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E-MOBILEの会長、千本さんの書いた一冊。
もともと、ntt社員であり、日本の通信業界を変えるためにKDDIを経営の神様稲盛さんと立ち上げ、さらに現在はEMOBILEを立ち上げた。
人生に二度も企業をし大企業を育てている。
確かに、経歴はすごいし作っている会社の規模も半端ない。
それは一概に、千本会長の行動力、勉強の力だと思う。
しかし、このようなベンチャー企業を作るのは凡人にはなかなか。
なぜ起業をしたいのか?
日本の通信業界を変える。
そんな強い志。
強い信念が大切だと。
孫さんもすごいと思いましたが千本さんもまた別のすごさを感じた。
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ぶち当たる困難、理不尽さをひとつひとつ解決していくところが魅力
事業立ち上げに関する箇所は、文章自体も簡潔で吸い込まれる
自己啓発的なタイトルが惜しい気がする。
小説としても普通に面白かったので。
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アッカの起業を自ら描いた湯崎氏の『巨大通信ベンチャーの軌跡』に続き、イーアクセスを起業した千本氏の自伝&経営論。
NTT時代の話から、DDI、イーアクセス、イーモバイルと起業する経緯を語る口ぶりはさすが何か惹きつけるものがあります。湯崎さんのと比べると、こちらの方が断然面白いですね。基本、自信家です。
「私の人生を振り返ってみると、失敗の連続だった」とありますが、本人から見るとそう感じることの方が多いのかもしれないなあ、と思います。
最後の章を締めるにあたって、「成功する経営者は周到に準備し、決して諦めない」とありますが、ここが本音なのでしょう。また「人の縁」について本書の中でも何度も言及していますが、前に進むからこそ人の縁に当たるんでしょうね。
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DDI、イーアクセス、イーモバイルの創始者の話。
イーモバイル立ち上げの時の資金調達の所は鳥肌が立った。
INSやADSLの初期の話もあって、懐かしく思うと共に詳細を知ることも出来た。
アンテナ建設の話も面白かった。
自分が勉強になったのは
・日本テレコムが国鉄系だった事やその周辺事情
・日本のベンチャーはゲリラ的。長期の視点を備えるべき、という考え方
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DDI、イー・アクセス、イー・モバイルと日本のビッグスケールベンチャーを起こしてきた千本氏の体験記。タイトルの通りまさに「挑戦する経営」を体現している。新事業へ参入する際のタイミングや志など学べることが多い。
かつてないほど危機的な状況に置かれている日本の将来を変えるのは気概を持った起業家だと思う。
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いままで読んだ社長本で最も鳥肌が立った。
視点のスケール、哲学の深さ、結果としての実績。
閉塞した寡占業界に風穴を開ける爽快さよりも、
そこへ向かう緊張感と熱意が全面に出ていて、
個人的には現実感をもって読了できた。
しかし本当にスゴイ、生ける伝説。
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自身の経験も一部含まれた著書なので、親近感が非常に湧いた。他人事ではないし、著者から受けた影響は自分にとって非常に大きかった。
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挑戦するには?
→ベンチャー企業が巨大企業に勝つには、アイディアやスピード、情熱を潰さないようにすること
事業というのは、一度始めたらやめてはダメ
どんなに予期しない事態に置かれてもトップが毅然とした態度で生き残るための方向性を示し、動揺を与えないこと
夢や志を語ることはトップにとって大切な役割だが、経済的なリターンの裏付けがないまま語るだけでは人や組織は動かない
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勧めを受け読んだ。
経営者の自伝のような書籍だった。
自伝なだけに具体的な物語と共に、スケールが大きさ、視点の高さのそもそもの違いなど、衝撃を受けた。
あまりのレベルの違いに凄いの一言しか無い。
ここから何を学べるか。という問いの解は見つけられていないが、ことをなすにはスケールの大きさ、根本的な頭の良さ、そして、人脈と志、そして、実現する行動力が、とにかく高い次元で必要になるということを学んだ。
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年の初めに元気をもらった。
きっかけは、12/7のTBS「がっちりマンデー」。
日本の通信業界のカリスマ 千本倖生氏が出演し、プレゼントしたのがこの本だった。
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20081207.html
新年早々、2009年のトップを飾るにふさわしい、元気のでる本。
以前、読んだ 梅田望夫の「シリコンバレー精神」を読んだ時と共通するものを感じる。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=625908129&owner_id=3413510
【ポイント】
53/アメリカ人が最も大切にしているのは何事でもチャレンジすること、
リスクをとって「事」を起こすことだとわかった。
67/アメリカとい国を偉大にしているのは単なる武力ではなく、フルブライトのような開発途上国の将来のリーダーに対する無償の投資だ。
日本に決定的に欠けているのは開発途上国の将来を担う人へのロングレンジでの無償の投資だ
72/エンジニアとしての昼の顔以外に、人間として習得しておくべき教養とか文化を身につけていた。
82/電電公社にとって「お客様」という考えは希薄であった。・・最高幹部の人にとって、最大の関心事は国会対策であり、・・全電通(組合)対策であった。 ・・・お客様不在の組合重視・・
105/電電公社の競争会社を出現させるためには三つの壁「人、金、そして法律」
133/DDI成功の鍵は「人」と「戦略」にあった。
「国民のため、国家のためになる」という強烈な目的意識を持ったベンチャー集団だった。
134/戦略の骨子は、思い切った技術革新の採用とマーケティングだった。
147/ベンチャーとは、常識への挑戦であることを忘れてはいけない。
160/ながい社会生活のなかでいつの間にか「おごり」が身に染み付いていた。 一市民としての視点をもって、物事を行い、人に接する大切さを改めて気づかせてくれた。
181/揺るぎないビジネスモデル、世界に通用するファイナンシャルプラン、選抜きのマネジメントチーム・・そうしたしっかりとした基盤を持ったベンチャー企業を創りあげない限り・・・
189/ゴールドマンサックスも同様だが、彼らは「人」に投資する。ペーパー上のプランは誰でも書ける、重要なのば「誰がやるのか」なのだ
191/ベンチャー企業は基本的に「ケチ」でなければならない。
197/常に社員に新しいディレクション、新しい希望を与え、ときにはものの考え方を180度変えさせることがトップのたいせつな役割だ。
209/「経費を切り詰める」ということほど、トップが口で言うにやすく、社員一人ひとりが実行するに難しいことはない。
211/最近、コーポレートガバナンスやコンプライアンスという言葉が聞かれるが、これらの根底にあるのは社員一人ひとりの意識水準といっていい。
222/外資系では本社意向が最優先され、日本法人のトップといえども自分の判断で物事を決められない。
242/20世紀後半の日本は技術大国だと世界に胸を張った。実は、その裏には技術信仰という「おごり」がせ潜んでいた。
・・技術��に優れているものが世界を制すとは限らない・・
262/投資家が最終決断を下す判断材料の最大のものは「人」である。
かつての日本の金融機関は「不動産」を担保にとって「人」を見なかった。
経営陣にどんな「人材」を迎え入れて、どう企業運営していくか ・・世界に通用するマネジメント・チームを作れるか
264/自戒を込めて言うと、日本の経営者はウエットに過ぎる。私自身、取引先や社員から快く思われたいと願う気持ちが
心の片隅にある。・・・感情は三番目に置かなければ国際ゲームには参加できない
272/経営者にとって「体験」は貴重な財産だ。しかし、「体験」は過去のことであり、必ずしも未来を読む最適の経営判断基準とはならない。
282/◆マネジメントとは、「そのままにしておいたら危機的な事態に
際して隘路を探して成功に導くこと」である。
◆経営者の条件とは、周到に選択肢を準備し、果敢に挑戦し、
そして、一度決断したら諦めずにやり続けること
◆危機感を共有した時、日本人の発揮するエネルギーにはすば
らしいものがある