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虚空の冠 下

虚空の冠 下 みんなのレビュー

  • 楡 周平 (著)
  • 税込価格:1,62015pt
  • 出版社:新潮社
  • 発行年月:2011.10
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.4

評価内訳

9 件中 1 件~ 9 件を表示

2011/11/07 00:02

投稿元:ブクログ

新聞社新人記者であった渋沢は、戦後の混乱期に乗り合わせたボートが米国の船に衝突、沈没し危うく一命を取り留める。対米感情の悪化を恐れた政府からは事故の真相を隠蔽するように命令され、それに従う代わりに政府の中枢にパイプを得、特ダネを連発してスター記者、やがては巨大メディアの主となる。
新興携帯会社が電子書籍端末を無料で100万台配布(携帯会社への新規加入の増加でもとがとれると踏んでいる)するという計画を聞き、最大手の携帯会社・家電メーカーと組み、同じく無料配布のモデル(新聞購読の新規加入半年を条件にすることでもとがとれると踏んでいる)で対抗、勝利するが、勝利に酔う暇もなく、沈没事故の真相が暴露される。

・著作権は著者に、紙の本の出版権や電子出版権は出版会社にある。翻訳者の場合は普通、海外のエージェントに権利があり、既に出た本であったも翻訳者を変えればまた、新しい権利関係が生まれる。

2016/07/07 14:22

投稿元:ブクログ

ウィン・ウィンの関係が築ければいいのだけれど、そううまくいくわけないよね!?
新しく事業を始めるって、どれだけ先を見据えて準備したかに左右されるのだろうか?
先の先まで考えて準備しておけば怖いものナシかな。
電子書籍も利用しているが、今のところはまだ紙で読むことが多い。でも、老眼鏡が必要になったりしてきたら、大きな文字で読みたくなるだろうし、さらに電子書籍を利用するようになるかも。雑誌なんかは、読んでもすぐ処分するのだからと読みたければ電子書籍を選んでいるしね〜。
そのうち、わが家の新聞も紙版ではなく電子版になる日がくるのかな?
新聞紙は読んだ後の利用価値もあるからね〜。どうだろう?

2011/12/05 16:26

投稿元:ブクログ

渋沢はベンチャー企業と、電子書籍をめぐる戦いを始め・・・
なんか、どっちにも肩入れしたくない展開。
建て前でもいいから、大企業としての社会的責任とか言って欲しいよ。

2012/01/09 12:48

投稿元:ブクログ

モデルがあるようでないような。
なんとなく中途半端な話。


2012/01/09図書館から借用;2012/01/12朝から読み始め;13日読了

2012/01/12 17:13

投稿元:ブクログ

■もうめちゃめちゃ面白かった。イチオシ!

■過去からの回想と並行して現代の闘いが展開されていくわけで。それにしてもメディアの世界では「支持される」ことが唯一の正解だということがよくわかった。もちろん「支持」のされ方は期間や方法、目的によって千差万別なんだろうけど、カスタマーの心理まできちんと読みとって、変化し続けないと永続的な発展はないってことなんだね。

■エンターティエメントとしても面白いし、ビジネス書としても参考になったかな。

■そういえば装丁の鳥はてっきり「カラス」だと思ってたんだけど、読み終わってから「鳩」だと気付いた。なるほどね。(笑

2011/11/16 19:39

投稿元:ブクログ

前半のワクワク感が消えてしまったのはどうしてか。。楡さんの作品はスカッ!として、そこそこのリアリティがあって好みだったんだけど、読後感としてはがっかり。期待はずれ。
ビジネス展開の部分もなんか薄っぺらいというか。電子書籍を巡るトコロもゴールがすでにあって、そこに落とすにはどんなストーリーにしたらいいかを考えて動かされてるように見えてしまう。しかも、なんだその展開と考え方、と思ってしまうトコロも見受けられる(。-_-。)
キャラへの感情移入が出来ないのも、時間を忘れるような飲み込まれる感じもなく、非常に残念。

2013/03/24 18:18

投稿元:ブクログ

作者得意の戦中・戦後と現代の出来事が絡み合いながら進んでいく。
本作のテーマはメディアの新聞からインターネットへの移行という、現実に今起きている事なのだが、実際の社会の動きが激しく、作中に出てくるビジネスモデルがどうしても陳腐に感じてしまった。
ただ覇権を握ろうとする経営者達の凄みは、成功のためには必要と感じさせられた。

2011/12/24 11:40

投稿元:ブクログ

確かにエンターテインメント小説として読むならば★2つくらい。

でも、そのエンターテインメントにいききれない感じを含めて、電子書籍を取り巻く環境が複雑化していることを考えさせられた。

多分、人気作家である楡さんも、エンターテインメントへいききるか、今の出版業界に対する提言的な作品にするかの葛藤があったのだと思う。だから、ちょっと中途半端な作品になってしまったのではないかと。

若造が偉そうなことを書きました…。

2012/03/06 06:45

投稿元:ブクログ

久々に楡 周平の小説を手に取った。
初期のころは、「Cの福音」「クーデター」の作品で、朝倉恭介を主人公にして、麻薬や戦争などをテーマにスケールの大きい小説を書く人と思ってた。

この本は結構リアルな経済小説を書いてて、ビックリした。
しかも、電子出版をめぐるベンチャー携帯電話会社VSメディア界のドン。この業界にいる人間にとっては興味あるし面白い。

日本のメディアの歴史を知る意味でも面白かった。

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