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みんなのレビュー109件

みんなの評価3.5

評価内訳

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紙の本

悪い意味ではなく、映画向きの作品。何で120年、なぜ、高校生は首から下げた清涼飲料水をチビチビ飲む?謎は最後に解き明かされるっていうか、最初から分かってる

2006/09/30 18:44

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

何も知らないで読み始めると、なんで真知玲奈という高校生は首からコーラぶら下げてんだ、しかもチビチビ飲むんだ?って思いますよ。それに120年の意味ってなによ?って。しかもですよ、またまた大学生のお話でしょ。お金持ちのお嬢様と貧乏学生の組み合わせ。またかよ、これしか世界ないのかよ、って思うんですね。
それに<絡繰り>って、何?まず、なんて読む?これを「からくり」と読ませる???って思うんですね、ブツブツ・・・。でも、何となく読んじゃうんです。山奥の旧家だって、なんだか八墓村みたいじゃん、懐かしいなあ、金田一耕助、なんて思いながらグイグイと。好ましいことに、このお話では男と女の話があまり前面に出てこない。そこだけはマンネリになっていない。
しかしなあ、『カクレカラクリ』でしょ、ミステリマニアならずとも泡坂妻夫『乱れからくり』を思うよなあ、「ミダレカラクリ」なんだか「ダレカニミラレテイル」みたいだなあ、これだからカタカナは嫌いだよ、なんて思ったりして・・・。でも、やっぱり120年の謎、っていうのが最初にあります。玲奈の行動とともに、それは実に呆気ない理由で、それが最後に書かれています。
我が家の高一次女なんか、ガハハ、なんて笑って。そりゃないよね、やっぱ炭酸抜けるし、というんです。で、結構しっとるくり、むしろ森の本としては初めてのタイプのデザインだと思うんですが、そんな装丁・カバーデザインは小林正樹、本文デザインは佐藤弘子です。
まず、舞台となるのは鈴鳴(すずなり)という場所です。山中の、秘境といってもいいくらいのところですが、自動車も走っていますし、戦前、炭鉱で、その後一部がセメント工場が操業していたということもあって、それなりに開けてはいます。この村にはオイヌサマの祭りというのがあって、お戌様は鈴鳴神社にお奉りしてある人形のことです。
で、その山村のお屋敷のお嬢様というのが、真知花梨です。年齢は20歳でしょう。工学部の大学生で、村を出て一人暮らしをしています。彼女には高校生の玲奈という妹がいますが、玲奈は村で暮らしています。姉と同じ工学部志望です。真知家には両親も祖父もいますが、屋敷が大きすぎて部外者が彼らに出会う、ということは滅多にありません。祖父の名前は真知源治郎、すこぶる健康です。
で、鈴鳴にはもう一軒のお屋敷があります。それが下の谷で昔から旅館をやっている一味、と書かれてしまう山添家です。山は真知家、谷は山添家が支配するということですが、この両家、何故か昔から細かいいざこざが絶えません。その山添家でロミオを演じるのが高校生の山添太一で、ジュリエットは勿論、玲奈ということになります。ま、二人の仲には悲劇的な要素は殆どありません、はい。
で、その両家から120年前に仕事を依頼されたのが磯貝機九朗で、天才的な技術者です。彼が作ったと言われるのが、自動的に時を刻んで120年後に動き出す〈隠れ絡繰り〉ということなのですが、誰も見たことがないため、それが実際にあるのか、あるとすれば両家に富をもたらすのでは、と噂されています。
で、真知花梨の美貌に惹かれ、彼女を騙すようにして自分たちを実家に連れて行くようにしたのが、花梨と同じ大学の工学部の生徒、栗城洋輔と郡司朋成です。本では、郡司の名前が真っ先に掲げられていますが、花梨に惚れこんで、夏休みを真知家で過ごすことを望んだのが栗城ですから、順番を逆に紹介します。で、話を読む限り、この探偵役を演じる二人は影が薄くて、存在感を示すのがコーラ少女、玲奈です。
ま、随分私は無理して引っ張ったんですが、巻末に
「コカ・コーラは、二〇〇六年に一二〇周年を迎えました。本書はそれを記念して書き下ろされた作品です。」
と書いてあります。謎は解けたよ、ワトソンくん!

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2006/09/18 17:52

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