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日本でいちばん大切にしたい会社 1 みんなのレビュー

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みんなのレビュー331件

みんなの評価4.1

評価内訳

327 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

久々の感動本! こんなに素晴らしい会社がある…

2009/08/09 10:00

19人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏の初めのころから、うちの冷蔵庫には寒天ゼリーが常備されるようになった。今では三日に一度くらいせっせと作っている。中学生のムスメが朝に夕に食べるのだ。市販のゼリーが冷蔵庫に入っていても「ママのほうが美味しい」と言われたら、これはもう、作るしかないですよね。必要にせまられて、いやにこにこしながら作っております。^^
で、最初はゼラチンと寒天とで作ってみて、寒天のほうが好みだったので、生協でかんてんパウダーと100パーセントのジュースをまとめ買いした。このかんてんパウダーは生協仕様で、製造しているのは長野県は伊那市にある伊那食品工業株式会社なのです。

今回、ミクシィのマイミクさんから「とても良い本だった」と聞き、図書館で予約してから、かなり待ってやっと読んだ『日本でいちばん大切にしたい会社』。なんと大きく取り上げられている五社のうちの一つが、この伊那食品工業株式会社だったのです!
もう、読みながら、びっくり!
ええ、そうなの!

読めば読むほど、すごい会社、でした。
「会社は社員の幸せのためにある」をモットーに、地道に成長を続けている同社。思い起こせば一時の寒天ブームがありました。注文が殺到したそのとき、同社の会長は「すべて断ってください、これは一過性の流行です。必ず廃れ、そのあとには必ずいやなことが起きる。そのときに社員を犠牲にしたくない」と明言。そして「ご注文いただいて、どうもありがとうございます。しかしわが社がいちばん大切にしているのは社員です。社員を残業させることはできませんので、せっかくのご注文ですが今は対応できません」と、きっぱり。すごい!こんな会社があるのだ…と私は胸を打たれました。ほかにも100年カレンダーを会社のいたるところに貼り、長い視野を見すえる企業理念を感じたり、工場の敷地がまるで公園のような、市民の憩いの場所になっているということを知り、すごいなぁ~と感心することばかり。その工場で作られたであろう、かんてんを日々食べている幸せを改めて感じ入る…というもんです。

障害者の方々が約七割というチョーク製作の「日本理化学工業株式会社」、
義肢装具を制作する「中村ブレイス株式会社」、
北海道は帯広のお菓子メーカー「株式会社柳月」、
小さな商店街の果物店「杉山フルーツ」などなど、
ほかに取り上げられていた会社も、地道に働き、幸せをたどる経営姿勢に、こんなに素晴らしい会社があるのだ…と、心をゆさぶられました。
大事なこと何か?
それは会社経営のみならず、すべてのことに通じるのだろうなぁ~と。
久々の感動本、でした。


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紙の本

こんな会社があることに救われる思いがする

2009/03/14 10:07

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今話題の本である。書店員の推薦から火がついて、すでに本書に収められている会社にテレビ取材がはいったので、ニュース番組で見たことのある方も多いことだろう。
 世界が同時不況に陥り、人の削減が問題になっているときこそ、読んでおきたい本である。

 本書は、著者が日本中の6000もの中小企業を訪問した中から、選りすぐりの5社を紹介したものである。コラムで手短に9社紹介しているので、都合14社になるが、今の時代に、こんな会社があるものかと嘆息せざるを得なかった。

 世に経営の心構えや、利益を上げる経営のコツを説いた本はたくさんある。そんな中で、短期的な利益には目をくれず、ひたすら社員とその家族、そして会社の所在地の地域を幸せにし、その結果として顧客の満足を願う会社が成功事例として取り上げられているのは注目に値する。

 およそ今時の会社経営は、株主寄りであったり、世間受けがよいようにお客様第一主義を唱えていたりする。そうした時流からは完全にはずれてしまっている会社が紹介されているのだ。それでいて、数十年かそれ以上、増収増益を続けているから驚きとともに、感動を覚える。

 まず、社員が幸せにならなくては、どうして顧客に安心して自社の製品をすすめられるだろうかと問う。製品としていかに優れていようとも、その裏に社員の怒りや悲哀が隠されていてはいけない、という経営者の姿勢には、読者は痛いところを突かれる思いがする。

 障害者の雇用が義務づけもされていなかったころ、50年以上も前に、社員の声に押されて雇用し、今もその社員を抱えている会社がある。その会社は今では、障害者が従業員の7割を占めるチョーク製造会社ながら、市場シェアの3割を握るまでになっているという例には涙する方も多いことだろう。

 人が生き生きとするには、人から必要とされ、何かの役に立っていることを実感するのが大切である。このことは、健常者でなくとも当然のことであるが、障害を持った方にも味わわせているところに、こうした会社のすごさがある。

 本書に紹介された5社は、「規模が小さい、大企業に劣る、ロケーションが悪い、政策が悪い、人材がいない」といった中小企業の経営者がとかくこぼしそうな愚痴とは正反対の立場にいる。それでいて、増収増益を何十年も続けているというのは、経営の真実をものにしている証拠である。

 簡単に言えば、誠心誠意を尽くして仕事をする、ということになる。簡単なようで、このことを地でいくのは容易ではない。
 優れた製品を持っていれば、大手企業や大手スーパーから販路拡大の勧誘を受けるが、それらをことごとく断っている。一時的な業績の伸びで設備投資を過剰にしては、景気次第で、いつ会社を縮小せざるを得ない局面に立たされるか分からない。今、名だたる大企業が続々と正規・非正規を問わず、大規模な人員削減を強いられていることに留意したい。

 本書では、「年輪経営」とも呼ばれているが、少しずつでも着実に伸びていき、会社の持続性に力点を置いている。長い目で見れば、優良企業として、規模は小さくても就職希望者が引きも切らず、人材が押し寄せる結果となる。

 経営の要点は、カーネギーの名著『人を動かす』に通じるものがあるが、何十年にもわたって実践し、伸び続けていることで揺るぎない事例を世に示しているところに本書の価値がある。
 これもまた、すぐれた名著である。

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2008/04/23 20:51

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2008/05/03 23:01

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2009/01/08 19:42

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