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ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学(PHPサイエンス・ワールド新書)

ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー54件

みんなの評価3.6

評価内訳

54 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

科学の研究とはどういうものかが分かる

2011/07/31 19:48

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 科学の研究というものが、斬新な発想と地道で泥臭い作業の組み合わせからなる、ということが理解できる。動物の心を特定の環境におかれた動物の予想外の行動から見ていこうという考え方や、予想外の行動を発現させるための実験環境の整え方、実験対象動物との付き合い方に関する心構えなどから、著者が本物の研究者だということも分かる。著者は大学では化学を学び、大学院から知能化学の分野に移ったそうである。異なる複数の学問分野を経験していることから、幅広く柔軟で独自の発想ができるのかもしれない。
 仮説 「観察者は、観察対象を未知の状況に遭遇させ、予想外の行動を観察することで、その心の存在を確かめることができます。私たちは、あらゆる観察対象において心の存在を実感し、実証する手段を得たのです。」を確かめるために、ダンゴムシというどこにでも見られる節足動物を研究対象として、多重T字路迷路、水包囲アリーナ、そして環状通路を使って、「未知の状況を与える」実験を行っている。その結果、変則転向、壁登り、泳ぎ、障害物への乗り上がりといった、ダンゴムシの予想外の行動が観察された。そして、「心の働きとは「状況に応じた行動の発現を支えるために、余計な行動の発現を『潜在させる』こと」という定義を、確認してきている。
 人間社会になんら役立つ研究ではないという批判もあるだろうが、将来に人間の心の科学や脳科学と関連してくる貴重な基礎研究のようにも思える。それだからこそ、世界的な学術誌や学会発表でも研究報告が採用され、評価されているのであろう。

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2011/10/18 21:58

投稿元:ブクログ

なんて魅力的なタイトルでしょう。タイトルに惹かれ、思わず衝動買いしてしまいましたぁ。
心とは何か?これは、世界中のあらゆる分野の人々がず~っと考え続け、そしていまだに答えの出ない大きなテーマではないでしょうか?ところが本書では、〝心〟とは〝ある行動を発現させるとき、余計な行動の発現を自律的に抑制させる隠れた部位である〟と定義づけ、この定義にしたがって、観察対象であるダンゴムシに心があるか無いかを確認するために、本来あり得ない予想外の行動を起こさせることを目的とした数々の実験が紹介されています。ちなみに著者の専攻は、比較認知科学と動物心理学です。結果はどれも、とても興味深いものでした。ダンゴムシにもいろんな性格の持ち主がいるのですネ。また著者はダンゴムシのほかにも、マダコやミナミコメツキガニを使った実験で、心の存在を明らかにしようとされています。
〝心〟の定義そのものは、納得するのが難しいのですが、この定義に従えば、ダンゴムシにも心はあるのだなぁと実感できました。まさしく〝一寸の虫にも五分の魂〟ですネ。実験することの面白さも充分伝わってきましたが、ダンゴムシにとってこの実験は、たいへんツライ経験になったでしょうネ。

2011/07/30 19:40

投稿元:ブクログ

実験自体は面白かった。

でも、「心」の定義が…。
う~ん何ともお粗末というか、え、それ定義?というか、そんなに簡単に決められないでしょ、という感じ。僅か数十ページ割いただけ、単に自分の考察だけで「定義しましたね」と言っちゃってる。
一つの考え方としてこうですよ、というのならわかるんだけど、ちょっと飛躍しすぎていて、それはないんじゃない?と思うわけだ、私としては。

動物行動学に絞って書いときゃよかったんじゃないかなあ…。

2011/10/04 01:10

投稿元:ブクログ

店頭でタイトルと福岡伸一絶賛の帯に惹かれて購入。ダンゴムシやタコの行動を探る装置設定と結果の解釈は興味深く読めたが、肝腎の「心」の定義にやや納得できない面あり。

2015/10/15 23:53

投稿元:ブクログ

小さな節足動物にいろいろと「想定外」の状況を与えて、どんな振る舞いをするかを観察。その結果を、外的刺激に対する機械的な反応なのか、内的なる判断の結果なのかを振り分けて「心」の存在を掴もうという研究成果。著者のいう「心の科学と動物行動学の接点」というがよくわからず、科学なのか哲学なのか迷子になる部分もあるものの、研究者の熱意とダンゴムシ愛は十分に伝わってきた。

2013/08/17 11:51

投稿元:ブクログ

「心」というものを、生物は窮地に陥ったときに、ふだん表に出ない行動をする、という点から論じている。
この本を読んだだけで、本当にダンゴムシに心(感情)があるのかはわからなかったが、著者の視点や研究は興味深く、また読者に理解してもらおうとする書き方も好感が持てる。

なお、「魚は痛みを感じるか」という同種の問いかけから入った本があるが(アプローチや内容はまったく違うけど)、「魚は〜」よりもさらに踏み込んでいる印象。

2014/03/04 16:47

投稿元:ブクログ

amazon に注文しました。
(2014年3月4日)

届きました。
(2014年3月6日)

読み始めました。
(2014年3月7日)

仕切り直しで、最初から読んでいます。
この本の「第一章」、(私には)大事です。
(2014年4月7日)

この本の「第一章」は、「方法序説」だな。
(2014年4月9日)

実験に巨大な装置は不要。
対象に愛すら感じます。
(2014年04月16日)

素晴らしい本です。
ぜひ、お読みください。
私は衝撃を受けました。
(2014年04月19日)

2014/03/09 22:07

投稿元:ブクログ

我が家でもダンゴムシはたくさん生息しており、過去どれぐらいのダンゴムシを殺してきたか判らない。
微々たるモノではあるやはり食害はあるので一応害虫の扱いを受ける虫なのである。青虫などに比べると可愛いモノであるがなんといっても徒党を組んで生息しているのがいけない。

本書はそのダンゴムシに心があるかどうかがテーマである、森山先生は長年ダンゴムシの研究をとおして認知科学という学問を追究されていらっしゃる。

心があるかどうかと言うことを研究する場合、当然に先ずは心とは何か、どういう状態があれば心があると言えるのかという事を検討する必要がある。と言う事で本書第1章は心とは何かと言うテーマが語られます。これはかなり哲学っぽい話題でもあります。「観察者が、さまざまな状況に応じた観察対象の特定行動を見いだせるよう、対象ととことん付き合うと言うこと」で「観察対象の心を見いだす」事ができると言う事だと思います。

第2章では森山先生がダンゴムシととことん付き合ってダンゴムシの心を見いだす過程を詳述することでダンゴムシの心について検証しています。さらに第3章ではダンゴムシ実験の動物行動学的意味と題し、動物行動学の創始者である3人の科学者の業績が心の科学へと展開されることを述べています。「行動を動機づけるための欲求の発現には、余計な欲求の発現を自律的に抑制する心の働きが不可欠」であり「その働きは、未知の状況における予想外の行動を発現させる原動力として、実験を通して確認され」るとしています。

本書は平易な言葉で書かれているものの、書いていることは良く吟味する必要がありそうです。心は幾ら科学的に解明しても哲学的アプローチを取らざるを得ないのです。

2011/07/20 21:16

投稿元:ブクログ

そのテーマはよくわからなかったが、ダンゴムシやタコの実験は読んでいて面白かった。発想がとてもいいと思う。

2011/04/20 00:36

投稿元:ブクログ

ダンゴムシやタコの実験は面白いのに、いまいちピンと来ない心うんぬんの話でその興奮がシュンとしちゃった。

2011/09/25 08:01

投稿元:ブクログ

内容も非常に興味深いが、研究者の大変さ、情熱、やりがいについてもエンジニアと相通ずるところがあり考えさせられました。

2011/04/09 09:37

投稿元:ブクログ

ダンゴムシの行動科学を通じて、
「心」の存在を探るというテーマで。

すまん。いまいちぴんと来なかった。

2011/11/26 22:50

投稿元:ブクログ

ダンゴムシの実験はともかくも、「心」の定義が面白かった。しまいには無生物まで広げるくらいで、日本のアニミズムを科学的に提唱するように思えた。確かダーウィンもミミズに関して著者と同様な実験か観察を行ったのではないか?良く覚えていないが、今後このような学問が発展し、人間の生活に役立ててもらいたいものである。

2014/03/16 18:49

投稿元:ブクログ

非常に興味深いタイトルである。
ただし、心についての著者の定義に対して
疑念を抱けばそこでつまづくだろう。

反射の抑制機構として心の存在を観察しようというが、
ざっくり言って、奇跡から神の存在を確認する作業と
あまり変わらないようにも思う。

2011/10/03 22:17

投稿元:ブクログ

なるほど、ダンゴムシにも心(知能)があったのか。面白かった。発展が楽しみ。

心とは隠れた活動部位。心の働きとは、状況に応じた行動の発現を支えるために、余計な行動の発現を潜在させること。
観察対象へ未知の状況を与えることにより、心(隠れた行動)と、そして知能を示唆するものを引き出す。大脳を持っていない対象に対して。
そんなお話だったかしら。

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