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ダンゴムシやタコの実験は面白いのに、いまいちピンと来ない心うんぬんの話でその興奮がシュンとしちゃった。
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大脳を持たないダンゴムシに心はあるのか?ダンゴムシの行動から色々と推測しているのだが、心と行動がどう関係するのか、結局、理解出来なかった。自分にはちょっと難しい。
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良書だと思う。
タイトルの問いに対する答えをすぐ知りたい人には向かないが、心の定義、心があるのか研究の試行錯誤などの過程がまさに研究者で、こういったことを教授というのは繰り返しているのか、とよく分かる内容だった。
学術的・論理的に試行錯誤の経過が記載されているのでわかりやすい。
普段の生活では予期し得ない状況に置かれた時の規則性を見出し、そこに心があると考えている。
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朝日新聞の本のコーナーに掲載されていておもしろそうだったので読んだ本。ダンゴムシを研究対象に選び、様々な非日常において実験をする中でダンゴムシの行動からその心を知ろうとする過程が丁寧に描かれている。地道な研究の様子がよくわかり、また、自身の予想を実証するために実験を積み重ねていく(ダンゴムシに配慮しながら)科学者の姿勢を知るのもおもしろかった。
庭にいるダンゴムシにちょっといたずらしたくなった。
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科学的にものを言うのは大変なんだなと思った。
自分の感覚では、ダンゴムシに心があるのは当然のことな気がする。魚も同じ。
これを実験で実証的に説明しようとすると、こういう形になるのだなと、興味深かった。
でも、そのためには「心」の一部に話を限定しなければいけなくなるのだと思う。それって「心」なのって感じたのは、理解不足のせいなのかな。
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日本と言うか世界的に文系と理系に人間を分ける傾向があるが、この本の著者は間違いなく理系的発想で世界を捉えている。
行動動物学の実験の集成としてこの本は成り立っている。しかし、彼は第一に一番大切なことを理解していない。それは、「こころ」の定義だ。
著者によると「対象から予想外の行動を引き出したとき」にこころを感じるという。そんなことでいいのか。こころはそんな理系の人間が導き出すような狭量な視野で捕らえることはできない。
著者の定義によるとダンゴムシには間違いなくこころがある。
だが、私はそれをこころとは呼ばない。生きるための努力や工夫をこころの一部であると呼ぶことにはやぶさかではないが、こころはもっととりとめのないものであり、それゆえにまた文系の人間のこころを離さずにはいられない存在なのだ。こころをなめてはいけない。ダンゴムシも舐めてはいけない。
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本日、図書館で借りてきた本。新聞に取り上げてあってから、ずっと気になっていた。ちょっと、わくわくするねぇ!ダンゴムシ!観察してみよう!『たなぞう』も終了近し!ワタクシも、お引越ししてみようかな・・・
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そのテーマはよくわからなかったが、ダンゴムシやタコの実験は読んでいて面白かった。発想がとてもいいと思う。
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実験自体は面白かった。
でも、「心」の定義が…。
う~ん何ともお粗末というか、え、それ定義?というか、そんなに簡単に決められないでしょ、という感じ。僅か数十ページ割いただけ、単に自分の考察だけで「定義しましたね」と言っちゃってる。
一つの考え方としてこうですよ、というのならわかるんだけど、ちょっと飛躍しすぎていて、それはないんじゃない?と思うわけだ、私としては。
動物行動学に絞って書いときゃよかったんじゃないかなあ…。
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内容も非常に興味深いが、研究者の大変さ、情熱、やりがいについてもエンジニアと相通ずるところがあり考えさせられました。
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amazon に注文しました。
(2014年3月4日)
届きました。
(2014年3月6日)
読み始めました。
(2014年3月7日)
仕切り直しで、最初から読んでいます。
この本の「第一章」、(私には)大事です。
(2014年4月7日)
この本の「第一章」は、「方法序説」だな。
(2014年4月9日)
実験に巨大な装置は不要。
対象に愛すら感じます。
(2014年04月16日)
素晴らしい本です。
ぜひ、お読みください。
私は衝撃を受けました。
(2014年04月19日)
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ダンゴムシに「心」はあるのか?、という題名だが、「心」の存在について科学的に証明してみたという内容か。
まず、「心」の定義が面白い。
日常、私達が色々な行動をするときは、脳みその中に無数ある「思考」からその時々の状況に一番適したものが選ばれ、そのほかは抑制される。ここで、余計な「思考」を抑制するものが、「心」だというのである。
では、どうやって「心」の存在を確かめるのか。
その時々に一番適した「思考」以外のものを抑制しているのが「心」なわけだから、その「抑制された思考」を行動の形にして引き出せば、「心」の存在を確かめられる、というわけである。
具体的には、その時々に一番適した行動をしても期待する結果が得られない「未知の状況」を与え、「心」の調和を乱すことで抑制から解き放つ。
例えば人間で考えてみる。
偶然、幼馴染と再会。私の中では「声をかける」という「思考」が働いて声をかけるのだが、相手は「あなたなんか知りません」と怪訝な顔。私は「久しぶり~」と返されることを期待していただけに面食らう。面食らった瞬間、「心」によって抑えられていた「思考」が解放され、それは涙となって表れる。日常での行動の最適化の中では現れない「泣く」、という行動が「幼馴染との再会の失敗」という「未知の状況」によって引き起こされたというわけだ。
と、いうことをダンゴムシでやってみる。
ダンゴムシは、障害に対してジグザグ歩行で逃避する習性があるが、水溜まりでダンゴムシを囲むとどうなるか。しばらく水との境目を歩いていたが、水に入って泳ぎ出した! 「逃げる」という行動をしても状況が変わらないという「未知の状況」に陥ったダンゴムシはついに、泳ぐ、という、本来であれば溺死するために抑制されていた「思考」を行動に移したのだ。
というわけで、ダンゴムシにも「心」はあるんだよ!
そんな内容だった。
「心」の解釈が一番面白かった。
その例として挙げていた再会のエピソードを読むと、ものすごくしっくりくる。
ダンゴムシの実験よりもしっくりくる。
ああ、なるほど、涙って、こういう過程で出てくるのかもしれないなって思う。
そんな本。
敢えて理屈っぽく考えて悲しみや怒りを紛らわせたい時にお勧めの一冊かもです(笑)
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タイトルも面白いし、内容もわかりやすい。ダンゴムシにも心はあると思います。やはり困難にブチあったってシナプスが発達するのだと思います。状況が心を露わにするんだなとおもいました。わかっているようでわからないこと研究に値するとおもいます。
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なるほど、ダンゴムシにも心(知能)があったのか。面白かった。発展が楽しみ。
心とは隠れた活動部位。心の働きとは、状況に応じた行動の発現を支えるために、余計な行動の発現を潜在させること。
観察対象へ未知の状況を与えることにより、心(隠れた行動)と、そして知能を示唆するものを引き出す。大脳を持っていない対象に対して。
そんなお話だったかしら。
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店頭でタイトルと福岡伸一絶賛の帯に惹かれて購入。ダンゴムシやタコの行動を探る装置設定と結果の解釈は興味深く読めたが、肝腎の「心」の定義にやや納得できない面あり。