紙の本
不条理演劇の傑作
2016/12/06 10:19
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもよかったです
紙の本
ひげを生やした老人
2022/02/07 16:09
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全編矛盾だらけの終末神話、反デカルト思考、因果関係のない対称性・・・。「人生は芝居、人は役者」とはよく言ったものである。
紙の本
手ごわい作品
2015/11/30 09:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
つとに有名な作品だが、私には正直よくわからなかった。ユーモアが感じられない上、何が何だかさっぱり…。ふたりの浮浪者がゴドーを待っている。という設定は極めてシンプルだけど、ふたりの話にはオチもおもしろみもなく退屈だし、途中で出てきた農夫が下男を鞭打ったり乱暴したりする場面の意味もわからない。
ゴドーが現れないだけでなく、話には何の展開もないまま終わる。アメリカで初めて上演された時はほとんどの人が席を立ってしまったというが、さもありなん…。
投稿元:
レビューを見る
不条理文学、というのだろうか。不条理というよりはもはや理屈なんてどうでもいいレベルの話だ。
「ゴドー」という人物を待って道端にたたずむ二人の主人公。通りかかる奇妙な人物。成り立っているのかどうかもわからない支離滅裂な会話。
単行本以来の再読だったが、読んでもやっぱりよくわからない。でも理解しようとして面白い類の話ではないからこそ、人間そのものや言葉そのものの面白さを味わえる作品なのだと思う。
ゴドーを待ちながら、一緒に途方に暮れる。余計なことは考えず、それだけで十分。
投稿元:
レビューを見る
不条理とうのかどうかはよく分からないけど。
沈黙と間と絶妙な掛け合い。
いろんな解釈があるようだけど、あんまり深く考えたってどうしようもないんじゃないかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
ずっとなかなか読了できず、読みかけては放置、読み直しては放置していた本。
✴︎✴︎✴︎
苛立ちながらいつになるのかわからない時が来るのを待っている。
今なら読めるかも……。
エストラゴンとヴラジーミルをゴゴとディディと愛称で呼び分けたら、テキストが動き出した。
✴︎✴︎✴︎
じっと待っている。何を?
はじまりのとき? 終わりのとき?
神の声を? 約束が果たされることを?
約束が破られるのを?
✴︎
私たちはいつも途上で、
宙ぶらりんで、
いつまでも片付かない。
✴︎
「ときどき思うんだ、おれたち、お互い別々に、一人でいたほうがよかったんじゃないかなって。(間)同じ道を歩くようにはできちゃいなかったんだ」とゴゴは言う。
✴︎
ここにいてよいのだろうか? あなたにとって。私にとって。
違う在り方もあるのだろうか。
✴︎
読了するのが、とても寂しかった。
もっとゴゴとぐずぐずしていたかった。
✴︎
きっとこれからは迷うたび、わたしはこの本を取り出して読む。
投稿元:
レビューを見る
来るとも知れぬ「ゴドー」を待ちながら浮浪者二人の間で繰り返される無駄話。有るのは一本の木だけ。話のアクセントとなる通りすがりの主従との会話ですら翌日には否定され、何が本当か誰もわからない。随所に見られる神話的モチーフすら「解読の手がかり」とされるのを嘲笑うかのように思えてくる。喜劇とも、悲劇ともいかようにも解釈できてしまう作品。是非演劇で見てみたい。
投稿元:
レビューを見る
2013 10/21読了。四条のジュンク堂書店で購入。
有名なベケットの戯曲。タイトルのもじりとかちょくちょく見かけるので、原作を読んでみるか・・・と手にとった。
二人の乞食が救い主になるだろうゴドーを待って時間を潰しているさまを、二日分描く。
はじめ、漫然と読んでいても全然頭に入ってこなかったので、途中から登場人物の一人(ディディ)の台詞を声に出しながら読んだらめちゃめちゃおもしろかった。
これは上演されている様を見たい・・・!
投稿元:
レビューを見る
不条理演劇の代表作。
2人の男が『ゴドー』を待ちながら交わす会話が面白い。
上演の時はこの台詞を覚えるのか……役者って凄い。
解説に『「ゴドー」を「ゴッド」のもじりと解して〜』という一説がある。解説者が述べる通り、確かに魅力的な解釈だが、それに賛成するのは私も疑問を感じる。
投稿元:
レビューを見る
煉獄のループかしらと思いながら読み進める。
だが我々の待つという状態そのものでもある。暇つぶし。
しかし、言葉とテンポの面白さ、滑稽さと物悲しさがすごい。
投稿元:
レビューを見る
コメディとしての上演を考えつつ読んだ。
わたしはアダムの肋骨だけども、アダムの肋骨にも演れるかしら。
だとしても60になったらだね。
投稿元:
レビューを見る
戯曲の傑作として名高く、かねてより本書を読みたく手に取った。わけがわからないようで、わかる。つまらないようで面白いという不思議な戯曲である。解釈が無限に可能であるが、どれも真贋を得ないというものになると感じられる。実際の劇を見てみたい。
投稿元:
レビューを見る
田舎道。一本の木。夕暮れ。エストラゴンとヴラ ジーミルという二人組のホームレスが、救済者ゴ ドーを待ちながら、ひまつぶしに興じている。そ こにやってきたのは…暴君ポッツォとその召使い ラッキー、そして伝言をたずさえた男の子!不条 理演劇の最高傑作として名高い、ノーベル文学賞 作家ベケットを代表する傑作戯曲。
投稿元:
レビューを見る
何がなんだかさっぱり分からない。読む限りでは随分とドタバタ劇の様に思えるが、何れにせよストーリーの流れが分からず仕舞いで、1幕のみ読んで終了……
投稿元:
レビューを見る
ずっと、ずっと、待ち続けている。
人も、感情も、時さえもが過ぎ去っても。同じ場所で、身動きひとつとれずに。