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属国 米国の抱擁とアジアでの孤立 みんなのレビュー
- ガバン・マコーマック (著), 新田 準 (訳)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:凱風社
- 発売日:2008/08/01
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紙の本
日本の未来は・・・
2020/01/28 14:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はオーストラリア国立大学名誉教授、ロンドン大学の博士号を有し、専門は日本と東アジアの政治社会だそうだ。この本は2008年に翻訳出版されている。
戦後、アメリカの統治政策に支配され、従属させられ続けてきた日本について、辛口で論評している。とりわけ小泉、安倍政権の政策については酷評に近い。1962年日本留学以来毎年来日している知日派研究者らしく、内容も子細に記されている。近年の日本の政治状況を時系列に振り返るのには参考になる。日本でも論じられ、報告されている内容も多々あり、新規なことはあまり見当たらないようだが、改めて整理確認できるし、オーストラリアやイギリスなどの国々からみる日本観が透けて見える。
著者がアジアとか東アジアとかアジアを一括りにして「アジアらしさ」を強調して論じているのだが、そもそもアジアらしさとは何か、それがどういうことを示しているのか、よくわからない。
冷静に研究対象として観察し、冷徹に論評しているが、日本に対する親近感は余り感じられない。確かに今日本に必要なことは著者が指摘するように新しいリーダーの出現だが、残念ながら、これも余り期待できそうもなさそうだ。
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