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仏教漢語を単に原典からの解説だけにしないところが筆者らしくていい。インド→中国→日本への言葉の伝来というよりも変遷として扱うのが楽しい。「寺」に追いやられたしまった「持」の立場のなさがおもしろい。
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わかりやすく、読みやすく、楽しかった。
呉音、漢音、唐音がわかりやすい。ちょっとしたうんちくが語れそう。
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仏教「漢語」なので、仏教語の解説と、中国でのもともとの漢字の意味や漢詩での使用例、日本での使用例、変遷など。純粋な仏教語の解説かなと思ってたのでちょっと違いました。仏教語は呉音読みなんですね。
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日常の中に溶け込んでいる仏教由来の言葉について平易に解説された本。でも中身は濃いと感じた。1語について4頁程度で解説されているが、語源のサンスクリット語、呉音、漢音への変化への解説、語に因んだ話などが盛り込まれ、考え考え読み進んだ。引用の豊かさに著者の豊かな知識の一端に触れることができる良いな気持ちになるのも楽しい。落語や夏目漱石の引用が多いのは著者がお好きなのか、漱石が近代日本語に果たした役割の大きさゆえか。枕元においてゆっくり噛みしめるようにして読んだが、これからも折々に読み返したいと思う一冊。
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●「玄関」など意外な言葉が仏教由来だったりと、日常的に用いる日本語の由来を知ることができて面白かった。