのでジャケ買い(笑)してしまったのですが。
楽しかったです。
なんだろう、萌え要素ってのがあるにはあるんだけど、それが狙ってる感じじゃなくて、もしかしたら男の人的には遠子先輩のアレを萌えーってなるのかもしれないんですけど、それを心葉くんがドン引きしてるあたりがすごい面白かった。
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2月4日読了。物語(本でも原稿用紙でも)を食べる文学少女、遠子先輩に振り回されながら癒されてる少年、心葉(このは)。学園ミステリー。
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とても綺麗な作品で「透明な硝子」を連想させる様な本です。読んだ後は心の中が澄んだような気持ちになります。
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私は死んでしまえば良い人間です。
そう思うことが多々あります。
道化を演じている自分が恥ずかしくて、もう生きているのが嫌になります。
それでも道化の私をどうか笑ってください。
それが私の居場所ですから。
そんな哀れな道化
と
本が好きです。
食べてしまっても構わないぐらいに本が好きです。
本って素敵なものだと思います。
だって本は私に色々な『味』を与えてくれるから。
そんな文学少女
が出てくるお話です。
この本のテーマは太宰治みたいです。
彼も死にたがりの道化だったようで。
死にたい死にたいと思っている。
もう死んでしまいたいと思っている。
こんな日常手放してしまいたいと思っている。
それでも生きてしまっている。
生きて恥を晒してしまっている。
いやでいやでしょうがない。
なのに生きている。
あれ、もしかして自分は生き恥を晒すのが楽しいのじゃないか。
でもやっぱり死んでしまいたい。
そんな風に思っている人にオススメの一冊じゃないかと本を食べるほどには好きではない私が言って置きます。
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竹岡さんの挿絵と「物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”」というフレーズに惹かれて購入。コメディとシリアスがいい感じに織り交ざっていて、しっとりとした雰囲気で読めました。今回のテーマ(?)だった太宰治の「人間失格」を、読みたくなったような読みたくなくなったような…(苦笑)
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弓道部の片岡愁二先輩を好きになった竹田さんが、文芸部に恋文を書いてくれと頼みにきたことからストーリーは始まります。一生懸命照れくさい恋文を代筆する心葉くんでしたが、ある時弓道部に片岡先輩はいないということ、そして当の先輩は既に自殺してこの世にいないことがわかり困惑します。ここら辺りから、だんだんミステリ色を帯びてきますね。そして、片岡先輩が書いたと思われる太宰治の「人間失格」をモチーフとした手記を読み、先輩の自殺の秘密を握っている「S」という人物は誰か? という展開に物語はますますミステリ色を帯びてきます。この物語は文芸部の2人が主人公となっています。本当に物語を食べる”文学少女”の天野遠子先輩と伝説の美少女ベストセラー仮面作家の井上心葉(このは)。本当に物語を食べるとは、本を読みながらページを破り、ムシャムシャと食べるからです。そして、ソムリエのような味の感想を述べていく不思議ちゃん。この人だけ異次元な設定。妖怪のような遠子先輩ですが、雨の中傘もささず帰ってびしょ濡れになると、次の日風邪をひくなど、至って本を食べること以外は普通の女の人です。感動するのは、彼女がラストで、とある人の自殺を止めるシーン。死なせない理由を何個も何個も羅列していくんです。もちろん文学作品になぞらえて…。
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悲しくて、心があったかくなる本です。
沢山の文学作品が出てきて、一度読んだ本も読み返したくなってきます。
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本当に面白い!一見したら普通の学園系ストーリーと思いきや、ミステリアスな雰囲気も入り乱れつつ、はらはらどきどき!読みやすい文章であっという間に読めちゃうシリーズ!
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"文学少女"シリーズ一冊目。
小説や物語を文字通り食べてしまう妖怪のような(でもわりと可憐な)遠子先輩の、小説の味の感想がとっても素敵です。
ギャッツビーへの表現が好きです。
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勧めてくれた友人の「他のラノベとはちょっと違う」という文句のとおり毎巻素直に胸に強く訴えてくるものがあったように思います。個人的にも太宰やら武者小路やら好きな作家を扱ってもらえたのがまたうれしいかった。読んでよかった。