紙の本
久しぶりに引き込まれた
2015/06/06 19:52
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投稿者:オラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近売れる本はミステリーが多いので、またよくあるストーリーだろうと期待しないで読んだ。しかし、読み続けるうちに、作品自体に引き込まれている自分に気がついた。
短編集なので、作品によっては好みが分かれるであろう。私は特に始め3編が力作であると思った。後半はちょっとあるあるネタかな?少し物足りなさが残念。
是非読んで、お気に入りの作品を見つけてほしい。
紙の本
読了3.16
2015/03/17 00:02
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投稿者:かおりん、 - この投稿者のレビュー一覧を見る
満願読了2015.3.16
評判が高すぎてちょっとがっかり感がある。ただ、どの話も共通して最後にぞっとする展開になってた。万灯が一番好きな話で、仕事に生きて気づかぬ内に仕事イコール生きることになってしまった話が考えてさせられた。。。生きるために仕事は必要やし、仕事にやりがい、達成感を感じるのは素晴らしいことやけど、気づいた時にそれ以外に何もないってむなしいな。
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短篇集であったけど、そのどれもが一味利いていて良かった。こんなに短篇が上手い方だとは存じておりませんでした。
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大人のミステリー。星新一のSSみたいな読後感。
気持ち悪いおもしろさ。
佐原成海はわたしのトロフィーなのだ。
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短編集。一番気に入ったのは米澤作品には珍しいテーマの「夜警」。結末には何ともいいがたい気持ちになりました。
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新潮から出る米澤穂信の本は、本当に暗いのばっかりだ。それにしてもこの人、文章書くの本当に上手くなったなあ。最後の「満願」は殺意の源泉のみならず、文章の美しさでも一目置いてしまう秀作。ミステリ作家でここまで文才のある人は珍しいですよ、というわけでみなさん是非とも読んでみましょう。
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大人ブラックなよねぽ!!
人生を賭けた激しい願い。
一度でも、そんなふうに願いをかけたことがあったかな。
6つの短編、どれもラストに天を仰ぎたくなるような、しかし神は、仏はきっと見ている。
「夜警」が好きですが、「万灯」が読み応えあり。
満願、満願。
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短編集。
どれも真実がわかる時に「あぁ、なるほど」となるのが実に米澤氏らしい。
ありそうな人間関係と実話なのかと疑うほどの信憑性あるストーリーが魅力。
特に、最初の夜警の話が一番良かったな。
長編と思って手に取ったら短編だったから、少し残念?でした。
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6つのミステリー短編。どの作品も短編ながら読み応えがあって面白かった。ほの暗い哀愁ある終盤の展開は余韻もあり秀逸。個人的には後半の三編が好み。これだけ濃い短編であればもっと読みたくなる。長編も期待してます。
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どの話もほの暗くどんよりとした世界に引き込まれてとてもよかった。
「夜警」がいちばん好きかも。「万光」も良いんだけど、既に他の文庫で読んでいたので単行本には入れないで欲しかったなー。
そしたら★は5つだった。
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どういう展開になるのかは分からないけど、「こいつが実は悪い奴だ。」ということだけは分かっちゃいますよね。黒澤穂信作品だからね。
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6つの短編はどれも、みっしりと中身の詰まった、骨太な作品で、読み応え十分。
帯に「巧みな心理ドラマ」とあるが、まさしく手に汗握るような心理ドラマが繰り広げられている。
どの作品も苦く、ほの暗い。
しかし、読後感は悪くない。
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『儚い羊たちの祝宴』や『追想五断章』が面白かったので、正直期待しすぎたようです。
オチが予想できてしまうもの、予想できなくてもあまり驚くオチではないものばかりで、トータルとしていまいちでした。
すごく嫌な意味で印象に残ったのは『柘榴』。とても不愉快なオチに最悪な気分。これが継母相手なら、多少違う印象だったかもしれませんが、どのみち厭な話。でも、女(=娘)が怖いというより、得体の知れない父親の方が余程不気味。あの父娘関係がいつまで持続するかは気になるところですが(結局、作者の術中に嵌ってる⁇)。
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ミステリー短編集。
「万灯」が一番面白かった。
冒頭に書かれている「思いも寄らない存在」が何なのか。全てが計画通りに進んでいたのに、それが最後に主人公を脅かす。
「関守」は最初ホラーなのかと思ったけど、やはり最後はミステリーとしての結末があり、そういうことかと納得。
他の話はあまり印象に残っていない・・
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米澤穂信の作品は『古典部シリーズ』や『小市民シリーズ』しか読んでいないので人が死なないミステリーという印象しかないのだが、この作品は良い意味で裏切られた感じがする。古典部・小市民シリーズのようにふわふわした作品ではなく、後味や胸糞の悪い作品の詰め合わせでゾクゾクする。しかし、後味や胸糞が悪いが最後は狂気でありながらも美しいという作品もある。ブラックでありながらさりげなく甘みもある。いろんな側面を見せてくれる作品である。前半の3作品が好き。その中でも『柘榴』はすごく好き。米澤穂信ってこんな作品も描くのか。