投稿元:
レビューを見る
羽生善治論5割、加藤一二三論5割という感じだった。
羽生さんの事を語っているように見せかけて、ちょこちょこ自分の話に絡めるところに笑ってしまった。
羽生さんは森内さんとの相性が悪いなど、羽生さんを取り巻く棋士の話も面白かった。
投稿元:
レビューを見る
20130815 名人同士しかわからない事。素人が聞くと自慢に取られるところをそうさせないところが作者の人格なのだろう。
投稿元:
レビューを見る
天才が天才を語る。これほど贅沢なノンフィクションもなかなかない。神武以来の天才・加藤一二三九段が、羽生善治を論じるのである。ついでに自分の天才っぷりももちろん語る。羽生ファン、加藤一二三ファンならずとも、楽しめる作品である。
個人的には、名人戦の仕掛け人としていろいろ仕事してきた舞台が再三現れるのも嬉しかった。第66期名人戦第二局、森内名人の大悪手の際は、対局室のすぐ近くにあった検討室で加藤先生があげた「うっひゃー!」という叫びが、対局室に聞こえてしまうのではないかと気を揉んだものだった。
また、私の最後の仕事となった第70期名人戦第1局の名人勢揃い写真も掲載されていた。これも企画者としては感無量である。
投稿元:
レビューを見る
「加藤は沈香も焚かず、屁もひらず」の表現は笑える。将棋の世界は厳しく辛辣でそして個性豊かな集合体。
苦しい時や指し手が見えない時には相手の選択に「自由にしてください」と身を委ねる、すなわち状況を複雑にし相手の出方(他力)を利用して返し技をしかける…も凡ゆる指し手に自信がないと取れない戦法だ。実生活でもつかえるかな?!「状況を複雑にする」は!!
投稿元:
レビューを見る
非常に理路整然とした文章で分かりやすかった。
内容も古今東西これほどに羽生善治像に迫った著作はないだろう。一流棋士同士だからこそ分かることが多い上に一流棋士であれば他の棋士を論評するなどは通常ないからである。加藤一二三だからこそ書けた名著である。
羽生善治論と言いつつも半分は著者の自己称賛となっているがこれは加藤一二三であれば当然そうなる。逆に半分は羽生善治の話をちゃんとしてるということがすごい。
投稿元:
レビューを見る
羽生善治について論じているのだが、
突然自分の話になったり、自分を天才と言ったり
とにかく自己愛が凄いと感じる。
投稿元:
レビューを見る
タイトルは、羽生だけども、
内容は、ほぼ、ひふみんのお話。
読みながら、にやにやしていましたw
投稿元:
レビューを見る
文字通り、加藤一二三が語る羽生善治論。
天才が天才を語るだけあって、その内容は含蓄があるように感じた。
また、彼自身の天才ならではのエピソードもあり、興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
羽生さんのみならず要所要所で自分の自慢をねじ込んでくるのがだんだん苦痛になってくる
内容は羽生さんてすげーんだぜ?っていう本
一番興味深かったのは、羽生さんが家族と将棋をする時、いつでも好きな時に盤をひっくり返せるというルールを設けていたこと
さすがです
投稿元:
レビューを見る
加藤一二三が羽生さんについて語るんだけど、まぁ自分の自慢話もちょこちょこ。棋士が棋士について語る本とかそんなに読んだことないから面白かった。天才にもいろんなタイプがあるんだな。
投稿元:
レビューを見る
羽生さんの天才ぶりをひふみんの語りで読めて楽しかった!
ひふみんの自分がたりも好きだよ!!単純に羽生善治論を求めてる方にはいまいちかもですが、神武以来の天才の話も聞いといて損はない、はず。
投稿元:
レビューを見る
最近は 将棋の本にはまっている。
頭脳を駆使して、闘うということ。
将棋盤の上で 両者が 全くオープンで、
同じコマ数で闘うと言う ゲームのスタイル。
定跡だけでなく、創造性が要求される。
天才と言われた加藤一二三が 天才羽生善治を
語ろうとするが、そこには 人間くささが実に漂う。
『羽生善治とはいったい何者なのか』
1940年生まれなので、
大山名人、升田幸三、中原誠、谷川浩司の歴代の天才たちと
対戦しながら、その感想と 羽生善治の違いを語ろうとする。
天才とは 無から有を生み出すことのできる人 と言う。
最善と思われる指し手は瞬時に浮かぶ。
時間を使うのは、念のために考えなおし、
読み直し、再検討するためなのである。
つまり 羽生善治は 直感が7割ただしいといい。
加藤一二三は、直感が9割正しいと言う。
直感は 無心である。
困難な状況を楽しむということが、羽生善治の強さ。
努力の量と勝負の結果は別である。
イヤー。将棋って じつに 奥が深いのである。
投稿元:
レビューを見る
羽生善治論 ー「天才」とは何か
加藤一二三
2013年4月10日初版発行
2017年8月18日読了
神武以来の天才と言われたひふみんによる羽生善治について書かれた本。
となっているが、実際は「おそらく」ひふみんか好き勝手に話している内容を丁寧に文章化したものの様に思える。
話すテーマは決まっていて最初はそのテーマについて話しているのだが、話が直ぐに逸れる。
第5章の羽生の気配りというテーマなのに、冒頭この章ではちょっと羽生さんから外れて、私と激戦を広げたライバル達のエピソードを話したい。とか言ってる。
ふんだんに「ひふみん節」が炸裂した一冊。大山康晴や中原誠、米長邦雄など当時の天才のエピソードやひふみんから見た人物像は中々に面白かった。
それにしても、ひふみんが森内俊之九段との対戦で「二手指し」。連続して自分が駒を動かすこと。反則負け。その原因が森内さんが来ていたモスグリーンの背広が原因だった気がするという言葉には笑わずにはいられなかった。
投稿元:
レビューを見る
羽生善治棋聖が今期竜王戦であと一勝すると永世七冠というタイミングで読んだ。羽生棋聖について書かれているが、そこは加藤九段、自己主張も忘れない。羽生棋聖の人柄のよさにもきちんと触れているし、自分もすごいよ、というのも語られている。
投稿元:
レビューを見る
冒頭の一行目に
「かつて私は
『神武以来の天才』と
言われたことがある」
と書いてあることには
少し笑ってしまいました。
確か加藤先生は名棋士ですし、
天才であることは
間違いないです。
それは置いといて
全体的には非常に興味深く
深い内容の本でした。
私は羽生善治先生を崇敬していて
著作もたくさん読んでいます。
その羽生先生をトッププロの同業者が
客観的に分析するので
非常に興味深い。
そしてまた加藤先生の分析も文才も
素晴らしいと感じました。
理路整然で簡潔明瞭としています。
テレビでしゃべっている
「ひふみん」
と同じ人間とは思えません。
加藤先生は本当に多彩な方です。
私も将棋関係の本は
数十冊読みましたが、
羽生善治先生に関して
書かれている本として
本書が一番、優れています。
羽生善治先生について
知りたい方には
オススメする本です。