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新人は結構チェックしているのですが、久しぶりに熟練した書き手の作品に会いました。語り部の語る夜話。夜話の中に出てくる魔物。絡み合う歴史と、国々。魔物と語り部の正体。
非常に良く出来た円環構造。お勧めです。
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第2回CN大賞受賞作。雰囲気といい展開といい、もろ好みかつ素敵な仕上がりでした。先がちょっと読めても楽しかった。後書きの次作に触れてる姿勢含めて、今後に注目な作家さんです。
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年に一度の煌夜祭。この夜、世界中で語り部達が一晩を語り明かします。
言い伝えによると、語り部達の中には人を食べる魔物が混ざっており、夜が明けるまで話続けないと魔物に食べられてしまうとのこと。
この煌夜祭の起源は何なのでしょうか? 二人の語り部が交互に悲しくも恐ろしい魔物の話を始めます。
童話とファンタジーが一体化したような不思議な世界観を楽しむことができました。
魔物が人を食べるシーンが結構あるのですが、語り部の口述ということもあって、血なまぐさくありません。
スプラッタが苦手な人も十分楽しめると思います。
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御伽噺、あるいは伝承の形をとって、語り部の口から語られる魔物たちの物語。
めッちゃ切ないです、でも面白いです。
キャラクターと構成がしっかりしているので、読み応えがありますし。
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コレは凄い。とにかくコレは凄い物語がきた。話の流れ、持っていきかた、盛り上げ方、キャラクターの魅力、全部凄い。涙なしでは読めませんでした。すっきりしたり、辛かったり、痛かったり、苦しかったり。ただ、途中で人物がごっちゃになりますが・・・(笑)
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第2回C★NOVELS大賞受賞作。
ふたりの「語り部」によって語られる7つのお話は、最初はただのお話のようで……この先はネタバレになるので書けません!
でもホントに面白いです。新人でここまで書けるとは、先々が本当に楽しみな人です。
私は泣きましたよ。
ぜひ読んでみてください!
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冬至の夜に島主の館に集った仮面で名無しの「語り部」たちは、18諸島を渡り集めた物語を夜通し語る――短編連作で綴られる快作
ラストのカタルシスがすごい、泣かされました
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タイトルと表紙の雰囲気で買ってみたら、なかなか面白かった。
語り部の話す部分と、進行して行く物語部分の織り交ぜ方が面白い。
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ライトノベルと侮ってはいけない。
じんわりと感動してしまった。
ファンタジー好きの人へお勧め本。
二人の語り部が語り合う、ショートストーリ集。しかし最後には一つの壮大なストーリーになる、その構成力に脱帽。
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語り部が語るという形式による短編集っぽい構成。でも話にはしっかりと繋がりがあって。名前が混ざりやすく、混乱しやすかったけれど。2度読みが向いてる本。登場人物の心情的にも奥が深い。
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再読。
やっぱ面白いなー。見事です。
「あの人を食べてやってくれないか」
これはまたすごい作家さんが出ましたね。デビュー作これってすごくないですか。
こういうちょっとずつリンクしていいる(ということに最初は気付かせないところもすごいのだが)話が好みなので、どつぼでした。
ムジカが好きだなあ。
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070824貸出。
これはよかった!さすが、大賞。
後読にも耐えると思われる。
どんでん返しが、ミステリ風。
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「語り部」が紡ぐ物語の欠片が映し出す真実とは。とにかくストーリーの構成力が圧倒的です。これがデビュー作なんだからすごい。短編としても十分楽しめる凝った内容なうえに、全て読み終わった後に繋がるそれぞれの物語に隠された真実。独自な世界観も良い!新作を楽しみにしています。
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言葉にならないほど重厚的で、筆致に尽くしがたいものがある。 魔物と魔物であることの意味を求めた人々、それらが招いた悲劇、正に圧巻。 読んだ後、思考が停止してしまった。放心状態である。 言葉に文章にするのもおこがましいくらいに衝撃的だった。 人々が命を賭するシーンには不覚にも泣きそうになってしまい、それは作者のあとがきも同様で、苦労が努力が報われたことを大いに祝したい。
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冬至の夜、仮面の語り部たちによって明らかにされる人喰いの魔物の物語。無関係と思われるいくつもの小さな物語が語られていくにしたがって、散りばめられた伏線が次第にひとつの大きな物語を描き出していく様は本当に美しいなぁ。
ただ一冊で完成されたファンタジー小説。