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荻原浩さんの短編集
短編はサクッと読めるけど味気なくてやっぱり苦手。
最後でそれぞれの話しに繋がりが出てくるのかと期待していたけどそれも無く、完全なる短編集…
残念❗️
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仕事や暮らしに手を抜かず、来た球は確実に打っていて、
それでも失ったものの大きさに、やわらかく絶望する。
だからと言って「諸行無常」観を描いているのでもなく、
人生の悲壮感を男性目線で淡々と描かれた小説。
その年代になったら、読み返してみたい。
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死んでしまった人、別れてしまった人や別れてしまいそうな人(?)との思い出や後悔を綴った短編集。
誰しもにひとつはあることですが、切実だったり気楽だったり違うテイストの切り口で描かれており、重いテーマですが思ったよりすっきり読めます。
自分に辛かったり後悔する別れがあるかないかで評価が別れてしまう作品かもです。
2014・04
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身近な誰かを亡くして過去を想う短編集。
人の死に触れると
どんな形で亡くなったにせよ
たらればを考えてしまう。
それを少しでも減らすためにも
人との繋がりを大事にしないとだ。
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【収録作品】トンネル鏡/上海租界の魔術師/レシピ/金魚/チョコチップミントをダブルで/ゴミ屋敷モノクローム/胡瓜の馬/月の上の観覧車
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8つの物語から成る短編集。
喪失感、郷愁、哀愁、憂い。
必ずしもマイナスではないけれど、決してポジティブでもない、
そんな感情に包まれた主人公たちのそれぞれのお話。
明るくて元気が出るようなものが読みたい時に選ぶには違う。
ちょっとしんみりとした、でも、この本の雰囲気に引きずり込まれない
程度の強さは残しているような時に手にして欲しい。
どれも波の少ない話だし、ちょっとファンタジックな要素もあるけど、
どちらかというと現実的で、すぐ近くにありそうなものばかり。
個人的には『金魚』と『胡瓜の馬』が好きだったな。
それらにしても、イチオシ!として誰かに薦めるほどではないけれど。
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悪くはないのだけど、どれも乗り切れず、、、
1番好きなのは「レシピ」
これはよかった。
食事とそれにまつわる思い出たち。
食って、記憶と密接に関わっている。
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喪失がテーマの短編集。
笑いはなし。思わずクスッと笑ってしまうような荻原さん独特の言い回しも封印。
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人生に二週目があったらという気持ちはよくわかる。
これまでたくさん迎えてきた分岐点。
あのとき違う選択をしていたら、どうなっていたのか。
きっとだれもが一度は思うことだろう。
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人生は観覧車と同じで二周目はない。将来に夢を抱いていても、辛い過去を振り返っても、先送りも出来なければ、巻き戻しも出来ない。そして勿論、二周目はない。
今を大切に生きようってベストな選択をしたつもりでも、成功よりも失敗が多いような気がする。
生きていくことは難しい。でも、志半ばで生を喪った人たちの分も、生かされた人間は懸命に生きていかなければならない。たとえ一周だけの人生でも、その一周が貴重なのだ。
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過去を振り返りながらも、未来へ向かう物語がつまった短編集。
萩原浩さんの作品は初めて読んだけれど、設定が巧妙で展開が素敵だなと感じた。中でも自分でまとめてきたレシピを振り返りながら、過去の恋人との思い出を思い出す作品は、時代の移り変わりを料理のメニューで表現していて、新鮮だった。
【2014.11.19】
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月と観覧車が起こす奇跡の出会い。前半のいくつかの短編は胸がグゥーっと苦しくなるような感じがしたけれど、読み終わってみれば心は温か。解説の冒頭の数行に激しく納得。
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人生の折り返し地点を過ぎると、人は過去を振り返りたくなるのかも。
あの時…あの人と…
誰もが過去を思う時、頭をよぎることではなかろうか。
そんな物語が短編集として綴られている。
どれも心の奥に響くのは、私も折り返し地点を過ぎようとしているからなのかもしれない。
2017.12.11
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1話目、「トンネル鏡」読んで、中年男性が主人公の半生の反省の話だったけど、ああ、いまのわたしには合う気がする、と思った。田舎を出て東京であくせく働いていろいろ大事なものを失くした、という話。
2話目、「上海租界の魔術師」はかなりぐっときた。ぼけたお年寄りの相手は常日頃するけれど、大変さの中に、かぶりものが無くなったその人の人生や思いに肉薄してぐっとくる瞬間がある。その繋がりの感触をベースに読んでると、背景に戦前の上海のきらめく幻燈を映して、自由の効かなくなっていく手で手品を演じるマジシャン爺さんのラスト・ショーを見ているみたいだった。
どれもどこかに共感を覚えながら読んでいたんだけど、「ゴミ屋敷モノクローム」は後半涙が止まらなかった。
捨てられないほど大切で、でもその喪失と向き合うことなど到底できないような日々があったということは、幸せなのか、不幸なのか。
短編集のテーマは「喪失」らしい。失ったものがあることを自覚している人間には、どこかしらに刺さる部分がある小説だと思う。
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ん〜、悪くはないけどいまひとつ。ところどころジーンとくるシーン、ズシンとくる会話はあったけど、思っていたほどではなかった。それでも一気に読んでしまいました。表題作のほかにレシピと魔術師が良かった。