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ビブリア古書堂の事件手帖 1−2 栞子さんと謎めく日常 みんなのレビュー

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みんなのレビュー1,131件

みんなの評価4.0

評価内訳

1,131 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

全面的に評価UPです。これはいい。

2018/11/07 22:39

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビブリア古書堂の事件手帖1を読んで、少し様子見をしていた。
1は、ライトミステリーとしての楽しさが存分に発揮されている。
一方で、人物造形にしっくりこない部分があったからだ。
なんというか、心理描写に現実感が乏しいと感じた部分があった。
でも、本の出来としては良かったので、2については皆さんの
書評でチェックしていた。
なんとなくだが、1と2でどこか雰囲気が変わっているように思った。
じゃあということで、読んだところ、期待を大きく上回る出来で
嬉しかった。これならOK。大いに楽しめた。

坂口三千代「クラクラ日記」
アントニィ・バージェス「時計じかけのオレンジ」
福田定一「名言随筆サラリーマン」
足塚不二雄「UTOPIA最後の世界大戦」

これら四冊の本で、各章を構成している。
このうち、クラクラ日記は、プロローグとエピローグで使われている。

著者によるあと書きで、物語はようやく本編というところとのことだ。
納得である。1では、ヒロインの栞子さんが入院していて
安楽椅子探偵を務めていたが、2は退院後に古書店での業務に
戻っている。探偵役は相変わらずだが、動きが出て読みやすい。
書店員の五浦との二人三脚が、しっかりしてきている。

「クラクラ日記」、「時計じかけのオレンジ」、「名言随筆サラリーマン」が
気にいった。「UTOPIA最後の世界大戦」は、伏線がはらんでいる
気がするので、まだまだ目が離せない。

「時計じかけのオレンジ」は、読書感想文にまつわるものだ。
私は、感想文に苦しんだ記憶があるので、堪能させてもらった。
いやあ、格好いい文章だ。
謎解きのトリックは評価が分かれるかもしれないが、
私は感想文を書いた人の心の動きに目を奪われた。
嫉妬か自意識か判然としないが、そんな心の揺れは、
読んでいてドキドキする。

ただし、この章の最後のエピソードは、見え見えだったし、
蛇足に感じた。1から感じる違和感は、こういった出来過ぎの
不自然さから発生しているように思う。
私にとって、そのサービスは過剰だった。
ちょっとしたことなのかもしれないが。

細かいところでいくつか気になる所はあるものの、
栞子さんと五浦の物語を大筋で楽しんでしまった。
心理描写も、栞子さんと五浦らしい自然な積み重ねで、
読んで良かったと思う。絶賛してもいいくらいだ。

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紙の本

人気シリーズ第二弾

2012/02/08 01:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

個人的には『時計じかけのオレンジ』のお話が面白いと思いました。古書をあつかう小説ですが、「語り」の人物が本を読めないという設定なので、普段は読書されない方でも、とっつきやすいシリーズではないでしょうか。反対に、本読みの玄人さんには、心理面の描写など、ちょっと物足りないかもしれないですが、読みやすく、分かりやすい文体・展開がとても良いと思います。
続巻が楽しみです。

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紙の本

早く続きが読みたいシリーズ

2012/01/27 19:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまちゅう - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ2作目で、ようやく本編とのことで、まだまだ謎が多い作品です。新刊、新古書では味わえない古書の話は新鮮でした。貴重で入手不可能そうな本のタイトルの中で数冊読んでみたいものが出来てしまいました。1話完結で本の持ち主の思いを読んでいると、1冊1冊を大切にしたいと思う気持ちが強くなります。続編が楽しみです。

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紙の本

心にやさしいミステリです。

2012/01/24 02:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しろくましんくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)』の続編が本書にあたるのですが、実は私、前作も、本作も地図を片手に読みました。
 舞台は篠川栞子さんが店長をつとめる北鎌倉にあるビブリア古書堂で、そこに持ち込まれる持ち主の秘密をかかえた古書と人とのちょっとしたミステリです。残念ながらビブリア古書堂は実在していませんが、登場人物に関係する場所などがみんな実在していて、地図で確かめられるんです。そして、私は鎌倉にある学校へ通っていましたので、いわば、鎌倉や北鎌倉、大船は庭のようなものですし、親戚のいる藤沢近辺もよ~く知っていたため、懐かしさ+イメージもしっかり頭に入って、楽しさ倍増でした。もちろん鎌倉をご存じではない方も、ちょっとした観光マップとして本書を持って、鎌倉を楽しんでいただくのも良いのではないでしょうか。
 また、少年期の経験から本が読めなくなってしまった古書堂の店員の青年・五浦大輔くんも古書と悪戦苦闘している姿が、ほほえましくもあり、本には人一倍情熱を燃やすのに、人見知りの店主・栞子さんの心もなごんでいく姿があたたかで、登場人物みんなが織りなすやさしさが、ほっとさせてくれる1冊だと思います。
 こてこてのミステリではありませんが、心にやさしいミステリの本です。

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紙の本

ラノベの典型的なヒロインであるようなのに、結構黒い。でもってそこがいい。

2012/01/09 20:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古書をめぐるミステリーの2作目。
 前作で、絵にかいたようなヒロインでありながら結構黒いと思ってた栞子さんは、やっぱり黒かった。
 というか、この黒さがむしろ魅力。

 そう、天然であったり無邪気、そして聡明というだけでは、本の魅力は語れないのだと思う。本のもつ毒とか魔力とか、そういうものを語るためには、あえて物事をフクザツにしてみたり、いい人であるように見せながら希少本を手にいれてみたり、そういう策略が必要なのだ。
 そういうことをしてしまうほどに、本は魅力的であり、その魔力に栞子も、そしてその母親もとりつかれているのだ思う。

 栞子と、同じような容姿をして、同じように本に対しての洞察があったという失踪した母親。
 この先のキーパーソンになってくるんだろうなぁ。

 ともあれ、2の方がすごく面白かったです。
 ベストセラーになったもの、納得。


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紙の本

ときどき読みたくなるシリーズ初期の作品。

2020/07/18 00:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

古書店を舞台に、古書を巡るミステリー。シリーズ1作目とともに、時々再読したくなるシリーズ2作目。特に、本作で取り上げられている本のセレクションがいい。坂口三千代「クラクラ日記」、アントニィ・バージェス「時計じかけのオレンジ」、福田定一「名言随筆 サラリーマン」、足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」。
おとなしげなキャラ立てのヒロインなのだが、その素晴らしすぎる推理の過程はかなり痛快。

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電子書籍

栞子さんのお母さんって、いったいどんな人・・・

2019/12/07 18:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miki - この投稿者のレビュー一覧を見る

栞子さんとお母さんの謎めいた関係がこの物語のひとつの柱になっていますが、お母さんがどんな人なのか、それが良くわかるエピソードが古書を通して紹介されます。
お母さんは大嫌い、でも、彼女がどうして家族を捨てたのか、今何を考えているのか、知りたくて知りたくてたまらない、という気持ちが、読み進めていくほどに切に伝わってきます。
前作に続き、栞子さんと大輔君の恋愛模様もほほえましく、これもまた大好きな作品です。

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電子書籍

衝撃的な結末

2016/12/19 05:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Link - この投稿者のレビュー一覧を見る

別に刺激的なストーリーという訳ではないのだが、栞子さんの理路整然とした推理にはつい感動してしまったし、そこから導かれる本にまつわる物語も、光と影が入り交じったような、何ともいえないシリアスさが胸に突き刺さるものだった。

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紙の本

秘密の扉を開くための手順

2015/08/25 10:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

色々あって、結局、ビブリア古書堂に再就職した五浦大輔は、店長の篠川栞子のもとで仕事を覚え始めていた。互いが互いのことを意識しているのは確実なのだけれど、特に関係が進展するということもない。
 そして今日も、本にまつわる謎がビブリア古書堂へと持ち込まれる。アントニィ・バージェス「時計仕掛けのオレンジ」(ハヤカワ文庫NV)の感想文を書いた小菅奈緒の妹・結衣についての謎。五浦大輔の昔の彼女である高坂晶穂の父が残した福田定一「名言随筆 サラリーマン」(六月社)にまつわる親の思い。査定中の本を置いたまま消えてしまった客が告げた、足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」(鶴書房)に関する過去。そして、篠川栞子の母・篠川智恵子が残した坂口三千代「クラクラ日記」(文藝春秋)。

 前巻よりもこちらの方が、柱となるストーリーがある分、ずっと好みだ。本に魅了され、本を憎み、しかし本を捨てることもできず、普通の生活の方を犠牲にする。そんな、一般的な感覚から見れば異常な、しかし本好きには理解可能な考え方を持つヒロインを、比較的中立的な立場の主人公が追いかけることで、その奇妙な世界が徐々に明らかになっていく。
 そしてその過程の積み上げが、短編の構成とぴったり一致していて小気味よい。まあ、あざとすぎるという見方も出来なくはないけど。例えるならば、秘密の扉を開くために、主人公が順番に鍵を手に入れていくという様な演出なのだ。

 それにしても、自転車で何十キロも走りまわって本を買いに行くとか、あまりにも懐かし過ぎる感情だ。

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紙の本

一気読み

2013/02/04 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作も面白かったけど、今作も期待を裏切らない。
一晩で一気に読んでしまった。
古書店は立ち寄りにくいイメージだったけど、この作品に触れて行ってみたいと思った。

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紙の本

面白い

2012/09/13 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:suzu - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は家族についての話題でした。やはり、家族はいいものだと思いました。

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紙の本

2作目にしてこのクオリティ

2011/12/27 09:56

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作を読んだ時は、こんな面白いテーマをよう見つけたものだと感心したもの。物語の締め方からして、これはきっと続編が出るだろうなと期待していた矢先に出たのが、本作。期待は高まるけれど、そうそう面白い物語を紡げる、簡単なテーマではないとも思う。だから半分くらいの期待で突入した物の、今回も十分面白いストーリーで大満足。どうやら「前作が人気だったので急きょ続編を」という感じでは無く、大きな物語が出来上がっていて、それを何冊かにまとめて発行していくと言う感じなのか。それなら今後さらに続編が発行されたとしても、本作以上のクオリティを期待できる。実際本作の終わり方も続編を感じさせるものがあり、次作も非常に楽しみだ。
さて古い文学作品の誕生にまつわる逸話や、その本その物が辿ってきた道のり。そこにドラマを見出して物語にするというのが、本作品のテーマ。使われる作品は「時計仕掛けのオレンジ」等一般的に良く知られた物から、時価数百万円とも言われる漫画作品まで様々。でもどんな本にも誕生までの物語があって、人から人に伝わって来たその間のドラマもある。改めて紙媒体としての本の魅力を感じられる、本好きがさらに本が好きになれる、そんな短編集となっていました。今回は少々恋愛物に寄りがちになっていたけれど、硬くなりがちなテーマを、ヒューマンドラマを絡めることで読みやすく仕立ててあって好感。まぁちょっと主人公の栞子さんのキャラクタを、萌えキャラに作り過ぎな感もあるけれど、これがライトノベルと言うのなら、あえてライトノベルファンにもなってやろうじゃないかと、そう思わされた一冊でした。

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紙の本

面白く、そしてまた貴重な作品

2012/01/26 20:23

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビブリア古書堂の店主である栞子が、退院して戻ってきた。まだ慣れていなく悪戦苦闘する大輔を見守りながら、彼女は再び古書堂を営んでいく。そこに持ち込まれる本の中には、さまざまなエピソードを持ったものや、持ち主の想いが詰め込まれたものもあった。大輔と栞子は、本に隠された謎のひとつひとつに迫っていく。「ビブリア古書堂」シリーズ2。

この作品は、プロローグとエピローグとほか3編から成る。プロローグとエピローグは、栞子の母に関する話だ。彼女の「クラクラ日記」という本に対する切ない想いに胸を打たれた。3編の話も、本当に面白い。「時計じかけのオレンジ」という本に関するエピソードには驚いた。また、「福田定一」「足塚不二雄」の話もよかった。本の好きな人にとって、本は単なる物ではない。それは時には、その人の人生そのものになる場合もある。人と本、この関係はドラマチックなものだと思う。
本に隠されたさまざまなエピソードを読み手に伝えてくれるこの作品は、面白いばかりではなくとても貴重だと思う。もっともっとこういうエピソードを知りたいものだ。このシリーズがこれからもずっと続いてくれることを切に願っている。

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紙の本

出てくる本が読みたくなる本

2012/01/25 17:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書評王子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

三上延の大人気作「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」の続編です。
前作では漱石、太宰と有名作品を扱っていましたが、
今回は、
アントニ・バジェス『時計仕掛けのオレンジ』
福田定一『名言随筆サラリーマン』
坂口三千代『クラクラ日記』
足塚不二雄『UTOPIA最後の世界大戦』
とかなりマニアックな本を扱い、
その作品から、流れるエピソードが深く楽しく引き込まれます。
栞子と大輔の関係も、前作よりグっと深まり、
そのことで、物語の軸が多層になり、
より楽しめる作品になったのではないでしょうか。
第三弾への期待も高まる一冊です。

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紙の本

深まっていくのは

2011/11/21 22:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アヴォカド - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙も語り口もラノベ色が濃いのでどうかな〜と思いながら、キャラの造型と古本の謎で引き込まれた1巻に引き続いての、第2巻。

北鎌倉、古書店、古本に秘められた謎…。
そして普段は人と口もきけないほどの人見知りなのに、本のこととなると、目が輝き饒舌になって、本への愛が炸裂する店主の栞子さん。

今回はちょっと恋愛へシフト気味。
店主・栞子さんとそこでアルバイトする大輔の関係は、近づいているのかいないのか…と、まあお約束とも言えるハラハラですが、大輔との関わりの中で、次第に栞子さんの小学生時代や言おうとしなかった母親のことなどがわかってくる。

選ばれた本は、なかなかにマニアックであるけれど、まあ、本の謎のほうは、もうちょっと深くてもよかった気はする。

でも、なにせ深まっていくのは本の謎ばかりではないようなので、今回ばかりは致し方ないでしょう。

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