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不気味で不思議でわくわくする内容、夢中で読んだ。久しぶりに本の残ページが少なくなるのを残念に思う本だった。昭和40年代くらいが舞台なのかな。私のような現代っ子で、ご近所付き合いも濃くない土地で育った人には、興味深く読める設定だった。東京バンドワゴンもよかったけど、個人的にはこちらの方が好き。
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タイトルだけで読みだした本。タイトルって大事なんだなー。メルヘンというかファンタジーというか。ライトノベルって言うんですかね。
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みんなの顔がのっぺらぼうに見えてしまうようになった少年が経験するひと夏の冒険譚。
初め文体に慣れず、のめり込むまで時間が掛かりました。しかし、読み進むにつれ「お」「おおっ」「ほほう」とページを繰る手が早くなりました。思っていたのと全く違う展開が待っていたのには驚きました。
ある種児童文学的なテイストを持っているのですが、主人公が大人になってから語り聞かせるという手法をとった為、一味違うノスタルジィが生まれてました。
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小説の内容よりも、地元ネタを追いかけてしまう、悪い読者です…(汗)ノスタルジックなSF小説?という感じ。救われないけど、ちょっと暖かくなる感じ。意外なドキドキ感あります。2008.8.2読了
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懐かしい。
この本を読みながら思うのは、ただその一言に尽きる。
昔、子ども時代を語り進めていく中では、子どものころに感じたことも大人になった今感じたことも語られる。
登場人物と読者では、当然ながら全く違う子ども時代を過ごしている。
しかし、読みながら子ども時代の空気を語り部と共に感じ、その物語の中に引き込まれる、そんな魅力がある。
また、ミステリとしての魅力もある。子ども達が一生懸命頭を捻るときは読者までもが、犯人はあの人かもしれないと推理し、行動する時には大人には内緒というドキドキ感がたまらない。
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メフィスト賞ってことでまあ予測はしてないでもなかったけれど。これはミステリと言ってしまっていいのかしら? 事件はばんばん起こるし、道具立てはかなりミステリなんだけれど、そういう解決を期待して読むと痛い目にあう。オチが何の前振りもなく、ちょっと唐突過ぎたかも。
でも作品世界は好き。私の世代とは少しずれているので共感はしにくいのだけれど、ノスタルジックな雰囲気はけっこう良いな。タイトルにもかなり惹かれたし。
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小路さんの初めて読んだ本。
独特の物語の進め方が面白くて読みました。
ちょっとSFというかファンタジーっぽい。
でも昭和のノスタルジーが良いのである。
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メフィスト賞受賞作
個人的に、メフィスト賞受賞作は面白い!と壁投げの振り幅大きすぎる
でも気になる設定
「東京バンドワゴン」では「そんな楽しくも無いしきれいじゃないよ、大家族同居」と思いましたがね
こっちは読んでみたいなぁ
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こういった作品があるから、メフィスト賞がやめられません。
臭みがあまり無い、昭和ノスタルジー。今後も読んじゃうんだろうな、この作者。
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メフィスト賞受賞作。
初めて読んだ作家さん。
ファンタジーですね。ラストがあっけない気がしました。でも他の作品も読んでみたくなった。
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小路さんと同じ地元出身ということで読ませて頂きました。作品中に出てくるパルプ町が地元にあるのでリアリティを感じられました。また初めの「人の顔がのっぺらぼうに見える」という文章に心惹かれ、サクッと読み終えられたと思います
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なんて綺麗なタイトル、って思って購入。
買って正解でした。
読み始めて一気にその世界に引き込まれます。
小路さんの文は、特に地の文の語り口が流れるようで心地よいです。
読みやすい。それでいてリアルです。
さも自分の目の前で物語が繰り広げられているかのように伝わってくる。
最後の最後に、たぶん小路さんが暗示したかったであろう、ものすごい比喩が感じ取れて、いろんな人に読んでもらいたいと思いました。
ただのミステリーじゃないので。
でもまだ作品を消化しきれてないので、もう一回読もうかなと。読めば読むほど味が出てきそう。
東京バンドワゴンとは毛色が違って、でも小路さんの作風が滲み出ているとおもう。
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昭和の懐かしさが読んでいて心地よい。みんなの顔がのっぺらぼうに見えるという深刻な状況と、比喩的表現ではあるが人間の善悪を語っているにもかかわらず、危機感や恐怖は襲ってこない不思議なストーリー。
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懐かしい昭和の風景がひろがっている中で展開される不思議な話。
ラストに謎が解けてくると展開がすごく早くなりそれまではなんとなくだらだらと進んでいたのが嘘のようでした。
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とりあえずタイトルがステキ。
ストーリーは、「みんなの顔がのっぺらぼうに見える」という
少し変わった設定からはじまり、
謎を含んだミステリーで引き込まれる。
語り口や雰囲気は好きな作品だけど、
ラストの謎(?)を知ると「えー・・」という感想。
伝えたいことはわかる気がするのだけど、
この小説にはもっとしっくりくる展開があってほしかった。